NHKは、昭和30年に制作・放送した「緑なき島」の坑内作業シーンが、テーマである軍艦島の採炭現場の映像であるという確認ができなかったと文書で認めたと報じられた。
問題のシーンはNHKが平成22年に韓国KBSに放映権を売却してから、朝鮮人労働者の強制連行、劣悪な環境下での不当労働、などの傍証として使用され始め、日韓関係悪化の要因となっていたものである。
これまで、元島民・国会議員・有識者がNHKに検証と修正を求めて来たにも拘わらず、NHKは問題シーンが「軍艦島炭鉱以外での映像使用と確認できない」としてきたが、今回は島民側との調停で「軍艦島炭鉱の映像使用と確認できない」と変化している。新聞の追加取材に対してNHKは過去の回答と同じ内容と強弁しているらしいが、前者が「別な映像を使用したヤラセ・捏造ではない」であるのに対し後者は「軍艦島での映像とは確認できできないので、もしかしたら」くらいの違いがある様に思える。
これまで、元島民・国会議員・有識者がNHKに検証と修正を求めて来たにも拘わらず、NHKは問題シーンが「軍艦島炭鉱以外での映像使用と確認できない」としてきたが、今回は島民側との調停で「軍艦島炭鉱の映像使用と確認できない」と変化している。新聞の追加取材に対してNHKは過去の回答と同じ内容と強弁しているらしいが、前者が「別な映像を使用したヤラセ・捏造ではない」であるのに対し後者は「軍艦島での映像とは確認できできないので、もしかしたら」くらいの違いがある様に思える。
平成の初め頃、毎日新聞が海自隊員の非行を報じたことがある。記事は酷い内容で、隊員の所属部隊名や所在地、隊員の階級が間違い、上級部隊の責任についても全く指揮系統を異にする部隊名を挙げる内容であった。正しく報道して貰わねばと、生まれて初めて毎日新聞西部本社に電話したところ、丁重なお願いにも拘わらず、相手は毎日新聞の報道姿勢攻撃など聴く耳を持たないという態度であった。多分、紙面に対しては大小様々な意見が殺到するのであろうし、極端なアンチ意見もあるのだろうが、当時の自分の口調や内容がそれほどの逆鱗に相応しいものでは無かったと思っている。
慰安婦強制連行の誤報取り消しに30年を要した朝日新聞、70年以上も頬被りを続けるNHK。
日本のジャーナリストも誤報を誤報と認める謙虚さを示して欲しいものである。
おはようございます。
かねてから貴ブログでの「緑なき島糾弾」は、敬意をもって拝読させて頂いております。
マスメディア(言論人)は、報道については世論に迎合・卑屈になる必要は無いものの、誤報・失策については謙虚かつ誠実であって欲しいと願っております。
NHK、朝日、毎日、共同通信社の記事の杜撰さは、目に余るものがあります。
「緑なき島」に関するNHKの強弁の醜さは、「ねこ庭」でも過去何度か取り上げました。
NHKが姿勢を改めない原因の一つが、国民の受信料で貯めた巨額の内部資金です。
昔調べたことがありますが、自由民主党内の利権を求める議員が、金に目がくらみ、彼らの報道を放任しているからでした。
今年もよろしくお願いいたします。