ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

九州・山口8県でパーキングパーミットの相互利用が始まります

2012年01月21日 02時19分52秒 | 障害者の自立
 県では、身体障害者や高齢者、妊産婦など、身障者用駐車場を必要とする方のために駐車スペースを確保するため、「佐賀県パーキングパーミット(身障者用駐車場利用証)制度」を平成18年7月から全国で初めて実施しています。

 また、この制度を九州全体に広めるべく、九州地方知事会政策連合においても、九州・山口各県における制度導入に取り組んできたところです。

 このたび、福岡県で同様の制度が導入されるのに伴い、2月15日(水曜日)から山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県の8県間での利用証相互利用を開始することとなりました。

 この相互利用によって利用証の利用が、8県の全ての制度協力施設で可能になります。



1.相互利用の経過

  平成18年5月 九州地方知事会議で九州各県での制度導入に向けた取組開始

  平成20年5月 九州地方知事会議で相互利用に向けた協定締結の検討開始 

  平成21年9月 佐賀県 長崎県 熊本県

  平成21年11月 佐賀県 長崎県 熊本県 鹿児島県

  平成22年8月 佐賀県 長崎県 熊本県 鹿児島県 山口県

  平成24年2月 九州・山口8県間で利用証の相互利用を開始



2.制度に対する国の評価

 「パーキングパーミット制度導入などによる先導的なまちづくり」が第5回国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰を受賞(平成24年1月17日)


3.全国の導入状況

  現在23府県で導入済  


【お問い合わせ】
地域福祉課 ユニバーサルデザイン担当
電話:0952-25-7053
E-mail: chiikifukushi@pref.saga.lg.jp

佐賀県庁  2012年01月20日 11時55分

日本人女性監督がロス映画祭で快挙!

2012年01月21日 02時16分39秒 | 障害者の自立
 海外で活躍する日本人に元気付けられることは多い。それが初の快挙となればなおさらだ。米ロサンゼルス在住の映画監督、谷中亜里香さん(33)は、このほど当地で開かれた映画祭「ニューフィルムメーカー・ロサンゼルス」で、作品が上映された。新進気鋭の映像作家の作品が集結する同映画祭で、日本人の作品上映は初めてだ。

 谷中さんが手がけた作品はドキュメンタリー「プリティ・ピープル」。ハリウッドで活躍する障害を持った俳優の姿を、障害者の俳優が自ら演じるという異例の内容だ。

 以前から谷中さんは、テレビドラマや映画で描かれる障害者像に疑問を抱いてきた。

 「人並み外れた能力を持つか、あるいはピュアな存在か。そのほうがストーリーは組み立てやすいのかもしれませんが、実際の世界にそうした障害者はごくわずかです。できるだけ現実に合った姿を伝えるため、障害者が障害者を演じることにこだわりました」

 米国俳優組合の調査によると、米国のテレビドラマや映画に出てくる障害者役は、全体の0・5%にとどまる。こうした実態を踏まえ、障害を持つ俳優自身がどのように考え、行動するのか、作品では掘り下げている。

 谷中さんは1978年、東京都生まれ。日本女子大在学中、交換留学で米ボストンへ渡ったのが転機となった。ビデオ制作の基礎を学び、「面白いな」と実感。大学卒業後、再びボストンの大学院へ入り、映画製作を学ぶことにした。

 映画祭での日本人初上映には「長い時間をかけて作った映画なので、上映できるところが見つかってよかった」と、ホッとした様子だ。

 「せっかくなので日本でも上映できたらいいですね。今回の作品はまじめな社会問題をテーマにしました。次はもう少し肩の力を抜いたものを、とも考えています」

 さらなる飛躍に期待が高まる。

ZAKZAK - 2012.01.20

パラリンピック メダルに照準<上>

2012年01月21日 02時12分31秒 | 障害者の自立
 障害者スポーツの世界最大の大会パラリンピックは今年8月29日、ロンドンで開幕する。障害者スポーツをリードしてきた県内にも、4年に1度の大舞台を目指して練習に励むアスリートたちがいる。陸上競技で、メダル獲得の期待が大きい県内のトッププロ選手2人に、意気込みを聞いた。

車いす競技の廣道純選手

 廣道純選手(38)=大分市・プーマジャパン所属=は、ロンドン大会に出場すれば、4度目のパラ五輪。最高峰の大会は、出場が目標ではなく、メダル争いの場。北京(2008年)ではメダルを逃し、「負ければリベンジするのにまた4年かかる。もちろん狙うのは金メダル」と闘志を燃やす。

 高校1年の時にバイク事故で脊髄を損傷し、車いす競技を始めた。大分国際車いすマラソン大会は常連。400メートルと800メートルの日本記録を持ち、金メダルを目指す本命の800メートルは、シドニーで銀、アテネで銅メダル。障害者アスリートでは国内初のプロとして、各地での大会参加や講演会を通じて競技の魅力などを訴えてきた。
 世界のレベルは年々飛躍的に上がっているが、プレッシャーは感じていないという。「自分の力は自分が一番分かっているから。経験値も上がっている」とメダルへの自信をのぞかせる。

