市内の店舗も水牛祭りの飾り付け
途中のドライブイン
裏手でココナッツを加工する住人
サンルイスのホテル8:30出発。昨夜が遅かったので眠い。朝シャワーを浴びるも洗面との間に間仕切りはない、洗面にものを置く台なし、コップもない。旧市街にあるグランド・サンルイスと言うこのホテルは周囲を旧宗主国ポルトガル時代の建物に取り囲まれている。石畳の街を鑑賞する間もなく、車は一路バヘリーニャスへ向かう。
途中にある市場もこれから開くようだ。水牛祭りの畑の飾り付けは教会前広場にもあり、このお祭りはかなり力をいれているようだ。カーニバルのミニ版か。途中一回休憩を挟んで、バヘリーニャス着1時半。ホテル:グラン・ソアーレはリゾートホテルらしく、レンソイスの基地になっている。ここらあたりでは立派な建物だ。遼馬君が手配をしたランクル・トラックが迎えにきたのでそれに乗り、途中、河のほとりで昼食をとり、レンソイスに出発する。同じように後部を改造しベンチを乗っけて上にテントを張った車が、前後を走っている
ホテルの部屋から庭を見る
昼食レストラン
レンソイス行きのランドクルーザー改造車
河の渡し
河の渡し(2)
河の渡し(3)
人間専用の渡し船
まずは川を横切る。手動感満載の移動桟橋に乗り込みオートバイ、人間混載で川を越える。発着とも人間が水の中に入って手で押したり引っ張ったりして岸から離したり、着けたりする。傍を人が乗る連絡船が通る。100mもないところなのに、何故橋を架けないかが不思議である。
船を降り、未舗装の赤い粘土道を進む。両側は1~2mの灌木。上下左右に激しく揺れ、アドベンチャー気分が高まる。しばらくすると道が幾筋にも分かれ、水たまりや池が出てくる。水の中でも車は大きく傾き、転倒するのではないかとハラハラするが、運転手は当たり前のような顔をして進む。渡し桟橋から20分位走って次第に白い砂地の道を走るようになった頃、30台位の同じような座席改造車が砂丘に止められている所に到着。
我々もここで車を乗り捨て、砂丘を登る。やがて眼前に広がるのはレンソイスの石英砂漠だ。青碧の水を湛えた大きな湖が点在する。足元の湖では大勢の人が水着姿で海水浴を楽しんでいる。ガイドのラエルシオ君によると手前から、ナマケモノ、エメラルド、青の湖と名前がついているそうだ。
真っ白な砂漠に青碧の湖はとてもきれいである。砂漠に水があると言うだけで驚きだが、その砂の白さ、細かさ、水の透明さは、今まで見たことがない。パンフレットや絵葉書以上の美しさである。モロッコのサハラ砂漠は砂はもっと赤い砂であったがこことは別の迫力だ。
陽が傾き始め夕焼けを期待したが、雲の状態が悪く焼けないので途中で引き上げる。たくさん止まっていた改造車も一斉に引き上げて、半数近くになっていた。
荒れ地の中の道をゆく
水たまりを横切る
タイヤがほとんど潜る水を越える
レンソイスの青い湖
夕暮れの砂漠
夜の渡し付近の賑わい
手動で動かす
帰り道は来た道を辿ったが、渡し桟橋の手前で渋滞しており、やがて日が暮れてきた。灯りがたくさん点いて手前に露店が出ている。これが結構流行っている。先住民にとっては大事な収入源なのだろう。渋滞通過に30分以上かかり、真っ暗に日が暮れてから河を渡り、ホテルへ着いたのは7時近くになっていた。