ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障壁 超えられる 車椅子利用者ら 操作方法を習得

2016年03月23日 01時43分32秒 | 障害者の自立

 県障がい者スポーツ指導者協議会が主催する車椅子操作スキルアップ研修会は20、21の両日、一関市青葉2丁目の山目市民センターで開かれた。2日間で車椅子利用者や公共施設の職員ら約40人が参加し、車椅子の日常生活動作や介助などに理解を深めた。

 サントリーグループの東日本大震災復興支援「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環。ドイツ障害者スポーツ連盟公認リハビリテーションスポーツ指導者の橋本大佑さん、バンクーバーパラリンピックのアイススレッジホッケー銀メダリスト上原大祐さんが両日とも講師を務め、実技や講義など4部構成のプログラムで行われた。

 21日は市内外から約20人が参加し、前進や停止、バック、ターンなどを学んだ後、鬼ごっこなどのレクリエーションを体験。段差昇降の練習では互いに支え合い、重心移動やバランスを意識してキャスター(前輪)を上げた姿勢を維持したり、前後に動いたりして操作のこつをつかんだ。

 キャスターを上げた状態での移動は後ろに転倒する恐怖心を克服することが重要といい、橋本さんは「前に進みながら前輪を上げるときは、地面に対して常に体を垂直に。15センチの段差をクリアできれば、車椅子で行動できる範囲がだいぶ広がる」とアドバイス。車椅子を押して段差を乗り越える技術など、介助する側のポイントも併せて説明した。

 県障がい者社会参加推進センターによると、車椅子操作の指導を受けられる機会がほとんどないことが、障害者の外出やスポーツ参加を阻む一因になっているという。市体育協会職員の岩渕巨樹さんは「実際に車椅子に乗ってみて、操作性や適切な介助の方法などを理解できた。学んだことは国体や障害者スポーツ大会などでも役立つし、誰もが知っておいた方がいいと思う。職員で共有して今後に生かしたい」と参考にしていた。

車椅子操作スキルアップ研修会で段差の移動などを学ぶ参加者

(3/22)   岩手日日新聞


乙武洋匡が“義足”を使う日

2016年03月23日 01時34分41秒 | 障害者の自立

生まれつき四肢欠損という障害を抱え、電動車椅子を使って生活している作家の乙武洋匡さん。彼が今回対談相手に選んだのは、人の身体能力を解析し、ロボティクスなどを取り入れた義足の研究開発に携わるエンジニアの遠藤謙さんだ――。

乙武洋匡: 遠藤さんは現在、2020年のパラリンピックに向けて競技用義足の開発に携わられているそうですが、そもそもこの分野に取り組むことになったきっかけは何だったのでしょうか?

遠藤 謙: 義足に関心を持つようになったのは、親しい友人が病気で足を失ったことが大きかったですね。そこで、少しでも同じ境遇の人たちの役に立ちたいと思い、渡米してマサチューセッツ工科大学に進みました。研究室の先生も義足で生活している方だったんですが、義足でロッククライミングをやったりする非常に格好いい人で、障害者に対するイメージががらりと変わったんです。

乙武: ああ、障害を自然に受け入れて暮らしていらっしゃる先生だったんですね。

遠藤: そうなんです。義足のことを自らイジってネタにするような、乙武さんみたいな先生で(笑)。「義足に変えたら体重が軽くなって、脚をつけたままじゃ登れなかった岸壁を登れるようになった」なんて言うような方ですから、周囲も過剰に気を遣わず、彼が障害者であることもほとんど意識していませんでした。

乙武: こういうのは身近にどれだけ障害者の存在があるかという、“経験”によるところが大きいですよね。たいていの人は、不慣れであるがゆえに過剰に気を遣ってしまう。その意味でいうと、私も身体障害者以外の障害者に会う機会が多いわけではないので、そうした方々に慣れているわけでもないんですが…。

