glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

目に見えぬ不安

2011-04-24 09:20:57 | 平和

 原発事故以来落ち着きません。気がついたら、ゴーヤの種を蒔くのも忘れていました。原発に対する疑問をたくさん持っているのですが、悔しいけれど知識がないので書けません。専門知識を持つ弟から次の便りが来たので引用することにしました。他からのお知らせばかり載せているので少しばかり心苦しいです。

・・・・・・・・・・

 昔Level SevenとかOn the Beach という核戦争を描いた小説があったのを思い出しました。 

この期に及んでもチェルノブイリの10分の1しか放出していないから大丈夫みたいな議論が当事者

或いはその周辺から出てくるのに驚いています。

 安全委員会のデタラ目(斑目)委員長も東大なら,保安院の西山審議官も多分東大原子力工学あたりの出でしょうから,

こと福島に関する限り「東北 菅 東大 震災」はぴったりの呼称かもと思っておりましたが「東日本大震災」に統一されてしまいました・・・・・・・・。

 

 出荷停止の解除や復興会議の発足で原発の危機が益々影の薄い存在になってしまいそうです。その一方でいつまで続くかも判らず,どこへ避難すればよいのかも示されない「無計画避難」が始まりそうです。東電社宅にホームステイさせるとか,解除までは東電社員なみの生活費を支払うとかしないのでしょうか。とりあえず一家に100万円払うから好きなところ避難せよでは……..

 

 汚染水を処理施設に移送し始めたといっても,本格的な処理装置はこれから導入するのだとか言いながら,まだ水を注入し続けているようですからどんどん汚染水が増え続けるのではないかと心配です。 

 

 最終的に処理した水は余る訳で,それがどうなるのか,記者会見でも誰も質問しないのはなぜでしょうか。

 

 “いまのところ放射能レベルは安定に向かっているようですが,この先何が起こるか注視して行く必要がありそうです。

 

 御存知の方も居られるでしょうが福島原発からの放射能については以下をご参照下さい。

多分一番早かったのは

IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)

http://www.irsn.fr/EN/news/Documents/irsn-simulation-dispersion-jp.pdf

で,拡散予想が動画で見られます(日本語)。ドイツのもありましたが忘れました。

  日本でシミュレーションすると騒ぎが大きくなるので外国に依頼したのではと見る人もいるようで,

一番SLOWだったのが日本政府のSPEEDI

http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf

です。

 また日常的な放射線量の測定値はつくばのKEKでの観測データが

      http://rcwww.kek.jp/norm/

でリアルタイムで公表されており,東大のキャンバスデータが 

   http://www2.u-tokyo.ac.jp/erc/index.html

 

で,2時間おきのデータですが分かります。 

2011.4.23

 

コメント (4)
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