ゴエモンのつぶやき

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はんぷ工房「結」:障害者の可能性広げる 22日、光にブランドショップがオープン /山口

2012年09月06日 01時04分55秒 | 障害者の自立
 岡山・倉敷帆布を使用し、実用性とシンプルなデザインで人気を呼んでいるはんぷ工房「結」のブランドショップが22日、光市木園にオープンする。開店に合わせて「結」のロゴを一新し、帆布もパステルカラーなど11色を展開。22、23の両日にはオープニングイベントとして、帆布製品や絵画を販売、喫茶コーナーも設ける。

 「結」は06年、障害福祉サービス事業所「周南あけぼの園」(社会福祉法人・大和福祉会)の刺しゅうや縫製が得意なメンバーが結成した。バッグは手仕事で作り上げ、購入者の意見で使いやすいデザインを工夫した。

 バザーやカタログ通信販売で人気が広がり、現在は全国から年間約2000点の注文がある。関東を中心に委託販売も広がっているが、製品を常時販売するブランドショップは初めて。

 店は大和福祉会が光市内で運営する「光あけぼの園」の玄関ロビーを改装した約64平方メートル。「周南あけぼの園」で作る絵画やカレンダー、ポストカードも販売する。

 オープンに向け、工房はバッグの製作に追われている。結のメンバー12人のリーダー、重岡妙子さん(47)は「みんなで作ったバッグを買ってくれたお客様の笑顔をみると、うれしい気持ちが湧いてくる」とオープンを楽しみにしている。光あけぼの園(0833・74・3333)の西岡繁樹園長は「障害がある人が『働く人』として地域に暮らし働けるよう、可能性を広げていきたい」と話している。

毎日新聞 2012年09月05日〔山口東版〕

広報誌刷新、カラフルに スポーツ体験呼びかけ「外に踏み出すきっかけに」 /兵庫

2012年09月06日 00時58分46秒 | 障害者の自立
 障害者スポーツに関心を持ってもらおうと、尼崎市立身体障害者福祉センター(同市三反田町1)は、毎年4回発行する広報誌「おおぞら」を今年度からカラー写真を多用したカラフルなものに改良した。広報誌を通じて、自宅に閉じこもりがちな障害者に同センターでのスポーツ体験を呼びかける。

 広報誌は約15年前から発行しており、これまでは白黒で文字だけだった。県内各地の障害者施設や病院などに配布してきたが、手に取る人は少なかったという。そこで、同センター主任・体育指導員の桐村裕一さん(41)が「カラフルなものに改良しよう」と提案。「お金がかかる」と反対意見もあったが、「まず手に取ってもらわないと、障害者スポーツが広がらない」と説得した。

 既に発行した6月号と9月号は、センターを利用する障害者や職員らの写真を多数掲載した。センターに親しみを持ってもらうためで、利用者一人一人に「顔写真が載ってもいいですか」と確認しながら撮りためた。

 そのほか、バドミントンや卓球などさまざまなスポーツの体験教室の案内や、スポーツ大会の結果、囲碁や絵画、書道などの文化・教養講座の紹介なども載せている。全8ページで各号約600部。同センターで配布している。次回は11月号。

 桐村さんは「『おおぞら』を手に取ってもらい、障害者スポーツに興味を持ってほしい。外に向けて初めの一歩を踏み出すきっかけになれば」と話している。

毎日新聞 2012年09月05日〔阪神版〕

障害者の雇用確保へ/坂出市が10月1日から支援制度

2012年09月06日 00時54分31秒 | 障害者の自立
 坂出市は、障害のある人の就労意欲向上と働く場の確保を目的に、市独自の「障がい者就労支援制度」を創設する。市によると、県内市町で同様の取り組みは初。施行は10月1日。関連予算約50万円を盛り込んだ2012年度一般会計補正予算案を9月定例議会に提出する。

 制度は3本立て。企業向けとしては、障害者を職場実習に5日以上受け入れた場合、実習生1人当たりに2万円を奨励金として交付する。実習生は市在住者が対象だが、受け入れ企業は市内外を問わない。

 障害者20+ 件本人(市内在住者)に対しては、就職が決定した原則30歳未満の人に仕度金として3万6千円を支給。また、香川大付属特別支援学校(同市府中町)高等部の生徒を対象に、マッサージ指圧師やはり師などの国家試験をはじめ、各種コンピューター技能試験やワープロ実務検定試験などの受検料を合格者に限り全額補助する。

 制度利用に人数制限は設けていない。市ふくし課は「障害のある人が自立して地域で生活するには働く環境の整備が必要。多くの人や企業に制度を活用してもらいたい」としている。問い合わせは同課〈0877(44)5007〉。

四国新聞 - 2012/09/05 09:42

障害者の手作りケーキ好評…青森のNPO

2012年09月06日 00時32分37秒 | 障害者の自立
 「冷たいケーキはいかがですか」。知的障害者の就労支援をする青森市のNPO法人「夢の里」(鎌田慶弘理事長)の入所者が製造・販売するケーキが好評だ。厳しい残暑の中、同市内の特設販売所に並べられた色とりどりのケーキを多くの人たちが買い求めている。

 2007年4月に設立された同法人は県内3か所の事業所があり、知的障害を持つ約30人が清掃活動や一般常識の勉強など社会で働く訓練を行っている。

 その一環として、青森市浪打の事業所で週3回行っているのがケーキの製造と販売。周囲の人と協力しながら正確な手順で作業する力や、接客を通して社会性を身につけることが狙いだ。ケーキ作りは職員が指導している。

 事業所で販売し始めた頃は、円いホール型のケーキ1~3個を1~2種類作り、「おいしい」と地域の人たちを中心に評判が広がった。JR青森駅前の複合商業施設「アウガ」で毎日、青森市役所食堂前では月1回販売するようになると、1度に作るホール型ケーキは8個に増やし、種類も11種類になった。切り分けたケーキ1個が100~150円と求めやすく、100個以上のケーキが1時間足らずで売り切れることもある。一番の人気はココアパウダーをまぶしたチョコレートケーキ。食べると濃厚な甘さが口いっぱいに広がる。

 作り始めの頃は砂糖を入れ忘れたり、材料をこぼしたりすることもあった。しかし、克服することで自信が付き、自宅で1人で作ったケーキを家族にプレゼントする入所者もいる。

 ケーキ作りを担当している男性入所者(28)は「最初は失敗ばかりだったが、自分のケーキが食べてもらえるのはうれしい。自信も付く」と話す。

 指導している中堀久子さんは「ケーキ作りを通して入所者たちは働く技能を身につけていく。これからも少しずつ成長してほしい」とほほえんだ。問い合わせは「夢の里」(017・765・0210)。


手作りのケーキを販売する「夢の里」の入所者や職員

(2012年9月5日 読売新聞)