ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

イトーヨーカドーのノーマライゼーション

2010年09月13日 01時22分26秒 | 障害者の自立
雇用率は2.23%
セブンイレブンやイトーヨーカドーなどを手がける、小売大手の株式会社セブン&アイHLDGS。今回は、今や日本人の生活に欠かせない大グループの、ノーマライゼーションへの取り組みをお伝えしたいと思います。

セブン&アイHLDGSは2009年6月1日現在、グループを合わせて何と896人、法定数値を上回る2.23%もの障がい者の雇用を行っています。そして、グループのノーマライゼーションの中核となっているのが、北海道北見市にある「株式会社テルベ」です。

生産された商品がイトーヨーカドーに
北見市も1%を出資する同社は、2009年1月現在、社員29名のうち17名が障がいを持たれています。

働きやすさや安全を優先して考えられた同社では、印刷事業部と椎茸事業部があり、特に椎茸は1年間休みなく生産され、イトーヨーカドーの各店にて販売されています。

会社名の「テルベ」は社員からの公募で、フランス語で「緑の大地」という意味。オホーツクの大地で、大樹に育ってほしいとの思いが込められています。今日の帰りには身近なスーパーに寄って、椎茸をご賞味あるのもいかがでしょうか。

障がい者の働く場ニュース

中部電力子会社で障がい者を積極雇用

2010年09月13日 01時19分10秒 | 障害者の自立
積極的な雇用拡大、維持

中部電力の障害者雇用促進法に基づく特例子会社、中電ウイングは障がい者雇用の維持・拡大に積極的に取り組んでいる。景気回復の遅れで中部電力からの受注が減っていくなか、障がい者の能力を生かせる事業の拡大を模索する。

特例子会社 中電ウイング

中電ウイングは、01年4月に中部電力の経営理念のひとつ「社会との共生」を具体化するために、重度身体障がい者と知的障がい者の雇用促進を目的に設立された、中部電力100%出資の特例子会社だ。

現在47人のチャレンジドが印刷やノベルティーの販売、園芸などに携わる。中電ウイングの取り組みは社内にとどまらず、ほかの特例子会社と協力して中部地域のネットワーク組織を立ち上げるなど、活動の幅を広げている。

また口コミにより、チャレンジドの堂々とした仕事ぶりを年間約2000人もの人が見学に訪れる。


中電ウイング株式会社
http://www.chuden-wing.co.jp/
電気新聞
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/local/20100909_01.html


Amazon.co.jp : 中電ウイング に関連する商品

障がい者の働く場ニュース

障害年金、支給決定に遅れ 記録問題による人手不足原因

2010年09月13日 01時16分07秒 | 障害者の自立
 年金記録問題のあおりで、障害厚生年金の支給決定が遅れている。日本年金機構は請求から決定まで「3カ月半」という基準を定めるが、昨年度の達成率はわずか1割。今年度も最長で倍の7カ月間かかっている。記録問題の対応に人手を取られていることが原因で、支給待ちの障害者からは苦情も出ている。

 障害厚生年金は、厚生年金に加入するサラリーマンが病気やケガで障害者になった場合などに受けられる。申請をもとに診断書などを確認、障害等級(1~3級)を認定されたうえで支給が決まる。

 医師による認定の前に、障害を負う原因となった病気の初診日が「厚生年金の加入期間内」か、などの支給要件を審査するのが、機構本部の事務職員の仕事だ。「3カ月半」という審査期間の基準は、旧社会保険庁時代の5年前にサービス向上を目指して決めた。その後、持ち主が分からない5千万件の「宙に浮いた年金記録」など一連の記録問題が発覚。その対応を優先して職員が配置されたため、審査に回る人材が手薄になった。

 申請は増加傾向で、昨年度中は4万1千件を受け付けた。一方、昨年度中の支給決定は2万8千件弱にとどまり、その9割は基準よりも遅れた。日本年金機構に移行した今年も審査の遅れは続き、今も平均で半年近くかかる。

 支給が決まれば、障害認定を受けた翌月分にさかのぼって年金が支払われるが、厚生労働省や機構本部には支給決定を待つ障害者から「生活費がない」などの苦情が多く寄せられる。ある審査待ちの男性は「生活の糧となる障害年金の審査が、なぜこれほど遅れるのか」と憤る。

 厚労省が今年8月にまとめた機構の評価では、「障害厚生年金については特に裁定処理が遅れ、お客様からの苦情につながった」と明記。給付事務全体の評価が、下から2番目に悪い「C」になる大きな要因となった。

 機構は4月から、審査にかかわる職員を倍増して97人にした。苦情に対しては、態勢を強化して審査期間の短縮に努める方針を説明する。機構幹部は「社保庁から機構に移行して、支給要件の判断に熟練した職員が減ったことも影響した。態勢の強化で、年度内には基準を達成したい」と話している

