ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の絵、タオルにデザイン ふくちやま福祉会職員

2012年09月22日 01時13分50秒 | 障害者の自立
 京都府福知山市奥野部の社会福祉法人「ふくちやま福祉会」の職員らが、作業所に通所する障害者が描いた絵をデザインにあしらったオリジナルタオルを製作した。22日に同会後援会が催す映画上映会で販売を始め、法人が来春、市内で開設する障害者向けケアホームの設置費用に充てる。

 縦33センチ、横84センチで、通所する障害者19人がタオル製作のためにペンやクレヨンで描いた列車や魚、星や人の笑顔などの絵を、家並みの上空にちりばめている。赤と青を基調にした2種類があり、職員でつくる労働組合が企画し、同市三和町のタオル業者が製造した。

 デザインを担当した職員の織戸和歌菜さん(32)と稲垣千佳さん(30)は「ほっとできる家をテーマに、それぞれの夢や願いが伝わるように仕上げた」と話す。

 600枚を製作し、1枚500円。労組代表の田中八州男さん(50)は「タオル販売を通じ、障害者が自立して暮らすケアホームの存在を知ってもらえたら」と願う。

 上映会は同市内記3丁目の市民会館で午前10時半、午後2時、同7時からの計3回。邦画「アンダンテ~稲の旋律~」を鑑賞する。一般1500円(前売り千円)、高校生以下と障害者は800円。問い合わせは、ふきのとう作業所TEL0773(24)0380。


障害者の描いた絵をデザインに生かしたオリジナルタオル(福知山市奥野部・ふくちやま福祉会)

京都新聞-【 2012年09月21日 10時00分 】

罪犯した知的障害者、福祉の受け皿見つからず/神奈川

2012年09月22日 01時11分09秒 | 障害者の自立
 刑務所などを出た知的障害者や高齢者を福祉サービスにつなぐ「県地域生活定着支援センター」(横浜市神奈川区)は20日までに、2010年12月の開設から12年3月までの運用実績をまとめた。帰住先をあっせんしたのは計37人で、うち22人の施設や住居が決定。しかし、半数近くが簡易宿泊所など一時施設で、福祉施設に入居できたケースは4人にとどまる。センターは「受け入れ施設が少ない」と、啓発の必要性を訴えている。

 同センターと県によると、22人の内訳は「障害者(疑い含む)」14人、「障害(同)のある高齢者」6人、「高齢者」2人で、障害者は9割に上る。

 受け入れ先別では、簡易宿泊所・無料低額宿泊所(簡宿・無低)が最多の10人(45・5%)。障害者支援施設は3人(13・6%)、グループホーム・ケアホーム1人(4・5%)で、矯正施設からすぐに福祉施設に入所できたケースは5人に1人にとどまった。3人(13・6%)は救護施設・更生施設だった。

 37人のうち、途中で暴力団などとの関係を求め、支援を拒否したのは4人。11人は継続的に受け入れ先を探している。

 厚生労働省によると、10年度1年間に全国39カ所のセンターが支援し、帰住先が決まった261人のうち、最も多かったのは更生保護施設の54人(20・7%)で、自宅・アパート・公営住宅は44人(16・9%)。障害者支援施設16人(6・1%)、グループホーム・ケアホーム15人(5・7%)、簡宿・無低は12人(4・6%)だった。

 全国に比べ簡宿・無低の割合が多いことについて、神奈川センターの中西一郎センター長は「受け入れ施設が少なく、やむを得ず選択している」と説明。簡宿などからアパートや福祉施設に移ったのは10人のうち2人にとどまっており、中西センター長は「療育手帳を取得できない人も多く、その後も福祉施設につなげられない」と課題を挙げる。

 県地域保健福祉課は「恒久的な住居や施設への受け入れが進むよう、啓発に力を入れたい」としている。

カナロコ(神奈川新聞)- 2012年9月21日

聴覚障害者に通訳者派遣 西宮のNPO、無料で

2012年09月22日 01時05分32秒 | 障害者の自立
 兵庫県西宮市を拠点に活動するNPO法人「聴覚障害者自立生活センターLIC」が10月から、京阪神在住の聴覚障害者に、無料で通訳者を派遣する「パーソナル通訳プロジェクト」を始める。結婚式の2次会や仲間うちの飲み会などもOK。行政の制度外への無料派遣は全国的にも珍しい。同法人は「聴覚障害者がさまざまな場に参加するきっかけにしてもらいたい」と意気込む。