遠藤:統計によると、下肢切断という障害を抱える人は、国内に6万人ほどいるそうです。しかし大部分は高齢者で、たとえば糖尿病などで足を切断しなければならなかった方も少なくありません。そしてこれらの人々は、欠損した状態のまま生活する人、車椅子を使う人、義足を使う人などに分かれるわけです。

乙武: じつは私は、今でこそ車椅子のイメージが定着していると思いますが、7歳くらいまで義足の訓練をしていたんです。私の親は、車椅子よりも義足で歩けた方が将来便利だろうと考えたわけです。ところが、今から30年以上も前のことなので、義足というのは非常に不便で、松葉杖なしではとても歩けない、バランスの取りにくい代物でした。

遠藤: そうでしょうね。四肢がどの部分まで残っているか、筋肉がどのくらい備わっているかなど、前提条件によっても変わってきますが。

乙武: 私の場合、松葉杖を握ることもできないし手をつくこともできないので、とにかく転ぶことが怖かったんです。それでもしばらく訓練を続けたものの、この短い大腿とお尻でそこそこ動けるし、食事をしたり文字を書いたりできることがわかったので、義手も義足も訓練をやめてしまいました。もしも当時、今のように使いやすい義足があったら、車椅子よりそちらを選んでいたのかなと、たまに想像しますよ。

遠藤: ところが、義足の分野は長らく技術的なブレイクスルーがなかったので、ここ数十年、あまり事情は変わっていないんです。義足が急速に進化し始めたのはつい最近、ロボティクスの技術が取り入れられてからのこと。乙武さんが義足の利用を断念したのも、ひとえに技術が未熟であったためですが、今後は少し事情が変わってくるんじゃないかと思います。

乙武: すると、今後は車椅子よりも義足を選ぶ人が、もっと増えていく可能性も?

遠藤:そうですね。ただ、車椅子のメリットは大きいので、なくなることはないと思います。仮にまったく動けない人であっても、車椅子で移動して視界を動かすことは、脳にとって非常に重要なんです。静止画より動画の方が情報量が多いですし、奥行きなどの空間を認識するためには、視点を動かさないといけない。なにより、障害者だからといって外に出られなかったら、つまらないですよね。

乙武: なるほど。そして、自らの足で歩けるなら、なおいいということですね。義足の進歩は、障害者にとって新しい選択肢を与えてくれることになりそうで、今後がますます楽しみです。

じつは7歳まで義足による歩行訓練を受けていた乙武さん。技術の進歩によっては、今後義足で歩けるようになる可能性も…!?

【今回の対談相手】
遠藤謙さん
1978年、静岡県出身。ソニーコンピュータサイエンス研究所アソシエイトリサーチャー。株式会社Xiborg代表取締役。ロボット工学やバイオメカニクスを専門とし、おもにアスリート用の義足の研究開発を手がける。2014年には世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーズに選出された。

2016.03.21    上毛新聞ニュース

ネット下の攻防熱く 神戸でローリングバレー大会

2016年03月23日 01時26分47秒 | 障害者の自立

 ネット下でボールを転がして打ち合う障害者スポーツ「ローリングバレーボール」の全国大会が20、21日、神戸市西区の兵庫県立障害者スポーツ交流館であった。全国大会は1998年から毎年兵庫で開かれており19回目。兵庫、東京、愛知の計8チーム約120人が出場し、熱戦を繰り広げた。

 ローリングバレーは障害の重さや車いすの有無を問わず楽しめるのが魅力で、1970年代に現在の県立播磨特別支援学校で誕生した。6人制で前衛の3人は座った状態で競技する。健常者も各チーム2人までプレーできる。

 大会ではレシーブで体を投げ出したり、強打の“アタック”が決まったりと、好プレーが続出。優勝した強豪西宮メッツの岡本哲治代表(47)は「障害者の前衛3人の強打が持ち味。何回勝ってもうれしい」と顔をほころばせた。主催する県ローリングバレー連盟の間部宏章会長(51)は「もっと知名度を上げ、本当の意味での全国大会にしていきたい」と語った。

ネット下の攻防を制し、頂点に立った西宮メッツの選手たち

2016/3/21   神戸新聞NEXT


民生委員とは

2016年03月23日 01時18分24秒 | 障害者の自立

 Q 先週、「民生委員」という人が家に来て、祖父母と話をして帰った。どんな人なの?

