ゴエモンのつぶやき

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民間の障害者雇用率6年ぶり低下 29年調査

2017年12月23日 12時48分05秒 | 障害者の自立

和歌山労働局(松淵厚樹局長)は、ことし6月1日現在の民間企業や公的機関の障害者雇用状況を発表。民間企業の実雇用率は6年ぶりに低下し、2・25%(前年比0・16ポイント低下)となった。

民間企業の雇用障害者数は1978・5人で前年より88人減少した。実雇用率は前年を下回ったものの、法定雇用率2・0%を上回り、全国10位、近畿2位。法定雇用率達成企業の割合は前年比2・6ポイント低下の62・1%だった。

公的機関は、2・3%の法定雇用率が適用される機関で、雇用障害者数343人、実雇用率2・3%。法定雇用率2・2%の機関では137人、2・0%。国立大学法人など(法定雇用率2・3%)は40人、2・55%となっている。

同局は今後、法定雇用率未達成の208社と10機関に対し個別指導を行い、早期の解消を図るとしている。

17年12月21日   わかやま新報オンラインニュース


玉野に飲茶店中核の複合施設開所 障害者雇用

2017年12月23日 12時10分37秒 | 障害者の自立

1月18日オープン

 3月末に閉館した築港の旧玉野市文化会館(バウハウス)が、精神障害者を雇用する台湾飲茶(ヤムチャ)店を中核とした複合施設「UNO(ウノ) HOUSE(ハウス)」としてリニューアルし、21日に開所式があった。市内のNPO法人が運営し、飲茶店「無天茶坊」は2018年1月18日にオープンする。

 旧中国銀行宇野支店だった建物は鉄筋コンクリート地上3階地下1階、延べ約836平方メートル。飲茶店(35席)は1、2階吹き抜けの大ホールの一部を改装した。9種類のウーロン茶や台湾風ちまき、杏仁豆腐などを販売。残りのスペースはホールやギャラリーとして利用する。2階に事務所、3階に中国の弦楽器・二胡の教室などが入る。

 施設は精神科などの青井医院(宇野)の青井一展(かずひろ)院長(61)が代表理事を務めるNPO法人「ここ・からワークスおかやま」が運営。12月から精神障害者7人を調理、接客係などとして雇用し、将来は20人程度まで増やす計画。建物は市から2万9840円で譲渡を受けたが、改装費などに約7680万円かかり、8割は日本財団(東京)の助成金を活用した。

 開所式には市内の行政、福祉関係者ら約50人が出席。青井代表理事が「働くことで人は元気になれる。店の経営を通じ、患者の生活も支えていきたい」とあいさつした。台湾ちまきなどメニューの試食もあった。

 飲茶店の営業は午前11時~午後4時。毎週木曜と第2、第4水曜が定休。

 

旧バウハウスに複合施設「UNO HOUSE」が整備され、1月18日にオープンする1階の飲茶店「無天茶坊」で行われた試食会

2017年12月21日     山陽新聞


バトンタッチ国民文化祭② 平田千江子さん

2017年12月23日 11時51分35秒 | 障害者の自立

「一体開催」発展させて

 〈今秋の奈良県での国民文化祭は初めて全国障害者芸術・文化祭と一体開催した〉
 奈良県では「障害者芸術祭」を2011年から開催してきており、今年で7回目。それをリニューアルしながら今年を迎えた。昨年は今年の国文祭と障文祭を企画しながら、従来の「大芸術祭」と「障害者芸術祭」を同時進行でプレ的に進行していたので大変だった。期間中の3カ月間は走りだしてしまえば、あっという間だった。初めての一体開催だけに収穫も多かった。
 〈これまで奈良県で独自に開催していた「障害者芸術祭」のテーマは「障害のある人とない人のつながり」だった〉
 障害者の取り組みが主流で、障害者の作ったアート作品を障害のない人に見てもらおう―という狙いの交流だった。今回の国民文化祭では、そこからもう一歩踏み込んだ。障害のある人、ない人にかかわらず一緒に作品を創作、展示し、歌や演劇作品の出演者を平等に公募し、練習を何度も重ねて本番に臨んだ。展示、ステージともに交流の中身を充実させてきた。障害者、健常者とも最初の練習から友達のように自然だった。こちらが勝手にバリアーをつくっていたのかと思えるぐらい。きっかけづくりができたので、今後は県内各地に広め、継続したい。
 〈国文祭と障文祭は次回も一体開催され、今後の開催方式の大きな流れができつつある〉
 奈良から始まった一体開催を大分県でも引き継いでくれることはうれしい。閉会式で二日市具正副知事は「奈良県の障文祭をバージョンアップして全市町村で開く」と話されていた。奈良で築いた土台を大分でさらに発展させてほしい。19年の新潟も一体開催を検討しているようで、ありがたい。

メモ:全国障害者芸術・文化祭は障害者の芸術や文化活動への参加を通して、障害者本人の生きがいや自信を創出することが基本理念。障害者の自立と社会参加を促進し、障害者に対する理解と認識を深めるため全国持ち回りで開いている。

次期開催の大分県の関係者もステージに上がったフィナーレ=11月、奈良市の奈良県文化会館

次期開催の大分県の関係者もステージに上がったフィナーレ=11月、奈良市の奈良県文化会館

 ※この記事は、12月21日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。