ゴエモンのつぶやき

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県、1300万円不適切契約 障害者雇用企業名簿更新怠る

2017年06月22日 11時35分45秒 | 障害者の自立

 県は二十日、備品などを購入する際、優先して契約を結ぶ対象となる「障がい者雇用促進企業」の名簿の更新を二〇一五年度から怠るなど不適切な事務対応を続け、実際には障害者を雇っておらず優先対象にならない企業と結んだ契約が二百八十四件、約千三百万円分に上ると発表した。

 障がい者雇用促進企業に登録されるには、全従業員中、一定割合以上の障害者雇用(障害者雇用率を満たす)が要件。県が物資を発注する際、入札が不要になるなどの優遇を受けられる。名簿は毎年度更新され、県雇用対策課が二、三月ごろ、対象企業が障害者をきちんと雇用しているか確認するため、書類提出を求めている。

 同課によると、一五年度以降、担当の男性職員が、県庁に送られた登録申請書を無視して放置したり、調査を怠ったりし、名簿も課長の承認を受けずに勝手に更新したりしていた。今年五月、職員の上司が不適切な事務処理に気付き発覚した。

 名簿には六社が登録しており、うち五社は要件を満たしていたが、津市の自動車整備会社は実際は一五年度から障害者が働いておらず要件を欠いていた。県の各部局は誤った名簿に基づき同社を優遇対象企業とみなし、積極的に公用車の車検や整備を依頼。一五年四月から今年五月末までの契約は二百八十四件だった。現在は対象外にしたという。

 高松基子・県障がい者雇用推進監は会見し、「担当職員は他の業務で忙しく確認を忘れていた。契約手続きに問題はあるが、法令上問題はない」と話した。県は、男性職員が意図的ではなかったと説明したが、事務が不適切だったとして処分を検討する。

2017年6月21日   中日新聞


フットサルで自信回復 北九州市の精神障害者チーム

2017年06月22日 10時48分42秒 | 障害者の自立

忍耐、社交性身につけ継続就労へ

 うつや統合失調症など精神疾患がある人たちでつくるフットサルチームが北九州市にある。戸畑区で福祉事業所を運営する中村修さん(57)が中心となって2013年に結成した「トラムート北九州」だ。所属する13人にはサッカー未経験者も多いが、練習や試合を通じて「良いリハビリになる」「落ち着きを取り戻した」と実感。就職などそれぞれの目標に向け、自信を回復しつつある。

 「ナイスコース!」。コート内に元気な声が響いた。今月上旬、小倉北区のスポーツ施設。メンバーがパス回しの練習に汗を流していた。全員が精神障害者手帳の所持者だ。

 中村さんは、障害者が働いて賃金を受け取りながら職業訓練をする就労継続支援A型事業所「夢屋」を運営。13年、精神障害者フットサルの競技団体「日本ソーシャルフットボール協会」(JSFA、東京)の発足を知り、北九州でもチームを立ち上げようと、市内の病院にも呼び掛けて参加者を募った。

 練習は毎週土曜日。「体を動かしたり、瞬時に状況を判断したりすることで、徐々に自信を取り戻せる」と中村さん。フットサルで立ち直り、一般就労できた人もいる。ただ、練習を詰めすぎると気持ちが切れる場合もあるため、バランスも大事だという。

 スポーツを通じ、他者との関わり方のヒントを得たメンバーは多い。統合失調症を患う男性(35)は「人と付き合うのが苦手だったけど、今はたくさん人と話したい」。パニック障害の女性(36)は「練習で強い言葉を掛けられるとやる気がなくなっていたが、今は我慢するようにして、コミュニケーションを一から勉強している」と前向きだ。

 別の男性(25)は「サッカーの技術を磨くことに喜びを感じる。いろいろな人にチームに加わってほしい」と話す。16歳で統合失調症と診断され、今は福祉事業所で調理補助に従事しており、「1~2年での一般就労」を目標に掲げる。

 チームは16日、JSFAが主催する全国大会を目指し、九州予選に出場。過去最高のベスト4まで勝ち上がった。中村さんは「いつか北九州でチームが増え、リーグ戦をするのが夢」と話した。