 A 民生委員は全国各地に約23万人いる。地元住民の生活の相談に乗り、必要な助言や援助、情報提供を行う。「地域の身近な相談相手」であり、「行政・福祉サービスとのつなぎ役」と言えるね。

 Q 具体的に教えて。

 A 例えば、高齢者宅を訪問し、状況を把握する。体調を崩していないか、福祉サービスを利用できているか、生活費に困っていないか――。市町村などに対応を依頼することもある。

 Q 民生委員が関わるのは、お年寄りだけ?

 A 民生委員は、児童委員を兼ねる。子育て世帯や妊産婦の支援なども重要な職務だ。虐待の早期発見、いじめや不登校などの把握に努める。登下校時の声かけ、巡回活動もする。ほかに、生活困窮者や障害者などの力にもなっているよ。

 Q 幅広いんだね。1人で何世帯を担当するの?

 A 市町村の規模によって異なる。国の参考基準では例えば東京23区は220~440世帯ごとに、町村部は70~200世帯ごとに、1人配置される。

 Q どのくらい活動しているの?

 A 2014年度の1年間で、民生委員1人当たり、家庭訪問や電話連絡を167回行っていた。相談・支援は27・9件、地域福祉活動は38・3件だった。

 Q けっこう忙しいんだね。お金はもらえるの?

 A ボランティアで、給与(報酬)はない。交通費や電話代などとして自治体が支給する活動費は原則年5万8200円。実態は「手弁当」の奉仕活動だ。

 Q 役所の人ではないの?

 A 身分は特別職の地方公務員だが、県庁や市役所で働く人とは違う。地元で信頼の置ける人が選ばれ、仕事を任される。

 Q どうやって選ばれるの?

 A 人格が優れ、見識が高く、福祉活動に熱心な人などが候補になる。実際には町会や自治会に推されることが多い。市町村の委員会、都道府県知事の推薦を経て、厚生労働相が委嘱する。個人情報に触れる機会も多く、守秘義務が課されている。3年ごとに改選され、再任も可能。次の改選は今年12月の予定だ。

 Q 問題はないの?

 A 最大の課題は「なり手」不足。同じ人がずっと続ける場合も多く、高齢化が進んでいる。さらに、個人情報保護意識の高まりなどで住民の状況把握も簡単ではない。孤独死など対応の難しい問題も増えている。

 Q 大変なんだね。

 A 一人暮らしの高齢者が増加し、住民同士のつながりが希薄になる中、民生委員の役割はますます重要になっている。地域全体で活動を支えていく必要があるね。

 Q 先週、「民生委員」という人が家に来て、祖父母と話をして帰った。どんな人なの?

 A 民生委員は全国各地に約23万人いる。地元住民の生活の相談に乗り、必要な助言や援助、情報提供を行う。「地域の身近な相談相手」であり、「行政・福祉サービスとのつなぎ役」と言えるね。

 Q 具体的に教えて。

 A 例えば、高齢者宅を訪問し、状況を把握する。体調を崩していないか、福祉サービスを利用できているか、生活費に困っていないか――。市町村などに対応を依頼することもある。

 Q 民生委員が関わるのは、お年寄りだけ?

 A 民生委員は、児童委員を兼ねる。子育て世帯や妊産婦の支援なども重要な職務だ。虐待の早期発見、いじめや不登校などの把握に努める。登下校時の声かけ、巡回活動もする。ほかに、生活困窮者や障害者などの力にもなっているよ。

 Q 幅広いんだね。1人で何世帯を担当するの?

 A 市町村の規模によって異なる。国の参考基準では例えば東京23区は220~440世帯ごとに、町村部は70~200世帯ごとに、1人配置される。

 Q どのくらい活動しているの?

