ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

★おかしなルール報告書 Vol.3

2010年12月25日 01時06分15秒 | 障害者の自立
 日本はほとほど生きづらい国になったもんだ……。

 “海岸で夕日を眺めながらお酒を飲んだら過料徴収”されるかもしれなかったり、“ポイ捨てしただけで広報誌に名前を掲載”される可能性があるといった、おかしなルールを過去2回にわたって報告してきた本連載企画。3回目となる今回も、読者からの報告を含め、“首を傾げたくなる”法律や条例の是非を問う!

【おかしなルール評議委員会はこの方々!】

▼『へんなほうりつ』著者 のり・たまみ夫妻 夫婦のフリーライターユニット。世界10か国に滞在するなかで各国の法律に興味を持ち、独学で学ぶ。『へんなほうりつ』(小社刊)など、法律関連の著書多数

▼ウェブサイト『変な法律』管理人・なかむら いちろう氏 ’69年生まれ。立命館大学法学部卒。’00年にウェブサイト『変な法律』を開始。著書に『大爆笑「変な法律」集「俺の酒が飲めねーか」は犯罪です』(講談社)

▼元芸人弁護士・角田龍平氏 コンビ解散後弁護士に。現在『サンデージャポン』(TBS系)出演。『角田龍平のオールナイトニッポンポッドキャスト』(ニッポン放送)も好評配信中

店舗や職場ではタバコを一切吸ってはいけない!?

■対象>喫煙者

 いずれこの国では自宅以外でタバコが吸えなくなるかもしれない。

 厚生労働大臣の諮問機関である労働政策審議会では「職場における受動喫煙防止対策」の議論を、月に2回ないし3回のペースで繰り返し行っている。11月には公聴会も開かれたが、そこでのテーマは“職場を原則禁煙化することの是非”についてだ。

 現在の進捗状況について厚労省に尋ねたところ、「年度内に労政審が議論のまとめを発表し、それを受けて法改正にするか、それ以外の対策にするか決定します」という。

 もし法改正ということになれば、最短で今月中に法案提出、来年1月の通常国会で可決という流れになる。結果、労働安全衛生法が改正されたならば、いかなる事業所も、“職場を全面禁煙化”するか、“喫煙室を設置”するか、“換気設備の整備”のいずれかを迫られることになる。それが飲食業であれば、店内も職場であるということになり、喫茶店も居酒屋もパチンコ店も店内全面禁煙になる可能性があるということだ。しかも全国規模で。

「『神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例』の法律版と言えます。それよりも配慮が義務づけられる施設の範囲が広く(職場全域)、また法律であることからその効力は全国に及びます」(ウェブサイト『変な法律』管理人のなかむらいちろう氏)

 もし路上禁煙エリアで生活しているならば、もはやタバコは自宅でしか吸えなくなってしまうかもしれない。

 もちろんすべての事業者が厳格な分煙施設を作れば、その危惧もなくなるが、資金的に厳しい中小の事業所には難しいだろう。仕方なく全面禁煙にした場合、特に居酒屋などの飲食店では来客数減少が容易に予想される。にもかかわらず、すべての事業所が対象となるのはいかがなものか?

「嫌煙者お断りの店があってもいいし、全員喫煙者の事業所があってもいい。自ら害悪を受容している者の喫煙にまで公権力が介入するのは、規制の合理性が認められません」(弁護士の角田龍平氏)

高齢者や障害者の個人情報を区民へ提供する!?

■対象>高齢者や障害者

「これって簡単に強盗などの犯罪に利用されてしまうのでは?」とSPA!読者から投稿されたのが、東京都中野区の「地域支えあいネットワーク推進条例」(仮)だ。

 年度内の成立を目指しているというこの条例は、中野区に暮らす70歳以上の単身、75歳以上の高齢者のみで構成される世帯にある高齢者、または障害者の「氏名」「住所」「年齢」「性別」という4つの個人情報を、本人が開示を拒否しない限り、同区民に提供するというものだ。

 なぜ、そのような個人情報を提供する必要があるのか? 中野区役所に問い合わせたところ、「’04年度から、支援を希望する高齢者を区民が見守る活動を推進してきました。その見守りの輪を強固にするのが目的」だという。トラブルを避けるため、最初は地域支援活動をする区民にだけ情報開示するというが……。