フットサルで自信回復 北九州市の精神障害者チーム 忍耐、社交性身につけ継続就労へ

練習に汗を流すトラムート北九州のメンバー

=2017/06/21付 西日本新聞朝刊=


»デンマーク訪問の皇太子さま、知的障害者らが学ぶ学校訪問

2017年06月22日 10時40分40秒 | 障害者の自立

デンマークを公式訪問中の皇太子さまが、知的障害者や難民らが学ぶ学校を訪問されました。

 皇太子さまは、オーデンセ市近郊にある「北フュン国民高等学校」を訪れ、学生らによる歌の歓迎を受けられました。

  この学校では知的障害者や難民、社会福祉を学ぶ日本人らが学んでいて、学生と懇談した皇太子さまは「どんなことを学んでいますか」などと学校生活について、たずねられていました。

  その後、皇太子さまは、日本の企業と共同で洋上風力発電のための部品を製造している工場を視察されました。再生可能エネルギーに関心を寄せている皇太子さまは、「耐用年数はどのくらいでやるんですか」などと熱心に質問されていました。

20日   20時40分


障害者就労の新施設完成 しあわせネット

2017年06月22日 10時29分56秒 | 障害者の自立

 京都府福知山市南栄町、社会福祉法人しあわせネットワーク(若林節雄理事長)が、同所で進めていた障害者就労継続支援B型事業所「しあわせネット・勇気」の建て替え工事が完了した。7月1日に竣工記念式典を開く。

 旧施設は築36年で老朽化し、利用者、職員数が増えて手狭でもあったため、建て替えた。新施設は木造2階建て延べ床面積約115平方メートルで、広さは以前の倍近くになった。

 新施設には、約30平方メートルの作業室兼食堂、多目的室兼事務所をはじめ、これまで屋外で行っていた空き缶つぶしの作業室、入り組んだ造りで他の用途とかぶりがちだった相談室をそれぞれ個室にした。開口部はバリアフリー設計で広めに取り、トイレは1、2階それぞれにある。

 2階は事務所などで、利用者は1階でほぼ用事が完結できるようにした。住宅街の中にあり、周囲との調和が取れるよう外観にも配慮した。

 一井義光事務長は「利用者さんが使いやすく親しまれる施設にしたい」と話している。

しあわせネットワークの新事業所
写真=完成したしあわせネットワークの新事業所

両丹日日新聞   2017年6月20日


夫婦でメダルを!視覚障害者柔道・廣瀬順子さん

2017年06月22日 10時26分48秒 | 障害者の自立

柔道リオ・パラリンピック銅メダリストで、山口市出身の廣瀬順子さんが18日、ワールドカップ日本代表の選考会に出場し、夫の悠さんとともに代表権を獲得した。2人は、3年後の東京パラリンピックを最後とする決意を示し、夫婦でのメダル獲得に意欲をみせた。18日に行われた視覚障害者柔道の大会。今年10月にウズベキスタンで開催されるワールドカップの代表選考会として行われた。山口市出身の廣瀬順子さんは、57キロ級に出場。しかし他に出場選手がおらず、不戦勝で代表権を獲得した。順子さんは、去年のリオ・パラリンピックに夫の悠さんとともに出場し、銅メダルを手にした。順子さんは「帰ってから街を歩いていても、声をかけていただくことが多くなってたくさんの方に応援してもらってすごく嬉しい」と話していた。順子さんは、男子90キロ級に出場した悠さんの試合の行方を見守った。順子さんは「ちょっとハラハラするところもあったけれども、悠さんのことなので考えながらやっていて、きっと勝ってくれるだろうと思っていた」と話し、悠さんは「僕のピリピリ感が伝わったので、試合前とかに全然声をかけてくれなくて余計に緊張した」と話した。結局、この階級で優勝した悠さんも、代表権を獲得し、夫婦揃ってワールドカップに臨むことになった。2人はすでにワールドカップのその先、3年後の東京を思い描いている。3年後、悠さんは41歳、順子さんも悠さんとともに東京を最後の戦いとする決意を示した。悠さんは「前は奥さんを中心に練習していたが、僕の練習に変えるので奥さんがついてくればさらに強くなるので、次は奥さんに金メダルとってもらって僕は銅メダルで頑張る」と話した。順子さんは「悠さんの練習に変わると今聞いたが、しっかりついていこうと思う」と話した。東京パラリンピックまであと3年、夫婦は二人三脚で歩み続ける。

[ 6/20 19:47 山口放送]