ワインにピッタシ
年末27日に大学時代の友人、小豆島からOTが、埼玉からKRが沖縄にやってきた。「遠方より友きたる、楽しからずや」なのだが、腰痛のため長時間の車の運転に不安があり、空港に迎えに行ったりホテルまで送ったり、観光案内したりが私は面倒。30日のお昼過ぎに2人と会って、近場の「浦添ようどれ」という観光地に案内して、我が住まいに案内して数時間の会話を楽しんで、2人を駅まで送ってその後は放っておく。
そしてやっと正月2日、同じく大学時代の友人で沖縄在のKYを加えてその3人を我が住まいに招待し、午後3時頃から昼飲み会をし、たっぷり昔話をした。
OTとKRは「お腹が苦しくなるまで食べる」という意味不明の大食いである。今回の旅でもそれまで食べ放題飲み放題の店へ行って「お腹が苦しくなるまで食べる」ということを既に数回経験してきたとのこと。なので、その日、4人の待ち合わせ場所としたスーパーで飲み物食い物の質と量の選択は2人に任せることにした。その結果、意外なことに2人はお節料理の大皿セットの他は豆菓子などの乾きものを2袋選んだだけ。
「ん?それで大丈夫?全然足りないんじゃないの?」と念のために尋ねると「これまでだいぶ食い過ぎてきたから」とのお答え。「おー、さすがに大食いを反省したか」と私は2人を見直した。「だぜ、もう若くはないぜ、食い過ぎは体に毒だぜ」と思う。
我が家に着いて、酒を飲み、昔話のあれこれを懐かしみ、お節をつまむ。ビールを飲みワインを飲み、小豆島のOTが事前に私へ送ってあったオリーブ塩漬けをつまむ。ウィスキーを飲み泡盛を飲み、乾きものの袋を開けそれもつまむ。さらに、私がストックしてあった煎餅や黒糖もつまむ。チーズを食いウミブドウを食った。私の部屋の食物がほぼ消えた。「そんなに食うのなら最初にもっと買っとけよ」と思ったのであった。
さてさて、小豆島といえば『二十四の瞳』の次にオリーブが思い浮かぶくらい、オリーブの有名な産地である。OTが送ってくれたオリーブの塩漬けは2袋あり、その内の1袋は既に1人で3回に分けて完食している。3回ともワインの肴、美味であった。OTとKRが年末年始に来沖することは数か月前から決まっており、年始のいつかにKYを加え我が住まいで昼飲みするということもだいぶ前に決まっていた。で、私は美味のオリーブ塩漬けをKRとKYにも食べてもらいたいと1袋は残してあったのである。
オリーブ塩漬けはKRとKYにも大好評であった。KRもたくさん食べたが、最も多く食べたのは送った本人のOT、地元の人間が「これには目が無い」と言わんばかりに食べた。それほど美味であるという証拠であろう。旨くて高級な酒の肴である。
記:2019.1.6 ガジ丸 →沖縄の飲食目次