ゴエモンのつぶやき

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巨大障害物に成り果てた中国の「車をまたいで走るバス」、実験施設撤去へ

2017年06月24日 01時36分56秒 | 障害者の自立

21日、中国河北省秦皇島市北戴河区は、交通渋滞解消の切り札として開発が進められていた車をまたぎ走る巨大バス「Transit Elevated Bus(TEB、巴鉄)」の実験施設を月内に撤去すると明らかにした。

2017年6月21日、中国河北省秦皇島市北戴河区は、交通渋滞解消の切り札として開発が進められていた車をまたぎ走る巨大バス「Transit Elevated Bus(TEB、巴鉄)」の実験施設を月内に撤去すると明らかにした。米華字メディアの多維新聞が伝えた。

このバスは、道路脇に設置されたレールの上を走行し、車体はアーチ状になっているためその下を車が走行できるというもの。米誌タイムの「2010年ベスト発明50」にも選ばれた。昨年7月、北戴河区に実験施設が完成し、同年8月から試験運転が行われていた。だが技術的な実現可能性と北京の開発業者の財政面での健全性に関する疑問が報じられ、実験は中断されていた。

北戴河区の関係者によると、実験施設がそのままの状態で放置され、交通問題を引き起こしていることなどから今月中の撤去が決まったという。

「巴鉄1号」試験車両は、長さ22メートル、幅7.8メートル、高さ4.8メートル。車内には55席あり、乗車定員は約300人。

2017年6月22日   Record China


「ヘルプッシュ」普及へ対談 車いすの寺田さんと難病の塚本さん

2017年06月24日 01時25分09秒 | 障害者の自立

 通行人に車いすを押してもらいながら全国を旅する会社員、寺田湧将(ゆうすけ)さん(27)=東京都=と、「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」など三つの難病を患う塚本明里さん(27)=可児市=が二十二日、岐阜市日ノ出町の地域イベント企画会社「ラデッキ」で、助け合える社会をテーマに対談した。

 寺田さんは脳性まひで足に障害があり、今年四月から、通行人に車いすを押してもらいながら全国を旅する「HELPUSH(ヘルプッシュ)」活動を開始。二十一日から岐阜入りしている。

 塚本さんは難病を患いながら、可児市ふるさと広報大使やモデルとして活躍。寺田さんが「ヘルプッシュへの助言がほしい」と望み、岐阜のご当地タレント・ゆっこさんを交えた対談が実現した。

 寺田さんは、「誰でも気軽に『助けて』と言えて、気軽に後押しができる世の中っていいな」と考え、ヘルプッシュの旅を始めたという。塚本さんは「高校生のとき、プライドで周りの友達に病気のことを言えなかった」と告白。寺田さんも「芸人やホストをしていたとき、体が痛くても『助けて』と言えなかった。強がってばかりだった」と同意した。

 寺田さんは「『ヘルプ』は言いにくいけど、『ヘルプッシュ』という新しい概念を普及させれば、理解が深まるんじゃないか」と指摘。「ヘルプッシュは障害者の活動じゃない。生きづらい全ての人が、生きやすくなったらいい」と話した。

 塚本さんは「湧将さんの活動は、多くの人に勇気を与えている。私も勇気を出して、いろんな活動を頑張りたい」と笑顔で語った。

写真

さまざまなテーマで対談する塚本さん(左)、ゆっこさん(中)と寺田さん

2017年6月23日   中日新聞


点字ボランティア養成講座 受講者募集

2017年06月24日 01時16分03秒 | 障害者の自立

 福岡市社会福祉協議会は、同講座を修了し、文字情報を点字訳するボランティアとして活動できる人を募集している。対象は、同市内に居住または通勤し、視覚障害者の福祉やボランティア活動に関心がある人。会場は同市中央区荒戸の市民福祉プラザ201会議室。日程は7月4日(火)~10月3日(火)、全11回。参加費千円(資料代、保険代)。希望者は電話で申し込む。市社会福祉協議会ボランティアセンター=092(713)0777(日、月曜休み)。

