ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者テーマの映画の収益を福祉基金に寄付

2009年07月26日 00時54分22秒 | 障害者の自立
 障害者たちの日常生活を描いたドキュメンタリー映画「あした天気になる?」を、伊勢原市で自主上映した実行委員会が17日、収益のほぼ全額計28万円を、同市の福祉基金に寄付した。先月4日の上映会には、市内外から約1100人の観客が訪れ、多くの人から感動をつづった感想文が寄せられたという。

 この映画は、福岡県内の施設で暮らす知的障害者や自閉症の人たちと、その家族に焦点を当て、苦悩を抱えながらも力強く生きる姿を描いている。自らもパーキンソン病で重い障害を持つ同市下糟屋の小野秀行さん(60)が中心になって実行委員会を作り、市民文化会館での上映会にこぎ着けた。

 同会館小ホールで午前、午後、夕方の計3回行われた上映は、いずれも満席。来場者の半数以上の約580人が、会場で感想を書いたり、後日、実行委にファクスで送ってくれたりしたという。

 17日に、伊勢原市役所を訪れた小野さんら実行委の5人は、寄付金と一緒に感想文の抜粋を長塚幾子市長に手渡した。小野さんは「大勢の人が来てくれ、市民の優しさを感じた」と話した。


電話応対力向上 PC講座開始 障害者、高齢者にやさしく

2009年07月26日 00時50分52秒 | 障害者の自立
パステルラボ
集合研修も受け付け
 コンサルティングなどを手掛けるパステルラボ(金沢市)は、目、耳に障害のある人や高齢者からの電話の応対方法を、パソコンで学べるeラーニング講座「e-pastel(イーパステル)」の提供を始めた。コールセンターのオペレーター向け。既に中央官庁のコールセンターで採用が決まっており、近く、同社のホームページでデモ版を体験できるようにする。(村松権主麿)

 イーパステルの利用者は、インターネットを介して同社のサーバーにアクセスし、講習を受ける。講座は基礎編の「レクチャー」から始まり、電話応対するイラストの女性オペレーターに、鳥のキャラクターがアドバイスする形式で進行。相手の反応から聞こえにくい、見えにくいことを察するなど、コミュニケーションに必要な十項目のポイントごとに説明する。

 ポイントには、目に障害のある人には触った感じ、色のイメージを伝えるなど視覚に依存しない表現を使うことや、難聴者や高齢者には専門用語を避けて分かりやすい言葉を使うことなどもある。

 「チェック」編では、各ポイントについて質問形式で理解度を確認し、具体的な対処方法も学べる。受講料は一人千九百八十円で、三カ月間使える。学習後のフォローアップとして、実践能力を高めるための集合研修も受け付けている。

 ソフト開発に際しては、約百人の障害者や高齢者から電話をする時の問題点や、企業の応対への不満、要望を聞き取り調査。アイ・オー・データ機器(金沢市)などのコールセンターで対応状況を調べ、オペレーターの体験や意見も聞いた。

 調査をもとにまとめたのが十項目のポイントで、寄せられた具体例も盛り込んだ。開発資金の一部は、独立行政法人・情報通信研究機構からの助成金で賄っている。

 今月から販売を始め、採用された官庁のコールセンターでは集合研修の教材に活用される。伊藤数子社長は「障害のある人たちが聞きたいことを聞き、知りたいことを知れるよう後押しをしたい」と話している。

「障害は個性。」 大きな才能を開花する障害者たち。優しい気持ちを運ぶエンジェルたち

2009年07月26日 00時48分41秒 | 障害者の自立
 「裸の大将」でおなじみの山下清は3歳の頃に重い病気になり、一命は取りとめたものの、後遺症で軽い言語・知的障害を患いました。その後、知的障害児施設「八幡学園」で「ちぎり紙細工」に出会い、驚異的な映像記憶力を発揮した清は、数々の作品を残し、「日本のゴッホ」とまで言われる大芸術家になりました。

 ノーベル文学賞受賞者の作家、大江健三郎の息子で作曲家の大江光は、言葉による意思の疎通ができない重度の知的障害者。11歳からピアノのレッスンを受け始め、なによりも音楽に興味をもち13歳から作曲をするようになりました。

 またある大学ではまったく目の見えない人が早回しの音声を正しく聞き分けるなど視力の障害のある人だけが持つ高い聴力の研究も進められています。

 本人の努力と、周りの人々のサポートにより、眠っていた大きな才能を開花した障害者も多くいます。人は障害ゆえに研ぎ澄まされる感覚も持ち合わせているのです。

 「生まれてくる子供の1000人に1人は、ダウン症という個性をもって生まれてきます。ダウン症児は、外国では『エンジェル(天使)』と呼ばれ、その名の通り、邪気がなく、陽気で周りの人を癒してくれる不思議な力があります。」
 これは、約50組のダウン症児と親たちが、毎日の出来事や日々感じた事などを綴ったブログが集まったポータルサイト『Angel RISA』の管理人・鈴木さんの言葉です。