 A 2014年度の1年間で、民生委員1人当たり、家庭訪問や電話連絡を167回行っていた。相談・支援は27・9件、地域福祉活動は38・3件だった。

 Q けっこう忙しいんだね。お金はもらえるの?

 A ボランティアで、給与(報酬)はない。交通費や電話代などとして自治体が支給する活動費は原則年5万8200円。実態は「手弁当」の奉仕活動だ。

 Q 役所の人ではないの?

 A 身分は特別職の地方公務員だが、県庁や市役所で働く人とは違う。地元で信頼の置ける人が選ばれ、仕事を任される。

 Q どうやって選ばれるの?

 A 人格が優れ、見識が高く、福祉活動に熱心な人などが候補になる。実際には町会や自治会に推されることが多い。市町村の委員会、都道府県知事の推薦を経て、厚生労働相が委嘱する。個人情報に触れる機会も多く、守秘義務が課されている。3年ごとに改選され、再任も可能。次の改選は今年12月の予定だ。

 Q 問題はないの?

 A 最大の課題は「なり手」不足。同じ人がずっと続ける場合も多く、高齢化が進んでいる。さらに、個人情報保護意識の高まりなどで住民の状況把握も簡単ではない。孤独死など対応の難しい問題も増えている。

 Q 大変なんだね。

 A 一人暮らしの高齢者が増加し、住民同士のつながりが希薄になる中、民生委員の役割はますます重要になっている。地域全体で活動を支えていく必要があるね。


京都府が4月からヘルプマークの配布開始を発表!全国の自治体で

2016年03月23日 00時59分20秒 | 障害者の自立

民間企業との連携も拡大

東京都は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方々を対象に配布されている「ヘルプマーク」の普及推進活動を行っています。
これまで、ヘルプマーク特設サイトやヘルプマーク作成・活用ガイドライン等を通じて、広く都民の皆様や民間企業への普及を図り、また、他自治体にも活用を働きかけるなど、広域的な普及にも取り組んできました。

■京都府、青森県、徳島県、札幌市など全国の自治体で導入の動きが加速
この度、京都府が西日本で初めてヘルプマークの配布を開始することが発表されました。また、青森県、徳島県、札幌市が、平成28年度以降のヘルプマーク導入を決定するなど、全国でヘルプマーク導入の動きが加速しています。東京都は、京都府をはじめとした他自治体とも連携しながら、今後もヘルプマークの普及を推進していきます。
ヘルプマークが、都内のみならず全国に普及することで、日本中どこでも、支援が必要な方への理解や互いを思いやる心が醸成されることが期待されます。

京都府報道発表(京都府ホームページ)
http://www.pref.kyoto.jp/shogaishien/news/press/2016/3/helpmark.html

◆配布時期:平成28年4月1日(金)から
◆配布場所:京都府庁、各広域振興局、家庭支援総合センター、精神保健福祉総合センター、難病相談支援センター、京都ジョブパーク、北京都ジョブパーク等

■りんかい線でヘルプマークのポスターを掲示
東京都の取組に賛同いただいた東京臨海高速鉄道でヘルプマークのポスター掲示が開始されました。
りんかい線の大崎駅を除く大井町-新木場間の7駅の改札口乗り場階段付近でのヘルプマークポスターが掲出されています。
  

 左:東京テレポート駅掲出の様子、右:大井町駅掲出の様子

■平成28年度用中学校美術教科書にヘルプマーク掲載
開隆堂出版株式会社が発行する、平成28年度用中学校美術教科書「美術2・3」にヘルプマークが掲載されました。「つながるデザイン」のなかの「ユニバーサルデザイン」として、ヘルプマークが紹介されています。ヘルプマークは、デザイン的にも高い評価をいただいています。