2017年06月22日   西日本新聞


レーバークーゼンサポーターの物語

2017年06月24日 01時04分53秒 | 障害者の自立

レーバークーゼンサポーターの物語

1 day agoレーバークーゼンには2016/17シーズンの全試合に“足を運んでくれた”特別なサポーターがいた

2016/17シーズンのブンデスリーガで全試合に出場した選手はわずか6人。オリバー・バウマン(ホッフェンハイム)、ラルフ・フェアマン(シャルケ)、ルン・ヤルステイン(ヘルタ・ベルリン)、アレクサンダー・シュボロー(フライブルク)、ヤン・ゾマー(メンヘングラートバッハ)、ベアント・レノ(レーバークーゼン)と全員がGKである。GKにとってシーズンの全試合に出場するのはさほど難しいことではないかもしれない。しかし、そうした選手とは別に、困難を乗り越えてすべての試合に足を運んだサポーターがいた。

レーバークーゼンを応援する盲目のサポーター

ゲハート・シュトルさんは2016/17シーズンのレーバークーゼンの試合をホーム、アウェー問わず、すべてスタジアムで応援したという。そうした熱心なサポーターは他にも数多くいるはずだが、ケルン近郊に住むシュトルさんは特別なサポーターだ。13歳の時に視力を失ったのである。

シュトルさんはレーバークーゼンの選手のことをすべて知っているが、レノのセーブを一度も見たことがない。チチャリートの活躍も言葉でしか聞いたことがない。それでも、言葉を聞けば雰囲気をつかんで頭の中で再現することができる。「スタジアムにいる時、私の頭の中には常に映像が流れています。それはまだ目が見えていた頃、つまり1970年代や1980年代の映像ですけどね」

ケルンで生まれたシュトルさんは、幼い頃からサッカーの魅力にとりつかれ、当初はフォルトゥナ・ケルンの試合を追いかけていた。しかし、視力を失った後の1999/2000シーズン、レーバークーゼンがスタジアム内で実況を行うという視覚障害者のための革新的な設備を整えたと知り、応援するチームを変えることになる。

シュトルさんはこのサ-ビスの恩恵を受けるだけでなく、今日に至るまで同じ障害を持つサポーターのためのアドバイスを行い、実況の向上に貢献してきた。今ではブンデスリーガおよびブンデスリーガ2部の大半のクラブが同様のサービスを実施するようになったが、シュトルさんはその実現に向けて働きかけてきた全国規模の団体に1999年から所属している。

シュトルさんはブンデスリーガのすべてのスタジアムで視覚障害者のための実況を行うよう働きかけてきた

心臓手術を経て新たなチャレンジを決意

シュトルさんは問題について定期的に話し合い、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)にも招かれた。シュトルさんは、プレーを見ることができない人たちにどうやってサッカーを伝えるべきかをよく理解している。「サッカーは本のようなものです。すべてのパス、すべてのFK、すべてのCK……すべて本に書かれている一つひとつの文なんです。だから、すべてが実況されるべきです。試合で起こっているとおりに述べてほしいんです」。これまでの努力のおかげで、シュトルさんはレーバークーゼンのすべてのFKやCKを全国で追いかけられるようになった。

シュトルさんは今季、初めてレーバークーゼンの全試合を生で体験したが、これは人生の大きな転機を乗り越えた彼が新たに立てた目標でもあった。シュトルさんは昨年の夏に心臓の手術を受けたのである。

手術後、麻酔から目が覚めたシュトルさんは、真っ先にドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)1回戦の結果を医師に聞いたという。そして、手術を乗り越えた後にレーバークーゼンの全試合に足を運ぶことを決意。「大変なことを経験したのだから、何かとんでもないことにチェレンジすべきだと思ったのです」

シーズンチケットを持っているホームのバイ・アレーナは、バスと電車で問題なく自宅からスタジアムまで行ける。手配が必要なのはアウェーの17試合だが、シュトルさんはどうやったらアウェー各地に行けるかと計画を練るのがスタジアムに足を運ぶことと同じくらいに好きだった。「付き添ってくれる人たちは、僕が伝えた時間に、僕が決めた場所で合流し、僕が立てた計画どおりに旅行しました」。昨季のリーグ日程もシュトルさんにとっては好都合だった。宿泊が必要だったのはミュンヘンとアウクスブルク、ハンブルクの3箇所のみ。残りのナイトゲームは試合終了後に家に戻れることが分かった。

シュトルさんは自ら遠征スケジュールを立て、同行する友人の助けを借りながらアウェーの地を訪れた

困難を乗り越えて全試合制覇を達成

電力が絶たれたり、線路に動物が立ち入ったりして電車が遅れても、シュトルさんが試合に遅れることはなかった。全試合制覇の偉業達成まで残り6試合となった第28節のライプツィヒ戦(アウェー)では、キックオフに間に合う最後の電車に奇跡的に乗り継ぐことができた。その時に「絶対に全試合に行ける」と確信したという。