家族に誓う「金」
 今年も世界各地のレースを転戦し、本番に標準を合わせる。練習では原点のマラソンで基礎体力を鍛え、トラックに生かす。年末年始も大分市の田ノ浦ビーチで毎日40キロを走り込んだ。
 大会に臨むに当たり、これまでと大きく違うのが長女・名咲(めいさ)ちゃん(2)の存在だ。競技を離れれば子煩悩なイクメンパパ。遠征で寂しい思いをさせるのはつらいものの、練習のメリハリがつき、集中力も上がったという。「今までは競技が一番で、妻にも犠牲になってもらっていた自分がこんな気持ちになるなんて」と笑う。
 「かっこいい父の姿を見せたい」。支えてくれる家族に金メダルという最高のプレゼントを贈るつもりだ。


「最低でもメダル獲得が目標。世界トップの選手であり続けたい」と力強く語る廣道純選手=大分市田ノ浦

大分合同新聞 - [2012年01月20日 14:11]

寝たままOK 胸部検診車…高知

2012年01月21日 02時08分02秒 | 障害者の自立
 企業や自治体の健康診断を請け負う高知県総合保健協会(村山博良理事長)が県内で初めて、車いすやベッドに寝たままで胸部X線撮影が可能な検診車2台を導入し、19日、関係者に披露された。障害者や介助者らの負担を軽減するほか、自家発電機も備えて災害時にも対応可能にしている。

 県と、競輪などを運営する財団法人JKAの補助金を受け、約1億円で購入し、「さちかぜ号」「けいりんE―803号」と命名。ともに中型バスの大きさで、後部に電動リフトがあり、車いすに乗ったまま車内に入ることができる。「さちかぜ号」には、寝たきりの人を想定したストレッチャーを、左側面に取り付けている。

 高知市桟橋通の同協会で行われた披露式には、協会や県の職員ら約20人が出席。村山理事長は「県民の健康を守るため、心強い援軍を得た」とあいさつし、入福聖一・県健康政策部長は「肺がんの早期発見や結核予防の大きな柱になる。受診しやすい環境作りを進めていきたい」と述べた。

 同協会は現在、6台の検診車で年間約12万人の検査を行っている。老朽化が激しい2台と入れ替え、老人福祉施設などを回るとしている。


ストレッチャーが装備された「さちかぜ号」(高知市桟橋通の県総合保健協会で)

(2012年1月20日 読売新聞)

点字作成 バリア知る

2012年01月21日 01時34分49秒 | 障害者の自立
点字を刻む乾いた音が、教室に響く。活字と点字が並んで印刷されたラベルができあがると、生徒は指でなぞりながらその感触を確かめた。

 東京・江戸川区の都立葛西南高校で12月中旬に開かれた、2年生の「奉仕」の授業。この日は文具メーカー、キングジム(本社・東京都千代田区)の社員が出前講師となり、同社のラベルプリンター「テプラ」を使った点字体験授業が行われた。

 同社が点字体験授業を始めたのは2007年。文字を点字に自動変換するソフトを搭載した商品を、05年に発売したのがきっかけだった。田辺賢一・広報室長(42)は「奉仕や総合学習の授業のため、学校現場が福祉の体験を求めていることを知り、教育CSR(企業の社会的責任)になるのではと考えた」と振り返る。

 商品は元々、印刷された文字が読めない視覚障害者と、点字が分からない晴眼者とのバリアを解消するのを目的に開発された。点字は上下逆に貼られることが少なくなく、視覚障害者の約4割が不安を感じているという。

 授業では、貼り間違いを防ぐため、活字と点字を並べて印刷するなど、製品化で工夫した点を説明。点字を巡る問題を理解してもらい、高齢者でも障害者でも誰もが暮らしやすい社会を目指す企業の姿勢もアピールしている。

 この日の授業に先立ち、生徒たちは視覚障害者を公園へと誘導するガイドヘルプの体験授業を行っていた。「障害があっても不自由のない生活を送れるよう、少しでもバリアをなくしたいと思った」と、石高和季いしたかかずき君(17)は語る。

 岩楯叶美いわだてかなみさん(16)は、「私たちにとっては何でもない段差が、視覚障害者にはバリアになることもある。こんなに簡単に点字ラベルができるならば、もっと表示を増やせるはず」と話した。

 奉仕を担当する佐藤美帆・主任教諭の専門は英語。「教科書に準じた教材はあっても、どんな体験を取り込めばいいか、試行錯誤しながら授業をしている。生徒たちの表情を見ていると、ガイドヘルプの体験と、今日の点字授業がしっかりとつながったことを実感できた」と笑顔を見せた。

 田辺室長は、「子どもと触れ合うことで、仕事への動機付けも高まる。楽しく体験しながら社会へと自然と目が向くような授業を提供していきたい」と抱負を語っている。

 (保井隆之、写真も)

 メモ 都立高校では2007年度から奉仕の授業を必修化。都教委によると、職業意識を高めるのが狙いで、必修化は都道府県単位では初めて。奉仕を専門とする教員はおらず、活動も各校に任されているため、企業を含む地域の人材を活用して体験の場を提供できるかが問われる。


講師の手ほどきを受けながら、点字ラベルを作る生徒たち(昨年12月19日、東京・江戸川区の都立葛西南高校で)

(2012年1月20日 読売新聞)