 聴覚障害者は、国や自治体の通訳派遣制度を利用できる。だが、派遣できる場面は講演会、冠婚葬祭や役所の手続きなどに限られる。また、結婚式では可能でもその後の2次会は認められないなど制約が多く、不十分な状況だという。

 LICは2010年、聴覚障害者の社会的自立を目的として設立。有償の通訳派遣や、公的制度の改善を行政に訴える活動を続けている。

 今回始める無料派遣は、キリン福祉財団(東京都中央区)の助成制度を受けて実現した。対象は兵庫県内の神戸市以東(川西市、猪名川町を除く)と、大阪市や京都市などに住む個人で、公的制度が利用できない場合。通訳の種類は手話、パソコン筆記、復唱などが用意できる。

 ただし、助成の関係で実施期間は来年3月末まで。同法人は利用頻度や場所、内容などのデータをまとめ、財政援助がなくてもできるよう、制度改善を西宮市などに求めていく。

 担当スタッフの田中息吹さん(27)は「個人通訳が気軽に使えるようになり、聴覚障害者がコミュニケーションを我慢する場面がなくなってほしい」と期待する。

 23日には西宮市総合福祉センターで記念フォーラムを開催。高松市在住の聴覚障害者、池川洋子さんが講演する。池川さんは、娘が進学を希望する専門学校のオープンキャンパスへの手話通訳派遣を同市に却下され、取り消しを求めて裁判を続けている。

 制度の説明や交流会もある。午後1時から。無料。LICTEL0798・34・5933、ファクスは0798・61・2447


フォーラムの準備を進めるLICスタッフ=西宮市中須佐町5

神戸新聞- (2012/09/21 16:40)

ガイド本:障害者らも楽しく入浴 温泉達人と医師が出版 /佐賀

2012年09月22日 01時03分10秒 | 障害者の自立
 「温泉達人」としてガイド本やコラムなどを書いている佐賀市社会福祉協議会富士支所長の平尾茂さん(61)が、障害者や高齢者、幼児連れの家族も安心して入浴を楽しめる貸し切り温泉を特集したガイド本「温泉達人とドクターが選ぶ 九州の安心貸切湯」を出版した。カラー見開きで、計60カ所を県別に掲載している。

 平尾さんは全国500カ所以上の温泉をめぐり、10年にガイド本「月の兎と行く九州100温泉」(海鳥社)を刊行した。今回は、糖尿病で足の指を切断し、車椅子生活を送る友人から「障害を持つ人も気兼ねせず入れる家族風呂を紹介してほしい」との要望があり、執筆を始めた。

 2年にわたる取材で立ち寄った貸し切り湯は200カ所以上。バリアフリー対応などのチェックはもちろんのこと、泉質や展望の良さ、休憩施設の充実度といった温泉自体も良質な所を選んだ。

 また、医師による適切な入浴方法▽障害者、妊産婦、オストメイト、乳幼児らが入浴する際の注意点−−も記している。

 平尾さんは「病気や年齢などを超えて温泉を楽しめる一助となれば」と話す。西日本新聞社刊。197ページ、1400円。

毎日新聞 2012年09月21日 地方版

障害者アート展示拠点がオープン…和歌山

2012年09月22日 01時00分48秒 | 障害者の自立
 JR和歌山駅前のみその商店街(和歌山市美園町)に、障害者らの創作物を展示する「アートサポートセンターRAKU」がオープンした。


 関係者は「障害者の表現活動や社会参加の拠点に」と期待しており、第一弾として、目と耳が不自由な人らによる織物展が22日まで開かれている。


 RAKUは、同商店街にある「麦の郷総合支援センター」の1階(80平方メートル)に開設。障害者アート普及を進める「共助のまちづくり協会」(和歌山市)が運営している。


 昨年、同協会などが、みその商店街を舞台に障害者らの芸術展を開いたことがきっかけとなり、開設された。


 同協会の島久美子理事長は、「アートには皆の心を豊かにする力があるが、和歌山では見てもらう機会が少なかった。コツコツ制作した力作を披露してほしい」などとあいさつしていた。


 22日まで開かれている織物展では、NPO法人和歌山盲ろう者友の会(同)が運営するさをり織りのアトリエ「Heart to Hand」のメンバーらによるストールやタペストリー、帽子など約50点が並べられている。


 RAKUでは月2回、土曜を中心に書道や織物、染め物など障害者向けの教室を開く。問い合わせは073・427・3313。


盲ろう者らが織り上げた作品が並ぶ「アートサポートセンターRAKU」。障害者の表現活動の拠点として期待されている(和歌山市で)

(2012年9月21日 読売新聞)