人権について考えるきっかけにしてもらおうと、海南市人権尊重推進協議会などは12日、同市下津町下津の市民交流センターで「かいなん人権フェスティバル2010」を開き、人権尊重推進委員、人権各種団体会員、一般参加者など約450人が参加した。男女共同参画の作文「第6回男(ひと)と女(ひと)の声」入賞者の表彰が行われたほか、女優の石井めぐみさんが障害者と健常者が共に楽しく暮らせる地域社会について語った。
式では、 優秀賞の6人に神出政巳市長から賞状と記念品が贈られた。 計38作品、 中学生から92歳のお年寄りまで幅広い年齢層からの応募があった。 南野上小学校の藤田直子校長が 「身近な幸せを再確認する作文が多く、 人間としての個性を大切に共に手を携えて生きていく大切さが語られていた」 と講評した。
後半は石井めぐみさんの講演。 石井さんは平成11年に死去した障害のあった長男優斗君と過ごした日々を振り返った。 優斗君は自力で呼吸できない重い障害を持って生まれ、 医師から目も耳も手足もだめだろうと言われた。 石井さんは健常児にするためにいろいろな訓練を重ね、 やがて自力で30ccのミルクを飲めるようになったが、 ある日突然呼吸を止めてしまうなど症状が悪化。 石井さんは子どもに強いストレスを与えてしまったことを反省し、 「息子は健常者になるために生まれてきたわけじゃないことを痛感した。 その日から障害を持ったゆっぴぃと一分一秒を大切に生きていこうと思った」 と振り返った。 最後に石井さんは 「もしまちなかで困っている人がいたら立ち止まって目を合わせてほしい。 もし手伝ってほしいなら向こうから声を掛けてくるはず。 障害や健常などに関係なく人を思いやることが大切」 と訴えた。
わかやま新報オンラインニュース
式では、 優秀賞の6人に神出政巳市長から賞状と記念品が贈られた。 計38作品、 中学生から92歳のお年寄りまで幅広い年齢層からの応募があった。 南野上小学校の藤田直子校長が 「身近な幸せを再確認する作文が多く、 人間としての個性を大切に共に手を携えて生きていく大切さが語られていた」 と講評した。
後半は石井めぐみさんの講演。 石井さんは平成11年に死去した障害のあった長男優斗君と過ごした日々を振り返った。 優斗君は自力で呼吸できない重い障害を持って生まれ、 医師から目も耳も手足もだめだろうと言われた。 石井さんは健常児にするためにいろいろな訓練を重ね、 やがて自力で30ccのミルクを飲めるようになったが、 ある日突然呼吸を止めてしまうなど症状が悪化。 石井さんは子どもに強いストレスを与えてしまったことを反省し、 「息子は健常者になるために生まれてきたわけじゃないことを痛感した。 その日から障害を持ったゆっぴぃと一分一秒を大切に生きていこうと思った」 と振り返った。 最後に石井さんは 「もしまちなかで困っている人がいたら立ち止まって目を合わせてほしい。 もし手伝ってほしいなら向こうから声を掛けてくるはず。 障害や健常などに関係なく人を思いやることが大切」 と訴えた。
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