ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「手話喫茶店」が好評 与謝野の支援センターで開催

2012年01月12日 01時43分30秒 | 障害者の自立
 京都府与謝野町岩滝の宮津与謝聴覚言語障害者地域活動支援センターで毎週1回開かれる喫茶「手話サロン」が好評だ。季節ごとにテーマを設けたり、印象深い日常の出来事を題材にしてセンターに通う人と楽しく手話を学ぶことができ、多くの常連客が訪れている。

 同センターは社会福祉法人・京都聴覚言語障害者福祉協会が運営。60~80代の聴覚障害者ら30人が料理や工作などに励んでいる。

 喫茶は2005年に開設。本年度から新たに「花火」「クリスマス」など季節のテーマを設け、お菓子やコーヒーを味わいながら手話で交流している。旅行の感想など日々の出来事を10分間で紹介する「手話語り」もあり、難しい手話表現は大きな身ぶりで披露したり、職員の通訳を交える。

 毎週火曜午後1時半から1時間のみ営業しているが、多い時は20人が訪れ、手話サークルから団体予約も入る。近くの主婦阿辺加奈子さん(40)は「皆さんと楽しく勉強できるのが魅力で毎週来ています」と話す。同センターTEL0772(46)5390。


手話を使って楽しく交流する通所者ら(与謝野町岩滝・宮津与謝聴覚言語障害者地域活動支援センター)

【 2012年01月11日 13時07分 】京都新聞

「福祉避難所」8割が未指定・・・道内の市町村

2012年01月12日 01時41分59秒 | 障害者の自立
 災害発生時に高齢者や障害者など支援が必要な人を受け入れる「福祉避難所」を、道内約8割の144市町村が指定していないことがわかった。10日の道議会保健福祉委員会で船橋利実議員(自民党・道民会議)の質問で道が明らかにした。道は今後、指定を市町村に働きかける一方、施設ごとの受け入れ可能人数の実態調査を進める方針。

 道の調査によると、昨年10月末現在、未指定の144市町村のうち、116市町村は指定を検討中だったが、28市町村は「適切な施設がない」などの理由で指定する予定がなかった。一方、福祉避難所を指定しているのは35市町村で計145施設。内訳は、98施設が小中学校や公民館で、障害者施設や高齢者施設などの福祉施設が47だった。

 東日本大震災後の4月末現在の調査では、すでに指定を終えていたのは28市町村で、道は昨年夏から、避難所で必要な食料や備品の助成や、施設に人材を派遣する制度を作ったが、7自治体しか増えなかった。

 道の手引では、福祉避難所は災害に強く、バリアフリー化されている社会福祉施設や公共施設を指定。開設時には、約10人に生活相談職員1人を配置するよう求めている。

(2012年1月11日 読売新聞)


弱視者向け立体表示装置=眼鏡型で小型軽量―東大教授

2012年01月12日 01時39分59秒 | 障害者の自立
 眼鏡やコンタクトレンズを使っても十分視力が保てない弱視者向けに、映像を立体的に表示する眼鏡型の装置を開発したと、東京大学先端科学技術研究センターの田中敏明特任教授(人間情報工学)が11日、発表した。表示される映像は拡大、縮小して日常生活に適するよう調整することができ、小型軽量で持ち運びも容易という。

 田中教授によると、装置は視覚認知障害者向けの検査訓練用機器を改良。二つある小型カメラで取り込んだ映像を拡大、縮小するなど加工した視覚情報を、眼鏡のレンズに当たる部分に表示する。左右の視力に差がある人でも、それぞれの視力に応じて調整できる作りとなっている。重さは約200グラムで、水中眼鏡よりやや小さいサイズ。

 日本眼科医会(東京都港区)によると、弱視者は日本全国で144万人に上る。田中教授は「盲学校などとも共同研究を進めてさらに改良を重ね、早期の実用化を目指したい」と話している。 


[時事通信社] 2012年1月11日18時6分



摂食障害 生の声聞いて

2012年01月12日 01時20分39秒 | 障害者の自立
◆「あいうえお辞典」新アプリ配信◆


~*自助グループ「気持ち素直に伝えたい」*~


 摂食障害者を支援する自助グループ「あかりプロジェクト」(事務局・金沢市)が、スマートフォン用の新アプリ(ソフト)「摂食障害あいうえお辞典」の配信を続けている。今も障害に苦しむ人たちをアプリで応援できないか。当事者だったメンバーが考案したのが、摂食障害者を支える家族に、彼らの思いを伝える用語集だった。


