ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者水泳教室で死亡「死因は熱中症」NPOに賠償命令

2017年06月25日 12時52分23秒 | 障害者の自立

 水泳教室で知的障害のある大阪市の男性(当時24)が死亡したのは熱中症の予防措置をとっていなかったからだとして、両親が、運営したNPO法人とコーチに計約5500万円を求めた訴訟の判決が23日、大阪地裁(山地修裁判長)であった。判決は訴えの一部を認め、法人側に計770万円の支払いを命じた。

 男性は2013年8月、大阪府東大阪市内の屋内プールで障害者向けの水泳教室に参加。練習中に意識を失ってけいれん状態となり病院に運ばれ、その日に死亡した。医師の解剖で死因は長時間のてんかん発作とされたが、両親は訴訟で「法人側が体調管理を怠ったため熱中症になり死亡した」と主張していた。

 判決は、当時屋内プールの室温が36度で水温も32度と高かったことなどから、法人側が「熱中症予防に努め、一定時間ごとに給水させるべきだった」と指摘。死因は熱中症と推認されるとし、「適切な措置をとっていればなお生存していた可能性がある」とNPO側の責任を認めて慰謝料の支払いを命じた。

 判決後、会見した両親は「もっと子どもをよく見てくれていれば命を落とすことはなかった」と話した。

2017年6月23日   朝日新聞


視覚障害者に都議選情報 ヤフーが特設サイト

2017年06月25日 12時44分34秒 | 障害者の自立

 ヤフーは二十二日、視覚障害者がネット上で選挙情報を簡単に調べられる特設サイト「聞こえる選挙」を公開した。二十三日告示の東京都議選が対象で、選挙公報や開票速報を順次載せていく。今後、国政選挙などでも実施するか検討する。

 これまで視覚障害者を対象にした包括的な選挙サイトが乏しく、「情報がないので投票する人が有名かどうかに左右される」「健常者と同じ情報を得られるようにしてほしい」といった不満の声が上がっていたという。

 公開したサイトは、広告など選挙以外の内容がなく、スムーズに文章が読み上げられるほか、弱視の人が見やすい表示にした。健常者が、視覚障害者がどのように情報を入手するのか、疑似体験できる工夫もした。ヤフーのマーケティング&コミュニケーション本部の鈴木宏一氏は東京都内で記者会見を開き「選挙には見えない情報格差がある。今回を機に現実を知ってもらえれば」と説明した。

 サイトのアドレスは、https://kikoeru.yahoo.co.jp

2017年6月23日 朝刊   東京新聞


神姫バスが視覚障害者対応講習 運転士ら介助体験

2017年06月25日 12時33分09秒 | 障害者の自立

 視覚障害があるバス利用者への対応向上を図ろうと、神姫バス明石営業所(神戸市西区、谷崎謙治所長)で23日、運転士を対象とした講習会があった。アイマスクや視野が狭く見える眼鏡を着けて車内を歩くなど視覚障害者の身になって、介助の仕方を学んだ。

 いずれも昨年施行された障害者差別解消法や兵庫県明石市の障害者配慮条例を受け、正しい知識を身に付けることで乗客目線の接客を図ろうと実施。同社は同市内の路線が多く、明石駅などから国立神戸視力障害センター(同区)への利用者も多い。今年は「視覚障害」をテーマに6~8月、西神営業所(同区)を含め、講習会を開いている。

 この日は、同センターの職員が視覚障害の種類や見え方などを説明。介助の際は、「40センチ前に段差」「手すりは右側の腰元」と具体的に伝えることや、慌てずゆっくり移動することの重要性を示した。運転士はアイマスクを着けた視覚障害者役と介助役でペアとなって乗降を体験し、同センター職員に対応法を質問した。

 谷崎所長は「視覚障害者の不安を軽減し、気持ちよく乗車してもらえるよう、学んだことを実践したい」と話していた。

視覚障害がある乗客への介助法を学んだ講習会

2017/6/24   神戸新聞NEXT


障害者の工賃アップ目指す 鳥取の作業所、高単価の軽作業受注で 

2017年06月25日 12時24分16秒 | 障害者の自立

 単価の高い軽作業を受注することで、福祉事業所で働く障害者の工賃アップを目指す取り組みが、鳥取市商栄町の共同作業所「ワークコーポとっとり」で始まった。県と日本財団の共同プロジェクトの一環で、民間企業とも協力。今年度内に施設の平均工賃を1人当たり月5万円にすることを目指している。

 ワークコーポとっとりは、複数の事業所が共同で作業することで大口受注ができるよう、県が2015年に設置した施設。

 検品作業をする利用者=鳥取市商栄町のワークコーポ鳥取で
 
毎日新聞    2017年6月23日

障害者雇用創出に尽力 沢村さん死去 悼む声

2017年06月25日 12時16分00秒 | 障害者の自立

 障害者が靴の修理などで働く店「シュリーの店」を札幌市内に開くなど、障害者の雇用創出に尽力した沢村重一さんが20日、肺炎などのため死去した。99歳だった。23日に市内で営まれた葬儀では、関係者が沢村さんの功績をたたえ、死を惜しんだ。

 沢村さんは札幌出身。幼いころ両親を失い、クリスチャンで知られた西村久蔵氏の援助で小樽高商(現小樽商大)に入り、首席で卒業した。1967年には西村氏が創業した西村食品工業(札幌、2003年自己破産)の社長に就任。71年からは、障害者授産施設を運営する社会福祉法人「北海道リハビリー」(北広島)の理事を務めた。

西村食品工業社長時代に北海道新聞のインタビューに答える沢村重一さん=1997年

06/24   北海道新聞