新宿御苑大温室では、5月28日から6月9日迄の期間で「日本絶滅危惧種 植物展」が開催されました。
今までも、このような主旨の展示会が、毎年のごとく開催されていました。
今回は大温室内の生育施設として利用されていた区画の一部を会場にして、開催されました。
昨日のブログにも書いたのですが、私は7日と8日、2日続けてこの展示会に行っています。
会場の全景を散り忘れていたのを補充する、と言う事が主な目的でしたが。
世界中で毎日のように色んな生物が絶滅している、と言うのが現状のようです。
あるサイトの記述によれば、毎日100種以上年間で40,000種もの生物が絶滅しているそうです。
地球温暖化が主な原因だそうですが、きっとそれだけではないのでしょう。
絶滅が危惧されている植物の展示会が、今回の企画だそうです。
新宿御苑では、絶滅に瀕している生物(主として植物)の保護に取り組んでいらっしゃるそうです。
それらのほんの一部ですが、ご覧下さい。
普段はスタッフの方のみの通路になっている、温室側の先が会場となっています。
会場の全景です。
この会場の左側は、温室内の通路部分です。
この左側通路部からは、この部屋で普段栽培されている、蘭の類いを見ることが出来ます。
会場で展示されていた植物です。
花期の関係でしょうが、花をつけていない植物の方が多い状態です。
一番残念なのは、絶滅危惧種「EW」に指定されている「オリズルスミレ」だそうです。
私の4月29日のブログでも、バックヤードツアーで見せて頂いた、ピントはちょっと甘いのですが、咲いているこの花をアップしてあります。
そちらを参照頂きたいのですが、新種として認定されたときには、自生地はダム工事現場で水没してしまっていたとか。
このような、人為的事情による絶滅種もあると言うことです。
このときの「オリズルスミレ」は、もう枯れた状態となっています。
この花は「ピレオギク」と言い、唯一河原で咲く菊とか。
次の花は「Stanhopea Tigrina」という寄生植物だそうです。
バックヤードでは8鉢を準備していたのですが、この一鉢のみ蕾をつけたのだとか。
でも、展示会場は空調されているため、開花が遅くなってしまったと思われる、とのことでした。
手に持って示して下さっているのが、開花した花なのだそうです。
新宿御苑で新種として育てられた「エピデンドラム シンジュク」と名づけられた蘭の一種です。
「ムシャリンドウ」と呼ばれる花で、1cm位の小さい花です。
最後の花は「ハナシノブ」です。