GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

静電気

2006年11月26日 | 日記・コラム
 静電気。

 冬場の乾燥した時期に起こるこの現象のため、びびりの俺は、この時期常にテンション3割落ちくらいを強いられている。

 静電気自体にはたいした害がないとはいえ、そのショックたるや、打ち身や擦り傷などとも違う、嫌~なテンションになってしまう厄介なものです。

 体に溜まる静電気のほとんどは、靴や体が、地面やイスなどから離れる瞬間に発生しています。またこの時期は、気候や暖房のためにいたるところが乾燥していて、帯電する静電気の量も半端ではなくなっています。

 先日のブログで出張先での話を書きましたが、宿泊先で一番憂鬱を感じるのは、ホテルの部屋に入室するときです。ホテルの廊下はほとんどが絨毯ぽい素材で、少し歩くだけで靴との摩擦が生じ、大量の静電気が体に蓄電されます。さらに暖房がガンガン効いているので乾燥まみれ、そしてあろうことか、ホテルの部屋のドアノブは、大抵金属(しかもいかにも導電しそうなやつ)でできています。人間発電所ブルーノ・サンマルチノもびっくりです。もう、ドアノブを触ること自体、なにかの罰ゲームかチキンレースの様相を呈しています。

 そこでかかせないのが静電気除去グッズ。ポケットに入れておくカードタイプ、腕にはめるリングタイプなどいくつかあるが、僕がおすすめなのはキーホルダータイプのもので、それを中継して金属などに触ると、それを伝わりゆっくりと静電気が抜けていってくれるというもの。昨年は大変お世話になり、おかげでパチッと来たのはシーズン通して2回だけでした。とはいえ、ことあるごとにキーホルダーを取り出して金属に触りまくっていた姿は、ある種病的にも見えたでしょうけど。

 車に乗るときも静電気に悩まされます。一番の原因はシートから離れる際の摩擦です。先のキーホルダーは、静電気が抜けている間マークが表示されるのだが、そのマークが消えるまでに一番長くかかるのは、このシートとの摩擦のとき。車を降りてからドアを閉めるまでの間、異性に告白するときに匹敵をするくらい、俺の心臓は波打っています。

 このままでは、ますます寿命を縮めかねないので、対処法をネットで発掘しました。シートを離れる際、車の金属部に触れ、その上で立ち上がります。こうすると、シートとの摩擦で発生した静電気は、順次少量ずつ腕から金属に流れていきます。このため、大量の静電気が一斉に流れ出すことによって起きるパチッと感が軽減されるのです。これを実践して以来、車での静電気による被害は減少している気がしています。

 どこぞの雑誌の編集後記に書いてあった、駅の券売機で静電気がスパークして、指が血まみれになったという逸話は、その信憑性はともかく、俺の心に大きな影を落としています。

 ノーモア静電気。



出張先中の裏技

2006年11月26日 | 日記・コラム
 先日群馬県は高崎に出張してきました。

 あくまで仕事なので、特筆すべきことはなく、ましてや、一昨年の春、ここで見た桜があまりに綺麗で、思わず彼女に写メールを送った時の事なんかを思い出して、ちょっとヘコんでいる、なんてことはありません。

 泊りがけの出張の数を数えると、年間に約30回といったところでしょうか。当初は要領を得なかったいろいろなことが、最近ではコツもわかり、長期出張も苦にはならなくなってきました。

 まず、最初に確認しておくのが、宿泊先の冷蔵庫の有無。これがないと、牛乳やお茶の買いだめができず、1日あたりの食費が苦しくなってきます。低所得者には死活問題です。晩御飯も極力抑えるべく、得意先の誘いも極力断るようにしています。

 毎日のように飲みに行くサラリーマンがいますが、居酒屋に行けば、1回の食事で最低でも3000円、多いときには5000円は使っているでしょう。家で家族が食べている食事を考えれば、まともな神経なら使えない額です。仕事のため、結果家族のためとのたまうが、実際行っている事といえば、同僚の悪口、根拠のない展望の独演会、そこにいない女性社員に対する下ネタトーク、最近行った風俗の情報交換などなど。

 先日なんか、女性社員の性癖を勝手に予想してイヒイヒ笑ったり、身体的特徴をバカにして大笑いしたりと、あまりに低レベルっぷりを見せつけられ、思わずテーブルを蹴り上げるところでした。この数千円で、家族をファミレスに連れて行ったり、数回分貯めて旅行に行ったほうが、どれだけ有意義かわかりません。