もちろん、スタジアムに着いてからも決して安心していられるものではなかった。今季のレーバークーゼンは不調が続き、シーズン終盤には残留争いにも巻き込まれた。「0ー1になった時はパニックになりそうでした。心臓がドキドキしてきたんです」。シュトルさんは1ー1で引き分けた5月初めのインゴルシュタット戦をそう振り返っている。

「サポーターでいるということは、名誉を重んじること。うまくいっている時だけチームに忠誠心を示すのではなく、うまくいかなくなった時にこそクラブの一員でいることが本物のサポーターだと思います。第28節か第29節の後でチーム状況が悪くなって、『もう十分だ』と言ってしまうのは簡単だったと思います。でも、それは私らしくないですからね」

途中で投げ出すことは決してなかった。そして運命の最終節、シュトルさんはベルリンのオリンピア・シュターディオンで全試合制覇を達成。チームも6ー2の大勝でシーズンを締めくくり、6度も歓喜で飛び上がることになった。「非常に疲れました。すべてが終わってうれしい。これで少しは休めますね」

もっとも、シュトルさんの休息は新シーズンの日程が発表される6月29日まで。日程が明らかになれば、ペンと紙を取り出して、また計画を練り始めることだろう。9月には全試合制覇に同行してくれた人たちに食事をご馳走することになっているが、それと同じぐらい新たな“全国ツアー”も待ちきれないはずだ。

DFトプラク(右)との2ショット写真。シュトルさんは全国を遠征しながら様々な思い出を作った
 
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iPhoneよりも人生を変える、Apple Watch

2017年06月24日 00時37分35秒 | 障害者の自立

 Appleは幅広いユーザーが製品を使えるよう、アクセシビリティー機能を各製品に搭載しています。「アクセシビリティー」とは、高齢者や障がいを持つ人々が、いかに支障なくサービスを利用できるかを表す言葉です。Apple StoreでもiPhoneやiPadの視覚サポート機能を中心に、使い方を紹介するセッションを定期的に行うなど、アクセシビリティーに関する取り組みを続けています。
 その中でもApple銀座で取材した「視覚に障害がある方のためのApple Watchの基本」のセッションは、目からウロコの連続でした。目が見えない状態で、あんな小さな画面を操作するなんてiPhoneよりも大変なはず……。最初は疑心暗鬼でしたが、視覚障がいを持つApple Watchユーザーの話を聞くと、自分がいかにテクノロジーの常識に縛られていたかが分かったのです。

●知っていた機能も視覚障がい者視点なら異なる使い方に

 セッションでは、視覚障がいの男性が一利用者として、参加者にApple Watchの活用方法をレクチャー。「私は視野が5%しか見えない状態です。目が見えないのは怖いことですが、時計のおかげで安全に動けています」とApple Watchを紹介します。
 時計がないと正確な時間が分からなくなる私たちと同様に、視覚障がい者も時間の感覚はずれていきます。セッションに登壇した男性は、これまでは時間を確認することすら大変で、時計を見るのを諦めていたと言います。
 しかし、Apple Watchによってこの状況は一変しました。振動で時刻を知らせる「Tapticタイム」機能は、Apple Watchの画面を手で覆って、ディスプレイが暗くなった状態で画面を2度タップすると、バイブレーションで時刻を知ることができます。
 長い振動は十の位、短い振動は一の位を表します。例えば、6時31分なら短い振動6回、長い振動3回、短い振動1回で時刻を伝えます。3度タップすると分だけがバイブされるので、頻繁に時間を確認する際もまどろっこしさを感じません。
 Apple Watchは時計なのだから、時刻が分かって当然だと私たちは考えてしまいがち。しかし男性は「Apple Watchの時計機能が一番便利。おかげでタイムスケジュールを把握できるようになりました」と笑顔で語ります。
 「Apple Watchで時間管理の質が飛躍的に上がりました。今までは出勤時間の1時間半前に到着するくらい余裕を持って家を出ていましたが、時刻を性格に把握できるようになってから30分前に来るようになりました。生活に余裕を持てるようになったのです」。
 またApple Watchの「iPhoneを探す」機能は、視覚障がい者はちょっと違った使い方をしています。Apple WatchのコントロールセンターでiPhoneのボタンをタップすると、iPhoneから音が出て知らせてくれる機能です。
 私はこの機能を部屋でiPhoneの置き場所が分からなくなったときによく活用しますが、視覚障がい者は、お風呂上がりを家族に伝えるときに使ったり、困ったときに支援者に知らせたりするナースコールのような使い方をする人もいるのだそうです。
 男性は深呼吸を定期的に促す「呼吸」アプリも便利だと言います。「視覚障がい者は慌てやすく、情緒が不安定になりやすい。だから意識的に呼吸することで気持ちが安定します」と意外な理由を教えてくれました。
 さらに「僕らの生命線」として紹介されたのが、緊急SOS機能。「もし転倒してiPhoneが手から離れてしまっても、手元で救急の連絡をかけられます」。iPhoneの「ヘルスケア」アプリのメディカルIDに緊急連絡先を追加しておけば、緊急通話が終わった段階で指定の緊急連絡先にテキストメッセージが送られるのも重要なポイントです。

