GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

お散歩大好き

2006年04月24日 | 日記・コラム

 なんてーか、歩くのが好きです。

 仕事帰りには毎日必ず3駅分歩いているし、出張先でも毎晩夜の町を闊歩しています。天気のいい、ポカポカ陽気な日になると、体がウズウズして、i-pod片手にあてもなくブラブラしたくなるのです。

 歩いていると、歩くという動作に意識が向くせいか、イライラがちょこっと薄れたり、暗ーい気分が弱まったり、聞き飽きていた音楽がちょっと名曲に聞こえたりします。ほどよいプチトランスというところか。歩き終わったあとも、運動したことに対しての満足感や、心地よい疲労感、そしてなによりもご飯がおいしい。

 ここ最近では、彼女にフラれた日、気持ちに整理がつかず、このままじっとしていては、マイナス思考のループにおちいるであろうことが容易に想像できたため、帰りの電車を途中下車し、家までの道のりをひたすら歩きました。

 このときの歩行距離、約25キロ。正直、これだけ歩いてヘトヘトになっておくと、少なくとも次の日の朝程度までは、余計な思考に走る余裕がなくなり、ネガティブな感情なんかの、一時的な遮断に役立ちます。

 また、3年越しの片思いにケリをつけるべく告白してフラれた日には(こんなんばっか)、やはりその場所から、およそ10キロ歩きました。真冬だったので、先の件よりは頭が冷えるのが早かったのだろうか、あまりひきずることはありませんでした。

 今日などは、出張先からの仕事帰り、あまりのポカポカ陽気に、これは外を歩かないともったいない、と、嵐山から京都駅まで歩きました。JRの駅で6駅、およそ12キロを約3時間かけて走破、というか歩破。このパターンの場合、最初は一駅程度の目標で歩きはじめるわけですが、気分が乗ってくると、ついつい目標が延びてしまい、ふと気づいたときにはかなりの距離になっていて、ああ、今ここで歩くのをやめたら、次にまたここまでの距離を歩くチャンスは当分ないかもしれないな、との考えが頭をよぎり、ならいっそここで新しい記録を更新せねばもったいない!…という、遠謀、のようで短絡的な思慮に到達します。

 ふと。今のご時世、不景気のせいで、時間あたりに対する給料や賃金は減少の一途をたどっているわけで、これは見方を逆にすると、お金よりも時間の価値が高くなっている、とも解釈が可能と思われます(そうかなあ)。そんな大切な時間を、これだけ無駄遣いするというのは、ある意味すごく贅沢で、男らしい行為といえるのではないだろうか!(ダンダン!)←机をたたく音

 ………こんなだから彼女できないのかなあ(ぼそぼそ)。

 

病気とケガ

2006年04月13日 | 日記・コラム
 
 小学生低学年のころ、一生分の病気やケガが襲い掛かってきたような時期がありました。

 入院も繰り返し、血管が見つかりにくいという理由で手の甲やくるぶしに点滴を打たれたこともあります。検査と称し、背骨に注射を打たれたときは、痛みよりも、圧迫感というかドスンという衝撃が全身を突き抜けた気がしました。

 同級生がふざけて振り回した傘の先が右目を直撃、病院に搬送される途中、付き添いの担任の先生が言った「あー、ぐちゃぐちゃになってるさあ(沖縄弁)」の一言は今も忘れません。

 大分の祖父母の家に泊まっているとき、意識不明になり全身が痙攣、救急車で運ばれるなんてことも、今ではいい思い出…、って意識なかったから全く覚えてないっての。

 また、小さいころからのアトピー性皮膚炎(軽度)のせいで、一部見た目の悪い傷痕(あと)なんか残ってて、アレの時に女の子から隠すのが大変で、そのうちひとつはおでこの真ん中、くぼみができていて、実は三つ目の名残なんだと嘯いて、冷たい目で見られることしばしだったり、背中からなぜか10センチくらいの毛が1本だけ生えてたり(これは違う)。

 んでもって、生まれながらにして軽度の喘息持ちなので、前歩いているおっさんが、歩きタバコでもしようものなら、正直殺意を覚え、ましてやカラオケルームみたいな密室で、断りも無く喫煙する輩には、髪の毛ひっつかんでテーブルの角に何度も何度もたたきつけ、泣きわめいても、血まみれになっても、無表情のまま黙殺、瞳孔がひらく一歩手前まで繰り返す、ような妄想にひたることしばし。よそで吸うのはOKなので、ガンガン、プカプカ、税金をしっかり納めい。

 でも、まあ、それなりに元気に育ってますよ。お父さん、お母さん、ありがとう。

 そんな、13日の金曜日生まれの管理人の今日このごろ。



K-1とPRIDE

2006年04月11日 | 日記・コラム

 最近(2006年4月現在)よく友人から、K-1とPRIDEとプロレスの違いなんかを聞かれます。いちいち答えるのがめんどくさいので、ブログに書くことで、説明と宣伝とをかねることに。頭いいなあ。

●K-1
立った状態でパンチとキックだけを使って戦う
・ボクシングみたいなグローブを使う。
・相手を投げたり、倒れた相手を攻撃してはダメ。
・相手を決められた回数KOすれば勝ち。KOとは、頭部やお腹や足を攻撃して、立てなくすること。
・有名な選手は、魔裟斗(まさと)、武蔵(むさし)、山本KID、須藤元気、ボブ・サップ、曙、ボビー・オロゴンなど。
・たまに、投げたりしてもOKな、PRIDEそっくりのルールの「HEROS」という大会をやることがある。