 おっと脱線。

 この時期(冬)の出張で気をつけたいのが、ホテルの部屋の乾燥です。暖房による乾燥で喉を痛めでもしたら致命傷。しかし暖房を消すわけにはいきません。そこで、浴槽にお湯を溜めて、ドアを半開放しておくのが有効です。さらに、ハンドタオルを半分お湯につけて、半分を浴槽外にたらしておくと、なお効果的。いつでも飲めるようペットボトルのミネラルウォーターも枕元に置いておくべし。

 ホテルついでに言うと、最近多いのが、カギについているスティックを、室内のホルダーに挿すことで、部屋内の電源が入るシステム。恐らくホテル側の節電を目的としたものでしょうが、晩御飯や気分転換に、ちょっとだけ外出したいというときに困ります。カギは持って出ないといけないので、ホルダーから抜く必要があり、もちろん電源が切れるため、戻ってきたときには部屋が冷え切っています。そこで活躍するのが、備え付けのボールペンや歯ブラシ。下の写真のように挿しておけば、スティック変わりに認識され、部屋を出ても暖房はついたままという塩梅です。ホテル泣かせではあろうが、健康には変えられないので、お試しあれ。





 あとは、仕事が終わってから、就寝までの時間のつぶし方が重要です。彼女と電話できれば最高だし、以前そのためにドコモからauに変えて、家族割や指定割を駆使して、月額9000円の基本使用量で30時間無料通話できるプランを編み出したこともあったような、なかったような気がするけど、今は彼女がいないので、ホテルのそばをひとり散策します。

 映画館があればラッキーで、快適な時間つぶしができます。本屋やコンビニで立ち読みという手もあるが、前者は閉まるのが早いし、後者は種類が少ない。あとは漫画喫茶か。最近流行っているヒトカラという手もあるが、ちょっと勇気がないので断念。最近はDSなどの携帯ゲームを持っていくことも多いです。長期的に見ると、こちらのほうが安くつきます。

 まあ、そんなこんなで、世間の喧騒を離れ、孤独を楽しめる地方出張万歳!と強がっってみる、ある雨の日の夜。

 押忍。


休日のやり過ごし方

2006年11月23日 | 日記・コラム
<青字はリンクです>

 朝9:00に起床、自転車で20分かけてパルコに行き、チケットぴあのカウンターで横道坊主の大阪ライブ(※1)の前売りを購入、整理券番号70番(※2)という微妙な数字に、ああ、こないだのライブでの先行発売の時に買ってれば(※3)、と意気消沈、気分転換にビレッジバンガード(※4)を物色、とくに目新しいものがなかったので、漫画喫茶に行き、i-podで音楽を聴きながら、『カイジ』(※5)と『餓狼伝』(※6)と『墨攻』(※7)と『男樹』(※8)を読みつつ、カツカレー(激マズ)に舌鼓、3時間で計1780円を支払い、寒さと天気のせいで休日の割には人気の無い琵琶湖岸(※9)を自転車でブラブラ、そのまま2時間ほどサイクリングを楽しみ、ブックオフで『ボーイズ オン ザ ラン』(※10)を立ち読みし、「これ、俺だ」と、どうしようもなくせつなくなって、いたたまれなくなった後、向かいのローソンでからあげクン(※11)を購入、ファミマのファミチキ(※12)の方が俺は好きだなあ、と再確認したあと、ゼナの840円で体力を充電、BEAT CRUSADERS(※13)のヘビーローテを口ずさみつつ帰宅し、17:00からスカパーPPVで『ハッスルマニア2006』(※14)を観賞、小池栄子(※15)の登場に驚き、「金太&マー」コール(※16)にちょっとひいて、ニューリン(※16)の死とHG(※17)の敗北に心あたたまり、ようやく重い腰をあげて厨房に立ち、きのこと鮭のクリームスパゲティwithアンチョビ&ライスという、グルメなのかどこぞの一人暮らしの学生かわからないような晩御飯を食べ、あーあ、明日からまた仕事だよ、と憂鬱になりながら、このブログを書いている、そんな1日。


【わかりやすそうでわかりにくい脚注】

(※1)12月23日大阪キングコブラでのオールナイトライブ。

(※2)ライブハウスが、学校の教室2個を縦につなげたくらいの広さなので、70番だとだいぶ後。

(※3)600円ほど足りずに断念。

(※4)はっちゃけた雑貨ばかり売っているクールな本屋チェーン。

(※5)博打好きな主人公が、幸福とドン底を行ったり来たりする忙しい漫画。

(※6)主人公がめったに登場しない、とうかもはや誰が主人公かわからない格闘漫画。

(※7)中国の兵法家のお話。近々実写映画化。

(※8)本宮ひろ志の描く任侠漫画。

(※9)公園として整備されている。ここに連れて行った彼女にフラレた確率100%。

(※10)仕事も恋愛も中途半端な主人公が、好きな相手の前で空回りしてフラれ、性格が最悪なイケメンで仕事ができてモテモテなライバルにその女性を寝取られ、さらにケンカで惨敗して、それでもなんとか日々をやり過ごしていく、(一部男性読者には)すさまじくクる漫画。

