glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

アレッツォでは

2006-09-16 10:27:30 | エスペラント
 7月26日午後1時40分駅に着くと友人のレカントが待っていました。駐車場が満杯で汽車が遅れた25分間駅の周りを走り続けていたそうです。

 彼女は兄と弟がいて二人とも結婚しています。ガイドが本職です。ガイドとして博士号を持っていると言うのです。日本とは制度が違うのでしょう。英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、エスペラントを話します。ベルリンには2年間留学していたということです。エスペラント歴はまだ4、5年でしょう。

 父は宝飾職人。母は数年前に脳血管障害を患い少し子ども返りをしています。誰も家にいないと寝てしまうそうで、その日もソフアで寝ていました。
 父は71歳ですが、技術があるのでまだ働いています。

娘は母を名前で呼びます。母親は私に何かしてやりたくて色々試みるのですが失敗すると『アンナマリア!』と娘に叱られ悲しそうな顔になります。ネックレスやブレスレットをを私に貰って欲しくて次々に持ち出して来ます。等々一つ貰わざる得ませんでした。4角く細工されたキラキラ光るネックレスです。

 私が通された昔子どもが使っていたであろう部屋にはベットが二つと人形や絵本が沢山飾ってあり、3人の孫たちがここに泊まってゆくそうです。孫の一人エンマが私の歓迎の為に作ったダンボールの上にESPERANTOという文字の入った絵も飾ってありました。

 家に着くなり彼女はピザを焼き始めました。汽車の中でパンを食べたと言えずじまいだった私は無理に食べました。彼女はヴェジタリアンなのでトマト味だけでしたのでまあ食べきれました。午後着の汽車で来たのは私としては昼食でレカントを煩わしたくなかったからですが。

 アパートは4階建ての4階。かなり広いです。両親の寝室、レカントの部屋、6畳ぐらいの台所、17~8畳の居間.夏には夕食はベランダで食べるようになっています。洗面所ももちろんトイレ・バスと一緒ですが、かなり広く、洗面所の鏡の前には花のほかに、口紅、香水のビンなど幾本も並べて飾ってあります。

居間の壁には写真や絵。その他ドライフラーワーなど。飾り付ければつけるほど掃除が大変と無精者の私には思えます。

アンナマリアは、私と話すのが嬉しくてアルバムなどを見せて、昔のことを色々と話し、亡くなった両親お写真を見ては涙していました。涙もろくなっているのです。

 午後には町に散歩に出かけましたが、今日は土曜日です。エスペラントの学習の準備をしなければなりません。アレッツォについては次回ということにします。

コメント (4)
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