●PRIDE
・パンチとキックだけでなく、柔道みたいに投げたり、投げた後に馬乗りになって殴ったり、関節をひねったりしていい。一見ケンカぽい
・指先が開いた、つかみやすいグローブを使う。
・パンチやキックや投げで相手をKOしたり、関節をひねって参ったさせたら勝ち。
・有名な選手は、桜庭和志、ヴァンダレイ・シウバ、ミルコ・クロコップ、吉田秀彦など。

●プロレス
・だいたい何をやってもいい。反則も5秒までならOK。
・相手の肩を地面につけ覆いかぶさり、3秒経過したら勝ち。
勝敗は試合前に打ち合わせをする。(一部そうでない試合もある)
・勝敗よりも、客を盛り上げる事に命をかける。そのため、危険な技をあえて受けるため、とてつもない努力で体を鍛える。
・勝てばいいだけのK-1やPRIDEと違い、エンターテイナー的要素も必要。
・大の大人がパンツ一丁で命をかけてシナリオ通り殴り合う。この現実ばなれ感が、時にすさまじい奇跡を起こす。

 ちなみに、プロレスにはたくさんの団体(グループ)があり、それぞれ独自の大会を行っています。

新日本プロレス…アントニオ猪木が作った。有名な選手は長州力、蝶野正洋。
全日本プロレス…ジャイアント馬場が作った。武藤敬司。
NOAH…日本テレビが週一回放映。三沢光春、小橋健太。
ハッスル…ド派手な演出、ショー的要素が強い。小川直也、レイザーラモンHGのハッスル軍と、高田総統率いる高田モンスター軍が抗争中。
ドラゴンゲート…若くてイケメンな選手が多く、半分以上が女性ファン。
大日本プロレス…有刺鉄線や画鋲、蛍光灯などを使った血みどろな試合が特徴。
マッスル…死人が出たり(もちろん演出)、ボーリングで決着をつけたり、三国志の武将が試合をしたり、試合中スローモーションになったりと、全てがはっちゃけているカルト団体。公式サイトのムービーは必見。

 …そんなところでしょうか。

 以上、知ったか初心者による、初心者のための解説を終わります。




夢幻紳士

2006年04月10日 | マンガ

 本日のご紹介は高橋葉介著『夢幻紳士』シリーズ。

 漆黒のスーツに身を包んだ不思議な青年<時には少年>夢幻魔実也(むげんまみや)の神秘的な日常を描いた作品です。

 1980年代前半ころに『マンガ少年』(※手塚治虫の『火の鳥』なんかが連載されていた伝説の雑誌)に登場したのを皮切りに、設定や媒体を次々と変えながら、2006年現在も未だ続いているカルトシリーズです。

 設定は、大きくわけると2パターンで、「少年探偵」夢幻魔実也(女装趣味)が帝都を舞台に活躍する「冒険活劇編」(通称“すちゃらか編”ともいうらしい)と、クールで神秘的(かつ女たらし)な「青年」夢幻魔実也が猟奇的事件の数々に対する「怪奇編」とがある。一般的に知られているのは後者の方か。どちらも戦前の東京が舞台です。

 なんせ20年前後続くロングシリーズのため、設定や画風など変遷っぷりは、意識されたものも自然と変わったものも含めて、全く違うマンガの印象すら受けるが、他に類をみない不思議な魅力は、どことなく共通しています。

 筆で書かれたような(実際ペンより筆を多様しているらしい)独特の画風や、どことなく懐かしい、昭和初期を思わせるレトロモダンな舞台で繰り広げられる、猟奇的でシュール、クールなくせに時にはあたたかみすら感じるストーリーは、どことなく不思議な読後感に襲われます。

 そもそもこの作品に出会ったきっかけは、○○がファンだったので、つられて買っただけだったのだけど、いざ読み始めると、そういう事を抜きにしてはまってしまった。

 話によっては多少あたりはずれもあるけど、管理人は、お金を払った全ての物に対して、意地でも満足するよう自己暗示をかけるのが得意なので、正直言ってノー問題を断言します。

 神秘的で華奢で美形で気まぐれで女好きで愛煙家で常にクール。ある意味女性から見た男性の理想像のひとつの形であろう主人公の設定は、やはりというか、熱狂的な女性ファンを多数輩出しています。

 かくいう管理人がイラストもどきを描くようになったのは、自分の作り出した作品で、女性の心に何か残せれば、というスケベ根性が原因で、そういう意味では、この夢幻魔実也というキャラクターは僕にとっても、形は違えど、ある意味「理想のキャラクター」と言えるような気がするとか、しないとか。

 現在、怪奇編、冒険活劇編、マンガ少年版、逢魔篇、幻想篇などが入手可能。ギャグからホラーまで、尋常でない設定の振り幅っぷりを楽しみたい人は別ですが、初めての人には、最近刊行されたばかりの『幻想篇』『逢魔篇』『迷宮篇』3部作なぞがおすすめです。


高橋葉介ウヱブサイトhttp://yousuke.mysterious.jp/