認知症などで判断能力が十分でない成人を支援する「成年後見制度」の課題や今後の方策を考えるセミナーが22日、サンシップとやま(富山市安住町)であった。公益社団法人「成年後見センター・リーガルサポート県支部」(富山市)などが主催。会場には福祉関係者らが大勢集まり、各団体の取り組みなどを聞いてメモしたりしていた。
成年後見は、認知症を持つ高齢者や知的障害者らの財産を守るための制度。申し立てで家庭裁判所が選んだ成年後見人、保佐人、補助人が本人に代わって財産管理や介護サービスの契約などを担う。
この制度をよりよく運営するため、同支部など県内6団体は03年11月から2カ月に1回のペースで研究会を実施。今回は50回目の節目にあたることから公開セミナーにした。
セミナーでは、研究会発起人の石山彰雄・司法書士が研究会を隔月の第3土曜日に開いていると紹介。来場者にも参加を呼びかけて「意見をいただき、さらに良い成年後見制度、権利擁護を目指したい」とあいさつした。
また、各団体が活動や課題を説明。制度を利用しようとする人の中には後見人に報酬を支払えないほど金銭的に困窮している人も多いことから、制度利用の支援事業を充実させる必要性などを訴えた。
毎日新聞 2012年1月23日 地方版
成年後見は、認知症を持つ高齢者や知的障害者らの財産を守るための制度。申し立てで家庭裁判所が選んだ成年後見人、保佐人、補助人が本人に代わって財産管理や介護サービスの契約などを担う。
この制度をよりよく運営するため、同支部など県内6団体は03年11月から2カ月に1回のペースで研究会を実施。今回は50回目の節目にあたることから公開セミナーにした。
セミナーでは、研究会発起人の石山彰雄・司法書士が研究会を隔月の第3土曜日に開いていると紹介。来場者にも参加を呼びかけて「意見をいただき、さらに良い成年後見制度、権利擁護を目指したい」とあいさつした。
また、各団体が活動や課題を説明。制度を利用しようとする人の中には後見人に報酬を支払えないほど金銭的に困窮している人も多いことから、制度利用の支援事業を充実させる必要性などを訴えた。
毎日新聞 2012年1月23日 地方版