「先の尖閣諸島のビデオ流出問題を見てもそうですが、情報というのは必ずといっていいほど“漏れる”ことを想定して対策を立てる必要があります。情報を提供するのは『町会や自治会の役員など』となってますが、その基準は曖昧で人数も相当数になることから、漏れる可能性は高いです。考えが甘いのでは?」(『へんなほうりつ』の著者、のり・たまみ夫妻)

 なお漏洩した場合、10万円以下の罰則を付ける方向だという。その額を見ても軽く考えているとしか思えないのだが……。

「高齢者保護というのが目的にありながらプライバシーが明らかになることにより、結果、犯罪の温床になる可能性も。失われる利益が重大すぎます」(角田氏)

 犯罪者からの保護を第一に!

ゴミを34種類に分別して捨てなくてはならない!

■対象>面倒くさがり屋

 ビン、缶、燃えるゴミ、燃えないゴミといった程度の分別は、もはや当然だろうが、その数が34種類あるとしたら……。

 想像しただけで気が滅入るほどゴミを分別しなくてはならない町が徳島県にある。’03年に「ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)宣言」を行った上勝町だ。

 ’20年までにゴミを完全になくすと宣言した町に暮らす約2000人の住民は、ゴミを34種類に分別して捨てている。上勝町役場から業務委託を受けているNPO法人「ゼロ・ウェイストアカデミー」にその経緯を聞くと、「上勝町では’97年までゴミは野焼きにしていましたが、環境汚染が問題となり、小型の焼却炉を導入しました。しかし、それもダイオキシン規制法に引っかかって使用不可に。財政が豊かではないので、大型焼却炉を購入できず、可能な限り分別してリサイクルしようということになったのです」とのこと。

 なお、34種類というのはゴミ引き取り業者の指定によるものだ。

「『ゴミも分別すれば資源』という言葉は定着し、細かな分別をすれば地球環境にとってのメリットにはなるでしょうが、半面、複雑すぎれば不法投棄の横行といったリスクを増大させることになりかねません」(なかむら氏)

 確かに分別が面倒となれば、その辺に捨てる人も出るだろう。

 また、のり・たまみ夫妻は、ゴミ収集の仕組み自体が法律違反ギリギリではないかと指摘する。

「廃棄物処理法では『市町村は、一般廃棄物を収集し、運搬し、処分しなければならない』と定めていますが、上勝町では住人自らが町にたった1か所しかない日比ヶ谷ゴミステーションまでゴミを運ばなければいけません」

 必死で分別した上にゴミ捨て場が遠かったら……住みたくない!

海外編「墓を持ってなければ、死ぬことを禁止する」

 ■笑える[へんなほうりつ]海外編 のり・たまみ

1、タマネギ臭い子は登校してはダメ!(アメリカ)

 アメリカ合衆国ウエストバージニア州で制定されている悪臭条例のひとつです。この地には、とても臭い「ランプ」というタマネギがあり、そのタマネギを食べた児童が学校内を歩いていたら、ほかの児童がとても勉強に集中できないほど、とんでもなく臭いそうです。口臭兵器という感じでしょうか(笑)。

2、死ぬことを禁止する(フランス)

 日本とは異なり欧米では、火葬より土葬がメインに行われます。そのために墓地がいっぱいになる地域が続々と現れ、「墓を持ってなければ、死ぬことを禁止する」法律が各地で誕生中なのです。もし違反した場合は「厳しく本人を罰する」そうですが、その時点で亡くなっているのに、いったいどうするんでしょうか?