(※11)体に悪そうなものをあえて食べたくなる時におすすめな食べ物。

(※12)上に同じ。

(※13)メンバーがみんなお面をかぶっているバンド。「オリコン上位は居心地が悪い」といいつつ毎回上位に食い込む。

(※14)エンターテイメントの方向に針を振り切ったプロレス“ハッスル”の、年に一度のビッグイベント。

(※15)彼氏がハッスルに登場するプロレスラーのため、ハッスルへの出演が期待されていたが、事務所などの事情で前回まで実現していなかった。

(※16)ハッスルでは一部の選手に対して、攻撃と同時にニックネームをかけ声することがある。今回は金村キンタロー(愛称キンタ)とマーガレット(愛称マー)が連続で技を出すたびに、横浜アリーナの1万数千人が「キンタ」「マー」と合唱していた。

(※17)インリン・オブ・ジョイトイによく似たプロレスラー「インリン」の生まれ変わり、ニュー・インリン、略してニューリン。今回のハッスルマニアで敵のザ・エスペランサーの衝撃波で胸をつらぬかれた。生死不明。得意技はムチ攻撃。

(※18)レイザーラモンHG。レイザーラモンとはアメリカのプロレスラーの名前が語源のため、プロレス会場では自粛して“HG”としている。エスペランサーを追い詰めるが、最後は敗れた。同じく生死不明。




トゥモロー・ワールド

2006年11月19日 | 映画
 すごい作品でした。

 ストーリーを簡単に説明すると、20数年後の未来、子供が全く生まれなくなる現象が起こり、人類は滅亡カウントダウン真っ只中、世界の運命は一人の男と少女に託された・・・!みたいな感じです。

 世界の終末を描く映画がここ数年ガシガシ上映されているけど、この映画は、ちょっと重苦しいものの、変な思想の押し売りとかは少なく、これ見よがしな嫌らしい自己犠牲もなく、見終わったあとも、変に突っ込むよりも、ただただ各シーンの衝撃や感動が心地よく頭と体をかけめぐる、今までにない気分を味わえた映画でした。

 そして、これは僕にとって、記念すべき生まれて初めて泣けた映画だったりもします。ここ10年で泣いた記憶というと、前の前の彼女にフラれたとき、橋本真也がこの世を去った時、心が不安定な時に行った横道坊主のライブ、そしてこの映画くらいでしょうか。もっとも、リアルに「泣いた」のはこの中のひとつくらいで(どれだろうね)、あとは目に涙が浮かんだくらいなのだけれど。とは言え、こりゃ貴重だ。

 恐らく、今後僕が見る全ての映画は、この映画と比べられることになると思います。ラストシーンちょっと前らへんの、延々ノーカットで映される戦闘シーンは、圧巻を通りこして、もう参りました、としか言葉が出てきませんでした。とある辛口レビューサイトで、このシーンだけで1800円の価値がある、とありましたが、めちゃんこ同意。

 上映終了後に残ったのは、ちょっとの感動と、映画に夢中で一口も飲まずに炭酸が抜けたダイエットペプシLサイズ。

 いやあ、すげえ映画だ。


【公式サイト】http://www.tomorrow-world.com/



プリンプリン

2006年11月18日 | 日記・コラム
 今年の私的年間MVPは、今現在、ロックバンドの横道坊主と、森永乳業のとろふわマロンプリンとの間で、熾烈なデッドヒートが繰り広げられています。

 なにげにコンビニデザートが好きで、あの体に悪そうで、チープで、それでいておいしさをそれなりに追求しているところが、俺の欲求をチクチク刺激するのです。それは、喫煙者が、ダイオキシンやホルムアルデヒドや発癌物質が含まれているタバコを、周囲にも冷たい目で見られるのにも関わらず、吸い続けている心持に似ているのかもしれません(そうかなあ)。

 ちなみに俺が惚れる女性はヘビースモーカーが多いのだけど、本題と関係ないので、この際置いておく。

 というわけで、このマロンプリン、案外栗の味が濃厚で、食感もなめらかなため、非常に素敵なおいしさを醸し出しています。「お前、プリンの中のプリンだ」、そう高田本部長ばりに親指を突き立てたくなる、そんなプリンです。

 百貨店や有名専門店のプリンが正直口に合わない俺の感想なので、万人にはむかないかもしれないけど、コンビニで比較的安価で手に入るので、一度ご賞味してみてはいかがでしょうか(地域や期間にもよります)。

 押忍。