苫小牧市消防本部は、聴覚障害者からの119番を電子メールでも受け付ける「メール119番通報システム(仮)」の導入を計画している。2011年2月ごろの稼働を目指している。聴覚障害者から歓迎の声が上がっている。
メール通報は、聴覚や言葉に障害を持つ市民が対象。事前に登録し、火災や交通事故などに遭ったり、目撃したとき、パソコンや携帯電話から電子メールを使って消防車や救急車の要請ができる。
札幌市で導入されていて、2008年6月市議会でも取り上げられたことから、先進自治体の情報を収集するとなど、検討を進めてきた。
消防本部は、電話での通報が困難な人には、ファクスで対応してきたが、「メールだと外出先でも通報できるので、安心につながる」と話す。
苫小牧聴力障害者協会事務局長の秦野勲さん(67)は、仲間との連絡は携帯電話やパソコンのメールで行っており、火災や交通事故に遭ったことはないものの、「もしもの場合を考えると不安に思うこともある」という。警察や消防への通報は、メモを書いて近くの人に頼むことにしている、とも。
メール通報に、「1人で運転する仲間もいて、交通事故に遭わないか不安の声も聞いた。メールで通報できれば便利」と歓迎している。
市社会福祉課によると、3月末現在、市内の聴覚障害者は651人。言語などの障害を持つ人は119人。重複障害者もいるという。
苫小牧民報
メール通報は、聴覚や言葉に障害を持つ市民が対象。事前に登録し、火災や交通事故などに遭ったり、目撃したとき、パソコンや携帯電話から電子メールを使って消防車や救急車の要請ができる。
札幌市で導入されていて、2008年6月市議会でも取り上げられたことから、先進自治体の情報を収集するとなど、検討を進めてきた。
消防本部は、電話での通報が困難な人には、ファクスで対応してきたが、「メールだと外出先でも通報できるので、安心につながる」と話す。
苫小牧聴力障害者協会事務局長の秦野勲さん(67)は、仲間との連絡は携帯電話やパソコンのメールで行っており、火災や交通事故に遭ったことはないものの、「もしもの場合を考えると不安に思うこともある」という。警察や消防への通報は、メモを書いて近くの人に頼むことにしている、とも。
メール通報に、「1人で運転する仲間もいて、交通事故に遭わないか不安の声も聞いた。メールで通報できれば便利」と歓迎している。
市社会福祉課によると、3月末現在、市内の聴覚障害者は651人。言語などの障害を持つ人は119人。重複障害者もいるという。
苫小牧民報