 ■バイオジェン・ジャパン啓発活動をスタート

バイオジェン・ジャパンは、「深く思いやる 人生を変える」という企業理念のもと、最先端の科学と医薬品研究を通じ、深刻な神経疾患、自己免疫疾患、希少疾患領域における治療薬を開発、患者さんにお届けしている製薬会社です。
バイオジェン社員が、日々の業務の中で深く関わりのある疾患の一つである多発性硬化症の患者さんより、ヘルプマークによってご自身の生活によい影響があったというお話しを伺ったことから、ヘルプマークの啓発活動を通じて多発性硬化症患者さんやその他の支援を必要としている方々の一助になればという思いより、社会貢献活動のひとつとして、ヘルプマークの啓発活動に取り組んでいただくことになりました。
活動開始のイベントとして、Lunch & Learnセッションを社員向けに開催し、疾患と患者さんの日常についての患者さんからのお話の後、東京都福祉保健局障害者施策推進部計画課 篠和子課長代理が、ヘルプマークの役割や事例について詳しく紹介しました。参加した社員は、自分たちが今日からはじめられる支援活動として、まずは、自分たちがヘルプマークを意識すること、そしてイベントで学んだことを家族や友人と共有することで、より多くの人がヘルプマークを認識できる環境を目指すことを決意しました。

今回の活動のきっかけとなった多発性硬化症啓発ビデオ。このビデオを通じても、ヘルプマーク啓発の支援をしていただいています。
http://www.ms-supportnavi.com/

 

左:社内にオリジナルポスターを掲示、右:会社以外でも共有できるように資料を配布

 

 左:イベントの様子、右:決意をかためた社員一同

※多発性硬化症は、脳や脊髄などの中枢神経の病気で、手足のしびれ感、力が入らない、さわった感じが分からない、ものが二重に見えるなどの様々な症状が現れます。この病気は若い人に発症することが多く、平均発症年齢は30歳前後です。見た目には分かりにくい病気のため、周囲の理解を得るのが難しいと感じる患者さんが多い疾患です。

■ベネッセコーポレーション特例子会社でのポスター掲示で社内外の理解促進
東京都は、ベネッセグループの特例子会社であるベネッセビジネスメイトにヘルプマークの取組に賛同いただき、2月4日よりベネッセコーポレーション・多摩オフィス、新宿オフィスの総務総合窓口でヘルプマークのポスター掲示をいただきました。
ベネッセビジネスメイトでは、同窓口の運営をしており、様々な「見えない」障がいのある社員も窓口業務にあたっている中で、時にはコミュニケーション上、お客様のご理解とご協力をいただかなくてはいけないこともありました。そうした課題意識から社内で検討、実際に障がいのある社員へのヒアリングを経て、ヘルプマークポスターの掲示と、併せて特例子会社の紹介や、窓口でご配慮いただきたい具体的な項目も掲示する運びとなりました。
窓口の委託元であるベネッセホールディングス総務部からは「思いやりのある文化を作っていくきっかけになれば」とコメントが寄せられ、障がいのある社員からは「ちょっとした気遣いをいただければ嬉しい」と期待の声があがっているとのことです。またベネッセビジネスメイトでは、今後も特例子会社で働く障がいのある社員の活動報告なども積極的に行っていく予定としています。
 

 左:ベネッセ多摩オフィス総務窓口の様子、中:ベネッセ多摩オフィス卓上に配慮希望事項を表示、右:ベネッセ新宿オフィス総務サービス窓口の様子

■流通・小売企業との連携で幅広く関係者に普及
東京都は、スーパーマーケットチェーンのいなげやとの連携を開始いたしました。2月上旬より、同社従業員や取引先の方々への情報発信として視認性の高いいなげや本社1階ロビーにおいて、ヘルプマーク普及のためのポスター掲示およびリーフレットを設置いただいております。
いなげやの経営理念である、お客様の健康で豊かな、暖かい日常生活と、より健全な社会の実現に貢献する「すこやけく*の実現」と、ハンディキャップをお持ちの方や高齢者にも優しいお店作りを取り組む「環境・社会貢献活動」の一環としてヘルプマークの取組にご賛同いただきました。
担当者は「今回の取り組みを通じて、本社従業員の啓発とお取り引き先様のヘルプマークへの理解を深めることで、地域のお役立ち業として貢献できる企業となるよう努めていきたい」コメントされています。