 辞典には、100の言葉が並ぶ。「いい子ちゃん」「ごめんなさい」「ダメ人間」……。例えば「過食」という言葉をタッチすると、「止めようと試みても、まるで飢餓状態のもう一人の自分が居るかのように食べたい衝動が止まらない」と、その言葉を発する状況の例が出てくる。そんな時、摂食障害者はどんな気持ちでいるのかという説明がついた項目もある。


 摂食障害になった経験を持つプロジェクトのメンバーは、障害に苦しんでいたとき、自分たちの気持ちを周囲に素直に伝えられないことに悩んだ。親からも、子どもの態度が理解できないとの相談の声が寄せられるという。


 昨年の夏、メンバーはグループ内で「親や医療者などに知ってもらいたいこと、言いたいこと」を募集した。更にトーク会に参加している親にも、「どんなことが知りたいか」という意見を募った。


 100人あまりから集まった声には、共通する言葉が数多くあった。


    ◇


――食器洗いの音


 過食症に苦しんだ代表の村田いづ実さん(35)は、家族が洗っている食器の当たる音を聞いて、「自分のことを何か怒っているのではないか」と不安に感じることがしばしばあった。同じ声が、メンバーの中からも多数寄せられた。「お母さん、何か怒っているのかな。私、知らずに何かしてしまったかな」。ドアを開け閉めする大きな音にもびくびくしていた。


――どうせ私なんか


 辞典を編集した同プロジェクト関西支部の岡井ルマさん(31)は、中学校3年生の時、過度に食物を食べる過食症になった。それまであまり食べたことのなかったポテトチップスやピーナツチョコレートを口にするようになり、止まらなくなった。1週間で体重は7キロ増。その後も増え続け、一時は75キロになった。


 完璧主義で、自分を肯定する気持ちが低かったという岡井さんは、人からのほめ言葉も素直に受け止められなかった。恋人に「可愛いね」と言われても、「どうせ本当の私を知らないでしょ」と卑屈になった。


    ◇


 岡井さんは6年ほど前に過食症を克服。だが、辞典の編集作業は「障害を追体験するようでつらかった」という。集まった声には、自分が経験したのと同じ苦しみがつづられていた。


 同じように、当事者が読んで苦しくなる用語集かもしれない。「摂食障害者を支える人も困らせてしまうかも」。それでも、「これが当事者の生の声。それを伝えたい」。その一心で、辞典を編んだ。


 アプリのダウンロードは450円。問い合わせはあかりプロジェクト(076・224・6123)へ。


辞典の編集を手がけた岡井ルマさん

朝日新聞 2012年01月11日


雇用促進へ機関誌発行 乙訓の障害者支援団体

2012年01月12日 01時11分11秒 | 障害者の自立
 乙訓2市1町に住む障害者の就労を支援する「しょうがい者就業・生活支援センターアイリス」(京都府長岡京市神足)が、雇用の受け皿となる企業への働き掛けを強めている。機関誌を通じ障害者を雇用した企業の実例や国の助成制度を紹介。企業訪問も行い、障害者を雇うメリットを説いて回っている。

 アイリスは2009年4月、府内で6カ所目となる障害者の就労・生活支援拠点として開設され、長岡病院(長岡京市友岡)を運営する長岡記念財団が運営している。

 障害者雇用促進法は常用労働者56人以上の企業に、労働者の1・8%にあたる障害者の雇用を義務づけるが、府内の達成率は48・1%にとどまる。アイリスは延べ251人の障害者と支援契約を結び、101人を就業につなげたが、「障害者が働くイメージを持てなかったり、不況で受け入れに難色を示す企業も少なくない」(内田依子センター長)という。

 このため、アイリスは障害者雇用の利点を知ってもらおうと、11年6月から機関誌「ACTION(アクション)」を発行。障害者雇用に熱心な企業の声や働く障害者の姿を伝え、障害者雇用に対する助成金の種類や活用事例も解説している。

 アイリスの職員が機関誌を携え、乙訓地域や京都市内の企業を訪問する活動も展開している。これまで30社以上を訪れ、うち3社で職場実習や短期の試用雇用に結びつけた。

 内田センター長は「障害者は企業が思っている以上に働く能力が高い人が多い。まずは職場実習から受け入れてほしい」と訴える。

【 2012年01月11日 11時24分 】京都新聞