京都府福知山市奥野部の社会福祉法人「ふくちやま福祉会」の職員らが、作業所に通所する障害者が描いた絵をデザインにあしらったオリジナルタオルを製作した。22日に同会後援会が催す映画上映会で販売を始め、法人が来春、市内で開設する障害者向けケアホームの設置費用に充てる。
縦33センチ、横84センチで、通所する障害者19人がタオル製作のためにペンやクレヨンで描いた列車や魚、星や人の笑顔などの絵を、家並みの上空にちりばめている。赤と青を基調にした2種類があり、職員でつくる労働組合が企画し、同市三和町のタオル業者が製造した。
デザインを担当した職員の織戸和歌菜さん(32)と稲垣千佳さん(30)は「ほっとできる家をテーマに、それぞれの夢や願いが伝わるように仕上げた」と話す。
600枚を製作し、1枚500円。労組代表の田中八州男さん(50)は「タオル販売を通じ、障害者が自立して暮らすケアホームの存在を知ってもらえたら」と願う。
上映会は同市内記3丁目の市民会館で午前10時半、午後2時、同7時からの計3回。邦画「アンダンテ~稲の旋律~」を鑑賞する。一般1500円(前売り千円)、高校生以下と障害者は800円。問い合わせは、ふきのとう作業所TEL0773(24)0380。

障害者の描いた絵をデザインに生かしたオリジナルタオル(福知山市奥野部・ふくちやま福祉会)
京都新聞-【 2012年09月21日 10時00分 】
縦33センチ、横84センチで、通所する障害者19人がタオル製作のためにペンやクレヨンで描いた列車や魚、星や人の笑顔などの絵を、家並みの上空にちりばめている。赤と青を基調にした2種類があり、職員でつくる労働組合が企画し、同市三和町のタオル業者が製造した。
デザインを担当した職員の織戸和歌菜さん(32)と稲垣千佳さん(30)は「ほっとできる家をテーマに、それぞれの夢や願いが伝わるように仕上げた」と話す。
600枚を製作し、1枚500円。労組代表の田中八州男さん(50)は「タオル販売を通じ、障害者が自立して暮らすケアホームの存在を知ってもらえたら」と願う。
上映会は同市内記3丁目の市民会館で午前10時半、午後2時、同7時からの計3回。邦画「アンダンテ~稲の旋律~」を鑑賞する。一般1500円(前売り千円)、高校生以下と障害者は800円。問い合わせは、ふきのとう作業所TEL0773(24)0380。

障害者の描いた絵をデザインに生かしたオリジナルタオル(福知山市奥野部・ふくちやま福祉会)
京都新聞-【 2012年09月21日 10時00分 】