3、チューインガム所持禁止(シンガポール)

 電車のドアにガムがくっつけられて開かなくなったことから、一気に「国内でガム所持禁止」が制定されました。さすがマナーと厳罰の国ですね。日本人旅行者がうっかりバッグにチューインガムを忍ばせていたら、「ガム輸入禁止」に引っかかって、最高で禁錮2年の可能性もありますので注意しましょう。

ZAKZAK

身体障害者を対象とした市町村立小中学校職員採用選考(初級程度)実施

2010年12月25日 01時03分50秒 | 障害者の自立
身体障害者を対象とした市町村立小中学校職員採用選考を次のとおり行います。

受付期間
平成23年1月14日(金曜日)から1月28日(金曜日)まで
インターネットによる申込みの場合、最終日は午後5時まで受信有効
郵送による申込みの場合、1月28日(金曜日)消印有効
持参による申込みの場合、土曜日、日曜日は除く。
選考日
 平成23年2月9日(水曜日)


選考会場
 茨城県水戸合同庁舎


職種、採用予定人員及び採用時の勤務場所等
職種:小中学校事務
採用予定人員:1名程度
〇採用時の勤務場所及び職務内容
 市町村立小中学校に勤務し、庶務・経理等の学校事務に従事します。 
 主な事務の内容は次のとおりです。


文書の収受、発送業務
給与や旅費支給に関する業務
学校会計の予算管理、経理等に関する業務
学校の施設・設備の維持・管理に関する業務
電話の応対、接客などの業務
関係機関等との連絡調整


 *市町村立小中学校にはエレベーターがありません。また、ほとんどの学校で、事務職員の配置は1人です。
 *その他 事務には、市町村教育委員会や銀行等への出張、校舎・校庭等の施設の巡回等が含まれます。


選考を受けることができる資格
 自力により通勤でき、かつ、介護者なしに事務職としての職務の遂行が可能な人で、次の(1)から(5)のすべての要件を満たす人が受考できます。
(1)昭和55年4月2日から平成5年4月1日までに生まれた人
(2)身体障害者手帳の交付を受け、その障害の程度が1級から6級までの人
(3)通常の勤務時間(原則として週38時間45分、1日7時間45分)に対応できる人
(4)活字印刷文(文字の大きさは10ポイント)による出題に対応できる人
(5)茨城県内に住所を有する人(在学又は訓練所入所のため一時県外に居住している人で、家族が県内に住所を有する人を含む。)


選考の日時及び会場
〇日時 平成23年2月9日(水曜日)


受付 8時50分から9時15分
教養考査 9時15分から11時
適性検査 11時15分から12時15分
作文考査 13時から14時35分
口述考査 14時45分から17時
〇会場


茨城県水戸合同庁舎(水戸市柵町1-3-1)
電話 029-225-2803
選考の方法及び内容
(1)教養考査


考査内容 筆記試験とし、公務員として必要な一般的知識、知能について、高等学校で履修した程度の問題を出題します。
出題分野 国語、社会、数学、理科、文章理解(英語を含む。)、判断推理、数的処理、資料解釈
問題形式 択一式
時間 1時間30分
(2)作文考査


考査内容 文章による表現力、課題に対する理解力等をみます。
問題形式 記述式
時間 1時間20分 (平成21年度課題例:私の目指す公務員像)
(3)口述考査
 主として、人物についての評定を行うものとし、個別面接を実施します。
(4)適性検査
 通常の職務遂行に必要な適性の有無について検査します。
(5)身体検査
 通常の職務遂行に支障をきたすおそれのある疾病等の有無について検査します(医療機関で検査した身体検査書の提出を求めます。)。
(6)資格調査
 受考資格の有無等について調査します。
 ※応募者が多数の場合には、教養考査の成績が一定基準以上の人のみ作文考査及び口述考査を実施します。


合格者の発表
 平成23年2月23日(水曜日)午前10時(予定)に茨城県人事委員会事務局前及び茨城県人事委員会のインターネット・ホームページに合格者の受考番号を掲示するほか、すべての考査科目を受考した受考者全員に合否の結果を通知します。


採用予定年月日
 平成23年4月1日以降を予定しています。


選考結果の開示
 この採用選考の結果については、茨城県個人情報の保護に関する条例の規定により、次のとおり、口頭で開示を請求することができます。


開示請求できる人 不合格者
開示内容 総合ランク
開示時期 合格発表日から1か月間(土曜日、日曜日、祝日を除く。) 午前8時30分から午後5時まで
開示場所 人事委員会事務局


 なお、電話・はがき等による請求では、開示できませんので、受考者本人が人事委員会事務局へおいでください。また、受考票(本人控)により本人確認をしますので、来局するときに持参してください。