●「画面操作はVoiceOverで

 視覚障がい者の意外なApple Watch活用法を聞いたところで、1つの疑問が湧いてきます。目が見えない状態で、どうやってその小さな画面を操作しているのでしょうか?
 方法の1つは、ジェスチャーで操作する画面読み上げ機能「VoiceOver」です。Apple Watchのスピーカーを使って、画面上の出来事を全て読み上げるので、画面を見なくとも操作ができる優れものです。前述した、バイブで時刻を知らせる「Tacticタイム」もVoiceOver機能の1つです。
 VoiceOverをオンにすると、実行する候補の項目が四角で囲まれ、タップするとその項目名を音声で知らせます。アプリ名からアクティビティーの消費カロリーまで、あらゆる項目を読み上げます。
 セッションの参加者からは「iPhoneやiPadは自分が今どこを触っているか、迷子になりやすい。画面の小さいApple WatchこそVoiceOverとの親和性が高そう」との声が上がり、その意見に対し、視覚障がい者の男性も「小さい画面の中でVoiceOverで全部移動できるので、iPhoneの子機みたいに使えます」と同意していました。
 個人的に素晴らしいと感じたのは、VoiceOverをSiriで簡単にオン、オフできる点。VoiceOverをオンにすると操作方法がガラッと変わるので、支援者が一時的に操作を手伝う際、なじみのiPhoneでも使い方に戸惑ってしまいます。そこでSiriからオフにすることで、サポートの際も簡単に切り替えができるのです。アクセシビリティーを掲げるテクノロジー企業は複数存在しますが、本人だけでなく、支援者の使い方にも寄り添う企業はごくわずかではないでしょうか。
 他にもズーム機能やグレースケール表示といった視覚サポート機能があり、老眼や色覚障害の人でも見えやすい設定に変更できます。

●「点字や手話は意外とバリアフリーではない」

 セッションを取材しながら、同じ機能でも違った視点で見ることで、物事の捉え方が変わってくることに気付きました。呼吸アプリも緊急SOSも、「あれば便利」程度に感じていましたが、一方で「生命線」と表現する人もいます。
 「Apple PayはSuicaやクレジットカードがあるからいらない」と切り捨てる人もいれば、「お札や小銭を判別することすら難しかったが、Apple Payならレジでの支払いが怖くなくなる」と劇的な変化を感じる人もいます。これからのテクノロジーはあらゆる人に開かれるべきであり、Appleの「全ての人が使える製品を」という思いは、今こそ再評価されてしかるべきです。
 Apple直営店で行われる「Today at Apple」のセッションは、今後も定期的に開催予定です。またアクセシビリティー機能に関する7本の動画が、AppleのYoutube公式チャンネルにて日本語字幕付きでアップされているほか、App Storeでもアクセシビリティーに役立つアプリが公開中です。
 レクチャーをしてくれた視覚障がいの男性は、点字や手話について「実はバリアフリーではありません。なぜなら分かる人にしか分からないないから」と意外な弱点を明かします。だからこそ、学習しなくでも音声やジェスチャーで操作できるApple Watchのメリットが引き立つのでしょう。「視覚障がい者の世界にはまだApple Watchの情報が入ってきていません。しかしApple Watchを視覚障害者が持てば、iPhoneを持つより人生が変わると思います」。

 

Appleはより多くの人が同じように製品を使えるような活動を続けています。iPhoneの設定画面で「アクセシビリティー」という項目を見たことがある人も多いはず

ITmedia PC USER   6月23日