glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

資本主義の崩壊?

2009-12-28 09:48:40 | 雑感
 この2ヶ月ほど家で何をするにも気乗りがしなくて、小さな卓上織り機をテーブルに乗せ、古い毛糸を4~5本合わせてマット織るのに多くの時間を費やしました。この毛糸は10数年前友人達が使えきれずなにか用途はないかと持ってきたものでした。その多くは身につけるものに変化しましたが、半端な物は風呂場やトイレのマットになりました。それでも残っています。今回3枚作りました。用途に応じて大きさが違います。幅45~55センチ、縦90~120センチの間です。

 私は簡単にものが捨てられません。なんとか最後まで使い切るよう努力します。そんな私の生き方についてある時友人の一人が言いました。
 『あなたのような人が増えたら資本主義は崩壊する。』
 資本主義を守るために浪費する。浪費するために汗水たらして働くなど私から見れば愚かしい事です。
 あれもこれも欲しいと言う慾が無いので過去のオイルショックも、そして最近のリーマンショックなども私には違う世界のように見えました。

 さて、昨日はマットの始末をしながらテレビを見ました。ラスベガス・アイスランド等々の現状です。
 2年ほど前、ドイツにいる息子が出張でラスベガスに行きました。『こんな華やかな場所は縁が無いけれど、あまりにもドル安なので娘のものを沢山買ってしまった。まるで買い物旅行だった。』と笑っていました。
 その華やかであったラスベガスの現在。建築途中で中止されたままのビルはまだしも、地下で生活する失業者達の姿には驚きました。その地下は大雨の際洪水を防ぐための排水トンネルなのだそうです。

 モンゴルの下水道で暮らす子おども達と違うのはベッドやいすなど家具を持ち込んでまるで部屋の様にして使っていることでしょうか。

 テレビの中でインタビューに答えている人の中には自分達は甘かったと言っている人もいました。
 消費生活を謳歌していた人たちが瞬く間に職と家を失い路上の民となったこの現実。それも多くの国で同時に起こっているのです。

 これから世界はどこへ向かうのでしょうか。豊かな生活とはどんな生活でしょうか。考えさせられました。社会主義社会が挫折したした今、資本主義社会がはどこに向かうのでしょうか。焦らず、慌てず、世界の指導者の動向を観察するのが私たち庶民に今できる事なのでしょう。

 でも世界で頑張っている人もいました。10年ほど前、障害者の働く場として希望を与えた、スワンベーカリー。この不況の中でとん挫しそうになりながら、頑張っている店もありました。
 発展途上国にきれいな水を供給しようと努力している名古屋の某社長も頑張っていました。

 歳と言わず、小さい事なら私にもできる事があるかもしれません。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
政治には疎くて (glimi)
2009-12-31 23:19:52
 案山子さんへ

 大きな政府とはどんな組織か理解していません。すみません!
返信する
昨今は微妙かもしれませんが、 (街中の案山子)
2009-12-28 15:34:24
日本は、一番うまくいっている社会主義国だ、という言い方を聞いたことがあります。
大きな政府へ舵取りし始めたから、一層そうなったのではありませんか。

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