 鈴木さんは、現在10才になるダウン症の姪っ子さんをリレーで一位ゴールさせてくれた普通クラスの子どもたちを見てきた経験などから、障害のある子供と触れ合うことにより、まわりの子どもたちがやさしい気持ちで成長していくことを指摘しています。

 「障害を持つ子供が生まれたというとショックを受ける方が多いと思います。障害を持つ子の子育てはとても大変なように見えますが、子供の成長を見守る楽しさや、生まれてきてくれたことへの感謝は、健常者の子供たちの家庭と変わりません。子育てをしているつもりが、いつの間にかこちらが成長させられているような感覚になる事が多いのです。

近年では障害を、「生まれ持った個性」と捕らえ、「障害者やその家族も前向きに生きて行こう!」という考えが広まっています。 健常者が『Angel RISA』のようなサイトを訪問し、障害への理解を高めていくことは、彼らの眠っている大きな才能を開花させるための大事なステップでもあります。

高齢者・障害者世帯の取り付け作業無料に 家具転倒防止金具

2009年07月26日 00時47分33秒 | 障害者の自立
 東南海・南海地震に備え、和歌山県田辺市は8月から、高齢者世帯や障害者世帯を対象にした家具転倒防止事業を始める。転倒防止用金具の取り付けが困難な市民から申し込みを受け付け、取り付け作業を無料で行う。市防災対策室は「家具に押しつぶされないようにして被害の軽減につなげてほしい」と話す。

 阪神大震災では、大半の死亡要因が家屋の倒壊や家具の転倒によることから、市は家具に転倒防止を図るよう、市民に呼び掛けている。

 今回の事業は、65歳以上の高齢者1人世帯か高齢者のみの世帯、または身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている障害者1人世帯か障害者のみで構成されている世帯、これらの世帯で金具の取り付けが困難な世帯を対象にする。

 市防災対策室によると、対象世帯は約1万世帯(1万5000人)の見込みという。

 対象の家具はタンス、本棚、食器棚の3種類。取り付けは1世帯3台限りとする。

 事業の仕組みは、申し込みを受け付け、市シルバー人材センターの会員が申し込み世帯を訪問し、適切な金具とその費用を示す。費用は取り付ける金具の費用だけ利用者の自己負担となる。

 申し込みは8月から市役所や市民総合センター、各行政局で受け付ける。事業費は80万円。



「授産施設はワークシェア状態」/障害者 工賃伸びず就労進まず

2009年07月26日 00時46分13秒 | 障害者の自立
企業側に雇用訴え


 障害がある人の就労を助ける県内授産施設などの工賃・賃金の2008年度平均月額(速報値)が1万8019円で、前年度の1万8494円に比べ2・6%減少したことが24日、県の調べで分かった。工賃が伸びない背景には、不況に加え、障害者の一般企業、事業所への就労が進まないことで、各施設が限られた収益を多数の利用者に分配せざるをえない現実がある。関係者は「企業や地域は障害者を理解して受け入れ、雇用につなげてほしい」と訴えている。(又吉嘉例)

 県障害保健福祉課が6月、県内授産施設や福祉工場など計89カ所、定員2409人を対象に調査した。

 授産施設は収益が出た場合、利用者に工賃を支払うよう国が通知で指導している。障害者の職業訓練の場という性質から最低賃金は適用されないが、利用者にとっては労働の励みにつながる。県は最低賃金が適用される福祉工場など「雇用型」を除く施設の工賃を、11年度末までに06年度(1万3552円)の2・4倍にする計画を掲げている。

 施設別の工賃・賃金の平均月額は、入所型授産施設が前年度比で712円減、福祉工場が同4496円減、就労継続支援A型事業所が同3435円減った。障害種別では身体障害者が入所、通所、小規模通所の各授産施設でいずれも前年度比5・9~25・2ポイント減少した。

 授産施設事業の振興を図る県セルプセンター理事長の上間紀彦「本部海陽園」施設長は「例えば一般事業所が余剰金を5人に分配するとすれば、授産施設は利用者50人に分配する『ワークシェアリング』状態。一般雇用が進み、施設から出る利用者が増えれば、工賃は自然に上がる」。

 沖縄労働局のまとめによると、ハローワークに登録している障害者数は年々増えている。08年3月末には7141人と、この15年間で約2倍に伸びた一方、そのうち就業している障害者の割合は48・2%と、1997年以降、登録全数の50%以下にとどまっている。

 授産施設は本来、障害者の保護者が、日中活動の場として設立したケースが多い。上間施設長は「生産よりも障害者の療育や居場所づくりが目的で、経営ノウハウを持っていない」と運営面の厳しさを強調する。

 同センターも施設製品の利用促進や自治体の植栽工事などの優先発注を呼び掛けるが、不況の影響で低調だという。「障害者雇用にはさまざまな助成金もある。民間経営者は障害者を1人でも多く雇用して、地域で当たり前に暮らせるようにしてほしい」と語った。