ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

与党障害者虐待防止プロジェクトチームに要望(7/2)

2009年07月07日 01時27分03秒 | 障害者の自立
http://dpi.cocolog-nifty.com/vooo/2009/07/post-55ab.html

 DPI日本会議では、7月2日に行われた与党障害者虐待の防止に
関する立法プロジェクトチームのヒアリングに出席し、要望を
提出しました。

 要望では、以下の4点を中心に提起しました。

・入所施設と同様に「閉鎖的な構造」の中で人権侵害、虐待が
問題となってきた精神科病床についても、入所施設並の虐待発見の
通報義務を課す仕組みとすること
・入所施設や病院に対する外部からのオンブズパーソン活動、
並びに当事者による支援を積極的に位置づけること
・独立した救済機関をもうけ、常任のスタッフを置き調査権限を
もたせること。
 また、名称は原案にある「障害者権利擁護センター」ではなく、
「障害者虐待防止センター」とすること
・障害者虐待防止法に加えて、障害者差別禁止法を設定すること

郵便不正起訴、厚労前局長側は徹底抗戦へ

2009年07月07日 00時30分21秒 | 障害者の自立
 郵便料金割引制度が悪用された厚生労働省の偽証明書発行にかかわったとして、大阪地検特捜部は4日、厚労省の前雇用均等・児童家庭局長(大臣官房付)、村木厚子容疑者(53)を起訴した。特捜部は上司や部下らの供述を積み上げ、前局長の犯罪立証に自信を見せるが、村木容疑者は逮捕段階から否認の姿勢を崩さず、徹底抗戦の方針。福祉団体などには村木容疑者を支援する動きがある一方、同省は静観の構えを見せた。

 「接見した際も気丈だった。無罪を確信している」

 起訴後、村木容疑者の弁護人はこう強調した。

 捜査関係者によると、村木容疑者は逮捕後、連日の取り調べに否認を続けたが、厚労省局長から一転、容疑者となった境遇を嘆いてか、時には涙を流す場面もあったという。それでも否認の姿勢は変えず、障害者自立支援法案に絡んで国会議員の要望を受け入れたとする検察側の構図も、「当時、法案はまだ構想段階。議員へ配慮することなどあり得ない」と真っ向から否定しているという。

 だが、上司だった元同省障害保健福祉部長(57)(退職)や部下だった前同省係長(同省社会・援護局総務課主査)・上村(かみむら)勉容疑者(39)らは村木容疑者の関与を認めている。検察幹部は「何も知らない、とする主張は極めて不自然。有罪を立証できる十分な証拠が収集できた」と自信を見せる。

 一方、十数年前に旧労働省障害者雇用対策課長だった村木容疑者と知り合った社会福祉法人「南高愛隣会」(長崎県雲仙市)の田島良昭理事長(64)は支援の会設立を呼びかけている。大学教授ら約100人が発起人になる見通しという。

 田島理事長は「優しい目線で障害者の就労支援を考えてくれた。コーヒー一杯でも割り勘で不正に厳しかった。無実を信じている」と話した。

 厚労省では、起訴を受けて「事実関係が明らかになった段階で厳正に対処してまいります」とのコメントを出した。ある幹部は「村木さんが役人人生をかけるほど無理をする事情があったとは思えないが、証拠を見ていないので、それ以上語る立場にない」と言葉少なだった。

 同省は5月下旬、内部調査チームを発足させたが、証明書発行に関係した職員約200人への聞き取りなどは未着手で、今後本格的な実態調査を始める。

音訳CDや大活字本フェア 大手書店、視覚障害者向け

2009年07月07日 00時29分00秒 | 障害者の自立
 視覚障害者に読書をもっと楽しんでもらおうと、ジュンク堂書店池袋本店(東京都豊島区)は、本の内容を朗読して録音した「音訳CD」や大活字本、点字絵本など約500点を集めたフェアを8月31日まで開催している。音訳CDが書店に並ぶのは初めてという。