*「すこやけく」とは、「健やか」と「希求(けく)」をあわせて「すこやかなことをこいねがうこと」を意味する、いなげやの造語。

左:リーフレットは手に取っていただきやすいよう配慮、右:ポスター掲示の前にリーフレットを設置

■昭和大学でヘルプマークの啓発活動を開始
東京都のヘルプマーク普及の取組に賛同いただいた学校法人昭和大学では、1月12日に開催された『昭和大学病院人権啓発講習会』において、参加した約150名の職員にヘルプマークの紹介が行われました。
マーク作成の趣旨や対象、必要な配慮などをご説明、参加者の理解を深めました。参加者からは「最近、駅や車内でこのマークを付けている人を見かけることがあったが、必要性が理解できた。」などの声も聞かれました。
また、同学では学内および各附属病院においてポスター掲示を開始し、より多くの学生や職員への普及啓発も併せて行っています。

人権啓発講習会の様子
 
学内ポスター掲出の様子

 ■全国最大級のフリーマーケットにヘルプマークブースを出展

東京都は、1974年からリサイクルを中心とした社会貢献活動を行っているリサイクル運動市民の会が主催するフリーマーケット会場において、ヘルプマークブースを出展することを決定いたしました。
ヘルプマークブース内では、来場者に対してヘルプマークのチラシを配布するなど、ヘルプマークを紹介します。さらに、アイマスクをした状態でのパターゴルフに挑戦する“ブラインドゴルフ”体験を実施、当日ブラインドゴルフを体験された方に、ヘルプマークオリジナルグッズを配布する企画を予定しています。

ヘルプマークブース内での障害者スポーツ体験を通じて、日常生活における障害者に対する意識や配慮について改めて気づいてもらうことが狙いです。

※イベント詳細
◆日時:3月27日(日)10:00~16:00
◆備考:詳細はこちらhttp://www2.recycler.jp/
(リサイクル運動市民の会ホームページ)       
■東京マラソンEXPO2016にてヘルプマークPRチラシを配布
2月25日から27日に東京ビッグサイトで開催された「東京マラソンEXPO2016」の東京都出展ブースにて、チラシを配布し、ヘルプマークをPRしました。
「東京マラソンEXPO2016」サイト
http://www.marathon.tokyo/events/expo/

 

 

 左:PRチラシ(表)、右:PRチラシ(裏)

■防災展2016にてヘルプマークをPR
東京都は、東日本大震災から5年を迎えるこの機会を捉えて、都民や事業者の皆様に自助、共助への理解を深めていただき、首都直下地震等への備えを推進するため、3月11日から13日に新宿駅西口広場イベントコーナー等にて防災展2016を開催しました。
東京都福祉保健局のブースでは、ヘルプマーク・ヘルプカードのパネル展示や来場した方にチラシやオリジナルグッズを配布するなど、ヘルプマーク・ヘルプカードを紹介しました。
防災展2016
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2016/01/21q1p700.htm 

 <普及活動へのご協力のお願い>

東京都は民間企業の皆様に、ヘルプマーク啓発活動へのご協力をお願いしています。
店舗や自社ビル等でのポスター掲示、PR動画配信、広報媒体への掲載、社内研修での紹介など、CSR活動の一環としても是非ご協力ください。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。民間企業の活動事例をご紹介しています。

  <ヘルプマークの概要>

 

 ・主旨:義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または

妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなるよう作成したマークです。多様な主体による活用を図り、援助が必要な方が日常的に様々な援助が受けられる社会づくりを推進します。

 ・対象者:義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方。

・デザイン:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)、永井一史氏及び柴田文江氏にご協力いただきました。

・ヘルプマークホームページ
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html

・ヘルプマークホームページ(企業・事業者向け)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/helpmarkforcompany/index.html