ゴエモンのつぶやき

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知的障害者取り押さえ死、控訴審も警官無罪

2012年01月12日 01時10分06秒 | 障害者の自立
 佐賀市内で2007年9月、知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に死亡した問題で、特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた佐賀県警巡査長・松雪大地被告(31)に対する審判の控訴審判決が10日、福岡高裁であった。川口宰護裁判長は無罪とした1審・佐賀地裁判決を支持し、検察官役の指定弁護士の控訴を棄却した。同弁護士は上告を検討する。

 遺族の請求を受け、佐賀地裁が付審判開始を決定。松雪被告は無罪を主張し、暴行を目撃したとする女性2人の証言の信用性が争点だった。11年3月の1審判決は「制止するところを見誤った可能性がある」と判断。懲役1年を求刑していた同弁護士が控訴した。

 川口裁判長は「被告は安永さんを取り押さえるのに必死で、暴行を加える余裕さえなかった」と認定。証言について「見間違えたか、誤解した可能性があり、暴行を認めるには合理的な疑いが残る」と結論付けた。

(2012年1月11日 読売新聞)