受考手続
(1)申込用紙の配布場所
〇直接取りに来る人


次の場所で配布します(土曜日、日曜日、祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く。)。
茨城県人事委員会事務局、行政情報センター、茨城県県北県民センター、茨城県鹿行県民センター、茨城県県南県民センター、茨城県県西県民センター、水戸県税事務所、常陸太田県税事務所高萩支所、行方県税事務所、土浦県税事務所稲敷支所、筑西県税事務所境支所、常陸大宮保健所、日立保健所、つくば保健所、茨城県東京事務所、茨城県大阪事務所、茨城県北海道事務所
〇郵送を希望する人
・封筒の表に「小中学校職員採用選考請求」と朱書し、あて先を明記した返信用封筒(角形2号〔縦33センチメートル、横24センチメートル程度〕に120円切手を貼ったもの。)を同封して、茨城県人事委員会事務局(郵便番号310-8555 水戸市笠原町978番6)に請求してください。


(2)受考申込
〇インターネットによる方法


申込方法が直接持参又は郵送による方法と異なりますので、必ず茨城県人事委員会のホームページでインターネットによる申込方法及び注意点を確認した上で、いばらき電子申請・届出サービスホームページから申込みをしてください。
<茨城県人事委員会ホームページ>
<いばらき電子申請・届出サービスホームページ>
受付期間 平成23年1月14日(金曜日)午前8時30分から1月28日(金曜日)午後5時まで(受信有効)
〇直接持参又は郵送による方法


記入上の注意(申込用紙裏面に記載)をよく読んで、申込用紙に所要事項を記入し、茨城県人事委員会事務局に直接持参するか又は郵送してください。
なお、郵送で申し込む際は、申込の封筒の表に「選考申込」と朱書きし、必ず郵便局の窓口で「簡易書留」の手続をとってください。
申込先 茨城県人事委員会事務局(郵便番号310-8555 水戸市笠原町978番6 茨城県庁内)
受付期間
 平成23年1月14日(金曜日)から1月28日(金曜日)まで
 ただし、直接持参の場合は、土曜日、日曜日は県庁が休みとなるため受付はできません。また、受付時間は午前8時30分から午後5時までとなります。 
 なお、郵送の場合は、1月28日(金曜日)までの消印のあるものに限り受け付けます。


(3)受考票等の送付
 受付後、平成23年2月3日(木曜日)までに到着するように郵送しますが、それまでに到着しない場合には、茨城県人事委員会事務局に照会してください。
(4)選考当日(平成23年2月9日 水曜日)
 選考当日、持参しなければならないものは、次のとおりです。
・受考者本人の写真をはった受考票、身体障害者手帳、身体検査書・身体検査申告書、就業等に関する申告書、面接票、HBの鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、昼食
(身体検査書・身体検査申告書、就業等に関する申告書、面接票の用紙については、受考票送付の際に同封したものを使用してください。)


給与、勤務時間、休暇
(1)給与は、平成22年4月1日現在で高校新卒者は基本給144,303円、短大新卒者は151、616円、大学新卒者は160,371円です。なお、学校卒業後一定の経験年数がある人は、この金額に一定額が加算されます。また、上記金額は地域手当3.0%を含んだ額です。
 このほか諸手当として、扶養手当、住居手当、通勤手当、時間外勤務手当、期末・勤勉手当などが支給されます。
(2)勤務時間は午前8時30分から午後5時15分までの7時間45分(休憩60分)です。また、週休2日制が実施されており、土曜日・日曜日は休みです。
(3)年次有給休暇は、1年につき20日間(初年のみ15日間)あり、このほか特別休暇があります。




受考の際に何らかの措置を希望する人は、あらかじめ人事委員会事務局へ申し出てください。
茨城県庁

講演会:障害者に「やさしい心」 伊丹で来月15日開催 /兵庫

2010年12月25日 01時02分13秒 | 障害者の自立
 伊丹市立美術館(同市宮ノ前2)で1月15日、知的障害者施設「止揚学園」(滋賀県東近江市)の創設者で、教育家の福井達雨さんの講演会「やさしい心をもっていますか?」が開かれる。定員100人、入場無料。