 音訳CDはボランティア団体「テープ版読者会」(東京都杉並区)が出版社の委託を受け制作。俳優らによる朗読ではなく、ボランティアが内容を正しく伝えることに重きを置き、図表の内容なども読み上げている。社会問題を取り上げた書籍が多い。

 同店によると、大活字本の品ぞろえ拡充を検討していたところに、音訳CDを刊行した出版社から取り扱いの依頼があり、フェアを企画。終了後も、200点弱の音訳CDや大活字本の常設販売を続けるという。

 担当の鈴木尚子さん(32)は「視覚障害者を対象とした出版活動が盛んになって、高価な大活字本が安くなったり、音訳CDや大活字本のジャンルに広がりが出たりすればいい」と話す。



精神障害者の素顔淡々と 想田監督の映画「精神」

2009年07月07日 00時27分10秒 | 障害者の自立
 腕に無数のリストカットあとのある女性は診察室で「もう死にたい」と叫び、ある男性は「頭の中にインベーダーがいる」と真顔で語る。ドキュメンタリー映画「精神」(想田和弘監督)は、精神科診療所を訪れる統合失調症やうつ病の患者を淡々と追う。「実名と素顔」にこだわった作品に登場するのは、ごく普通の悩める人たち。「被写体の人生を預かる覚悟ですべてオープンにした」。何が精神障害者と健常者を隔てるのか。現実を伝え、観客にそう問い掛ける。


 舞台は岡山県にある小さな診療所「こらーる岡山」。精神科病院の病室の鍵を取り外す運動を進めた山本昌知医師が、1997年に設立した。診察だけでなく食事サービスや牛乳配達を行う作業所を併設し、病院ではなく地域社会で生きるための患者支援に力を注ぐ。

 「患者本人から了解を得る」。撮影の際、診療所側が出した条件は1点のみ。待合室で片っ端から患者やスタッフに声を掛け、何度も断られながらも応じてくれた人にカメラを向けた。

 テロップ、ナレーション、音楽は一切ない。ある男性は高校生のころ、1日18時間勉強する生活を半年続けた末に倒れた。以来、25年間診察を受けている。産後間もないわが子の口を押さえて死なせてしまった過去を吐露した女性もいた。

 赤裸々に語られる過酷な半生とは裏腹に、当事者の表情は拍子抜けするほど穏やか。「死にたい」と叫んだ女性も、別の場面では楽しげに軽口をたたく。精神障害者の日常は、健常者のそれと大きく変わることはなかった。

 厚労省の2005年の統計によると、統合失調症や気分障害などに苦しむ人は約265万人で、うち32万人が入院している。想田監督自身、大学時代にうつ症状の一種とされる「燃え尽き症候群」を患い、精神科に駆け込んだ経験がある。それまで無関係と思い込んでいた精神障害が「身近な病」だと知り、以来テーマの一つとして温めていた。

 メディアが伝える精神障害者は時に、名前は伏せられ、映像はモザイク処理が施される。その「配慮」が、彼らを遠ざけてしまうのではないか。作品に出てくる男性はそれを「見えないカーテン」と語った。想田監督は言う。「カーテンの向こう側にいたのは、僕らと同じ悩める人間だった」

 2時間15分。18日から大阪の第七芸術劇場(TEL06・6302・2073)、県内では8月15日から神戸アートビレッジセンター(TEL078・512・5500)で公開。


「障害者に勇気与えたい」 辻井さん、文化庁表彰で

2009年07月07日 00時25分37秒 | 障害者の自立
 米国の第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクールで、日本人として初優勝した盲目のピアニスト辻井伸行さん(20)が6日、文化庁長官表彰の表彰式のため文化庁を訪問し、「素晴らしい賞をいただき、光栄。同じ障害のある人に勇気を与えたい」と喜びを語った。

 辻井さんは青木保長官から表彰状を受け取った後、塩谷立文部科学相と歓談し、「子どものころからピアノを弾いていると楽しかった。今まで練習で嫌になったことはありません」と笑顔で話した。

 その後、取材に応じた辻井さんは「恋愛をするなど人生経験を積んで、深みのある表現力をつけていきたい」と今後の抱負を語った。