GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

誰が光に闇を落とした

2008年03月06日 | POP & ROCK
HHR THRILL LOUNGE(スリルラウンジ)のセカンドアルバム『誰が光に闇を落とした』を購入しました。

このスリラジは、僕が崇拝するロックバンド横道坊主の、リーダーにしてギタリスト、今井秀明が新しく結成した3ピースバンドです。

横道坊主がガシガシ胸に訴えかけてくる骨太ロックなのに対し、スリラジは気持のいい疾走感に溢れるかっちょいいロックです。

小細工なしのド直球パンクロックな曲の数々は、ひたすらかっちょいいの一言。

今井のアニキや横道メンバーみたいに、1ランク上のオヤジを目指したいものです。世の中憧れに値する中年が少なすぎる!

『他人が見てない所での行動にこそ人は真価が問われる』、なんて古臭い言葉を引っ張り出して座右の銘にしている、ウザイ事この上ない人生をおくっています。どうやらこの生き方、お金はあまり入ってこないみたいです(最近気付いた)。

でも『もしもあなたが間違っていても、つき通せればそれも真実』(by横道坊主)の言葉を胸に、空気を読まず、気は使いつつ、ゆっくり着実に己の道を行こうと思っています。

結局なにが言いたいかと言うと、てめえらCD買ってスリラジのかっちょよさを見習え!
そんなとこです(弱火)。

押忍。





シグルイ10巻

2008年03月03日 | マンガ

漫画『シグルイ』最新10巻を買って来ました。

月刊チャンピオンREDというアキバ系マイナー雑誌にて連載中の時代劇漫画です。

この雑誌、他作品があまりにもアキバ系なので、正直手に取るのもはばかられるのですが(実際読んだ事ないし)、この『シグルイ』だけはかなり硬派で異彩を放ちまくっています。

内容は、とある剣術流派内での怨恨に端を発する斬った斬られたの剣豪活劇!…と言えば聞えはいいのですが、もう必要以上に残酷描写のオンパレード。

臓物は飛び散り、脳味噌はこぼれ、江戸時代の麻酔なし手術なんかもモザイクなしで描かれ、読んでるだけで頭の中がキリキリ悲鳴をあげます。

メインの主人公二人からして、隻腕(=片腕)と、破足(=片足)+盲目、という容赦ない設定です(でも狂ったように強い)。

登場人物も次々と死ぬわ死ぬわ。しかも各々救いのない殺られっぷりにまみれていて、読後のせつなさと言ったら…。

と、ここで終わったら、ただのC級スプラッタ漫画の紹介になって、僕の趣味の悪さとして誤解(?)を招いてしまうのですが、この『シグルイ』、それだけの作品ではありません。

一見俗世とかけはなれた狂気的なキャラクター達も、緻密な心理描写やリアルな肉体描写によりしっかりと血の通いが感じられ、感情移入すらできるし、残酷シーンも洗練された描写のため“美”や“アート”と言った趣きを連想させます。

また、WOWWOWでのアニメ化(モザイクあり・笑)や、年間二冊刊行というスローペースながら10巻を突破している事実からも、作品のおもしろさの骨太感がうかがえます。

よほど残酷描写が苦手な片にはおすすめしませんが、未見の方で少しでも心にひっかかっていただいた方は、一見の価値ありですよ。