朝日新聞

障害者の自立支援 吉田に「あつまリーナ」完成

2010年09月13日 01時13分50秒 | 障害者の自立
 吉田町片岡の町総合障害者自立支援施設「あつまリーナ」が完成し、11日、同所でしゅん工式が開かれた。周辺には健康福祉センターや中央児童館、さゆり保育園が隣接し、障害者やお年寄り、児童らが交流する「福祉交流ゾーン」の整備がほぼ終了した。10月1日から運営を開始する。
 式典には田村典彦町長をはじめ、施設、福祉関係者ら約100人が出席した。田村町長が「障害者も健常者も、お互いに認め合いカバーして成長していくプラットホームとして、吉田町が共生する町になってほしい」とあいさつ。同町の「フリージアコーラス」が合唱し、新しい地域福祉の拠点の完成に花を添えた。
 同施設は鉄筋コンクリート造り平屋建て、延べ床面積約969平方メートル。障害福祉サービスを行う作業室や就労を支援するパン製造室、障害者に食事や排せつなどの介護などをする生活支援室、談話室などを設置した。このほか、障害児が放課後活動する児童クラブ室や地域の人々やボランティアらが交流するホールなども備えている。総事業費約3億3千万円。
 同町では「打ち明けやすく、周囲が手を伸べやすい環境整備」として、障害者の自立と共生社会を実現する「共生するまち」を目指していく。

静岡新聞

失墜・特捜捜査の内幕:障害者郵便割引不正/中 事前聴取なく逮捕

2010年09月13日 01時10分55秒 | 障害者の自立
 ◇秘密裏に呼び出し

 「急な呼び出しだな」「週明けじゃなかったのか」。日曜日の09年6月14日午後。堂島川を挟んで文教・ビジネス地区「中之島」を望む大阪地検(大阪市福島区)に、特捜部の係官らが次々に出勤して来た。休日出勤の連絡に、誰もが意表を突かれていた。

 この日、厚生労働省雇用均等・児童家庭局の村木厚子局長(54)=当時=は、大阪地検特捜部に逮捕された。村木局長の「Xデー」を知っていたのはごく一部の検事だけ。それ以外の検事や事務官は何も知らされず、保秘が徹底された。

 極秘の動きは、最高検の意向を反映したものだったという。最高検は村木局長の取り調べに当たり「目立ちやすい任意同行はしない。秘密裏に呼び出し、マスコミ報道はさせない」と大阪地検に条件を付けた。念には念を入れ、呼び出しは新聞発行がない休刊日が選ばれた。村木局長の供述によっては、逮捕を見送るという選択肢を残すため、報道を封じる作戦だった。

 「週明けに事情を聴くが、逮捕なんて分からん」。報道機関には周到に煙幕が張られた。ところが、地検周辺で様子をうかがっていたテレビ局が、村木局長が大阪地検に入る姿をキャッチ。「局長聴取」をニュースで流し、本当のシナリオが発覚することになる。

 「供述次第では逮捕しない」。そのカードが切られることはなく、村木局長は全面否認のまま逮捕された。

   ■  ■

 その19日前、実体のない障害者団体に発行された厚労省の証明書を巡り、担当だった厚労省係長、上村勉被告(41)が特捜部に逮捕されていた。逮捕容疑は、村木局長が上村被告の上司だった04年4月の出来事。庁舎は家宅捜索を受け、村木局長の上司や部下も次々に特捜部に呼ばれ事情聴取された。

 「なぜ私だけ聴取されないのか」。厚労省13階の局長室で、村木局長は言いようのない不気味さを感じていた。

 大阪地検特捜部の捜査では「ホンボシ」と呼ばれる官僚などの容疑者は、逮捕前に事情聴取しないのが一般的だ。取り調べ後に帰宅させれば、自殺したり証拠隠滅の恐れがある。ホンボシは周辺の捜査で証拠を固め、一気に逮捕へとなだれ込む。村木局長にもこの方法が取られた。事件を担当する特捜検事は「証拠はそろっている」と自信をみせた。

   ■  ■

 訳が分からないまま逮捕され、5カ月間、大阪拘置所にいた。「まるで映画の中にいるようだった。身に降りかかっているのが、自分のことだと思えなかった」と話す。

 逮捕から1年3カ月後、大阪地裁で無罪判決を勝ち取った。判決後の記者会見で「私は検察を信頼していきたい」と忍耐強さを見せた。密室の取り調べを耐え抜き身をもって示したのは、検察の中でもエリート集団と言われる特捜部に巣くう「病理」だった。

毎日新聞 2010年9月12日 東京朝刊