 福井さんは1962年に同学園を創設。障害者が社会の中で共に生きる形を模索し続けてきた。また、人権問題や障害者教育のあり方について、アジアや西欧諸国でも精力的に講演活動を行っている。アジア各国から学園に研修生を受け入れるなど、指導者の養成にも尽力している。

 講演会に先立ち、1月8日~30日、美術館に隣接する市立工芸センターで学園の入園者が描いた絵画や張り絵などの作品約60点を展示する。無料で月曜休館。

 いずれも問い合わせ、申し込みは同センター(072・772・5557)。

毎日新聞 2010年12月24日 地方版

光のページェント、ビーズでストラップに 仙台・障害者施設

2010年12月25日 01時00分33秒 | 障害者の自立
 仙台市泉区の障害者施設「パルいずみ」が「SENDAI光のページェント」(実行委員会主催)にちなんだストラップを作製、販売を始めた。青葉区の勾当台公園にあるシンボルツリーのヒマヤラスギをモチーフにしたビーズ細工で、パルいずみは「ストラップ作りを通じてイベントを盛り上げたい」としている。

 ストラップは、より高級感のあるスワロフスキービーズ製(2500円)と、アクリルビーズ製(1000円)の白と緑の計3種類。シンボルツリーのヒマラヤスギを、高さ約2センチのかわいい姿に仕上げた。いずれもペンダントなどとしても使える。特にスワロフスキー版は下の部分にしずく型のビーズを施した凝った作りで、市内在住の画家小野寺純一さんの絵はがきも付く。
 施設には精神障害者約20人が通い、箱折り作業を請け負う一方、障害者の賃金増を目的にオリジナルのアクセサリーなども製作している。
 デザインは、ページェント実行委員会などの助言を受け、ジュエリーデザイナー小野寺千江子さん(30)=青葉区=に依頼。11月から製作を始め、ほぼ連日12、13人が作業に当たっている。
 ビーズ細工を作っている利用者の男性(19)は「ページェントの雰囲気が感じられるデザインで、多くの人に手に取って見てほしい。仲の良い人へのプレゼントにしてもらえたら」と話す。
 仙台ロイヤルパークホテル(泉区)内のショップや、作並湯の駅・ラサンタ(青葉区)などで販売している。年間で1000個を製作する予定という。
 担当職員の伊藤麻里子さん(29)は「ヒマラヤスギの飾りが変わったら、それに合わせて新しいバージョンも考えたい。土産品やプレゼントに活用してもらい、障害者の賃金アップにもつなげたい」と話している。連絡先はパルいずみ022(377)4802。


2010年12月24日金曜日

河北新報

書道展:青森の障害者、きょう東京で 毎日書道展会員・西里さん主宰 /千葉

2010年12月25日 00時59分26秒 | 障害者の自立
 ◇教え子の作品460点

 青森県八戸市で障害者らが通う書道教室が24日、東京都江戸川区で発表会(毎日新聞社など後援)を開く。毎日書道展会員(近代詩文書)の西里俊文さんが主宰して12年、県外での作品展は初めてとなる。「教え子の中には東京開催を待ちこがれながら亡くなった人もいる。約束を果たす日がやっと来た」と話している。

 西里さんは養護学校の教員。99年に自宅を会場にボランティアで教室を始めた。当初5人だった教え子は今では43人。畳や壁には墨の飛び散った跡が残る。一つ一つが生徒たちとの思い出だ。

 その中の一人に江刺家(えさしか)雄基さんがいた。9年前に顔を出すようになった。人さし指と中指で筆を持ち、紙に向かう。努力家で、作品展で入賞したこともある。

 高等養護学校を卒業後、東京で名刺を作る仕事に就いた。帰省すると教室に寄り、発表会に向け作品を書いていた。

 「いつか東京でも開こう」。08年に会った時、西里さんは約束した。だが江刺家さんは間もなく亡くなる。22歳。がんだった。

 「思いをかなえたいと願ってきた。他人に見てもらうことが子どもたちの励みになる」と西里さん。発表会では約460点が教室の歩みを伝える。江刺家さんの作品もある。

 26日までの午前10時~午後7時(26日は午後5時)、東京都江戸川区船堀4のタワーホール船堀で。入場無料。

毎日新聞 2010年12月24日 地方版