◇市民団体がタイアップ「平和について考えて」
原爆の残り火「平和の火」を使ったキャンドルナイトを主催する市民団体「キャンドルナイトワンピース実行委員会」(大阪市)が、障害者施設とタイアップしてリサイクルキャンドルの販売を始めた。結婚式場の廃キャンドルを再生し、ハートをあしらった手作り。実行委の吉澤武彦代表(30)は「心を込めて作った温かな火を見つめながら、平和について考えてほしい」と話している。
平和の火は、福岡県星野村の住人が被爆直後の広島から持ち帰り、村の「平和の塔」で燃え続けている。実行委は、電気を消して環境を考えるキャンドルナイトにこの火を分灯して使おうと発案。3回目の今年は、19都道府県51会場で7日まで実施している。
この取り組みを多くの人に知ってもらおうと、再生キャンドル作りを企画。結婚式場でキャンドルサービスや装飾用に使って、廃棄していたものを「サトウ花店(はなみせ)」(大阪市福島区)が無償で提供。市内の2カ所の福祉事業所で製作している。
同市阿倍野区の「みどり教室」では、知的障害者ら20~50代の15人が汗を流す。溶かしたキャンドルをハート形に成形。それを直径7センチ、高さ4センチの陶器のカップに入れて別の色のキャンドルを注ぐ。仕上げはホットプレートを使う。
木村富美代施設長は「穴を開けて芯を通し、袋詰めするなど工程が多く、自分の得意な作業を楽しんでいる。きれいに仕上がる過程が目に見えるのも喜ばれている」と目を細める。
商品の名称は「ワンピースキャンドル」(定価210円)。収益の一部は被爆者団体に寄付する。注文や平和の火をともしたい場合の相談は実行委(06・6375・7816)へ。
原爆の残り火「平和の火」を使ったキャンドルナイトを主催する市民団体「キャンドルナイトワンピース実行委員会」(大阪市)が、障害者施設とタイアップしてリサイクルキャンドルの販売を始めた。結婚式場の廃キャンドルを再生し、ハートをあしらった手作り。実行委の吉澤武彦代表(30)は「心を込めて作った温かな火を見つめながら、平和について考えてほしい」と話している。
平和の火は、福岡県星野村の住人が被爆直後の広島から持ち帰り、村の「平和の塔」で燃え続けている。実行委は、電気を消して環境を考えるキャンドルナイトにこの火を分灯して使おうと発案。3回目の今年は、19都道府県51会場で7日まで実施している。
この取り組みを多くの人に知ってもらおうと、再生キャンドル作りを企画。結婚式場でキャンドルサービスや装飾用に使って、廃棄していたものを「サトウ花店(はなみせ)」(大阪市福島区)が無償で提供。市内の2カ所の福祉事業所で製作している。
同市阿倍野区の「みどり教室」では、知的障害者ら20~50代の15人が汗を流す。溶かしたキャンドルをハート形に成形。それを直径7センチ、高さ4センチの陶器のカップに入れて別の色のキャンドルを注ぐ。仕上げはホットプレートを使う。
木村富美代施設長は「穴を開けて芯を通し、袋詰めするなど工程が多く、自分の得意な作業を楽しんでいる。きれいに仕上がる過程が目に見えるのも喜ばれている」と目を細める。
商品の名称は「ワンピースキャンドル」(定価210円)。収益の一部は被爆者団体に寄付する。注文や平和の火をともしたい場合の相談は実行委(06・6375・7816)へ。