セルマ・ラーゲルレーヴ著『ニルスのふしぎな旅』を昨日読み終えました。
私の理想的読書とは?夏は木陰に座ったり寝転んだりして風に吹かれながら本を読む。冬は陽だまりにゆったりと座り、疲れたら空を見上げ、のんびりと本を読む。誰かがちょっとした食べ物やコーヒーを差し入れてくれたら最高。まあ自分でコヒ―を入れるとしてもそれもそれなりに良いでしょう。家族の食事時間など全く気にする必要もない。
親に用事を言いつけられることもなく大人になったらそんな時間が持ちたい!せめて老後にはそんな読書をしてみたいといつも思っていました。でも、私の辞書に老後と言う言葉が無いのかもしれません。家事や食料の買い物の合間にちょこちょこと断片的に本を読むこととなります。興に乗ったところで食事の支度とかで中断することがしばしばです。分厚い本を買う時はいつもゆったりとした時間を持とうと決意して買うのですが現実にはそうは行かず分厚い本が積まれてゆきます。私の命が尽きるまで全部は読めないかもしれない。1冊づつ読もうとまずニルスから始めました。
590ペ-ジはさすが長かったです。読み進むうちに面白くなって視神経が痛くなっても読み続け友人に長時間読み過ぎと言われましたが、とうとう完了しました。数人と雑談しながら週一で読めたら楽しいだろうと思いました。羽衣伝説的な話はどこの国にでもあるのだとか、どんなふうに違うとか会話しながら読めるような物語でした。