ゴエモンのつぶやき

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日本の最新機器で視覚障害者がPC技術学習 ベトナム

2017年12月23日 13時34分49秒 | 障害者の自立

支援の行き届いていないベトナムの視覚障害者の進学や就職に役立ててもらおうと、日本の最新の機器を使ってパソコンの技術を学ぶコースが始まることになり、21日、記念の式典が開かれました。

これは点字のプリンターなどを開発している日本の企業が、ベトナム盲人協会と協力して始めるもので、21日はベトナムの首都ハノイで関係者が集まり、記念の式典が開かれました。

今回開設されるコースで使われるのは、パソコン上の文章を読み込んで、点字に変換する機器や点字とベトナム語の文字を同時に印刷できるプリンターなど最新の機器で、ベトナム盲人協会ではまず、こうした機器の操作のしかたを指導するインストラクターを養成したうえで、来年4月から視覚障害者向けのパソコンのコースを始めることにしています。

機器を用意した日本企業の代表は「今回、ベトナムの人が使いやすいソフトウエアや教材を開発したので、視覚障害のある人たちの自立に役立つことを期待しています」とあいさつしました。

ベトナム政府によりますと、ベトナムには、視覚障害のある人がおよそ100万人いるということですが、大学への進学や就職など、自立に向けた支援は行き届いていないのが現状です。みずからも目が不自由で、視覚障害のある子どもが通う学校の教師の女性は「ここで学ぶことを学校で子どもたちに教えることができれば、さまざまな面で、子どもたちの将来の役に立つと思います」と話していました。

12月21日   NHK


視覚障害者に便利アプリ 岐阜工高生開発

2017年12月23日 13時25分04秒 | 障害者の自立

 岐阜工業高校(羽島郡笠松町常盤町)の電子科の生徒が、視覚障害者向けのタブレット用アプリを開発した。画面のタッチ回数を減らすなど工夫を凝らした間違い探しやクイズなど、教材にも活用できるアプリ6種類を岐阜盲学校(岐阜市北野町)に贈呈した。

 開発したのはクラブ活動「電子研究部」メンバーの木村和樹さん(17)、山口幹太さん(17)、後藤雅弘さん(16)、山森香佑さん(16)、藤木悠斗さん(16)、丸茂巽さん(15)の6人。

 後藤さんが開発した音声録音アプリ「OUMUGAESI(オウム返し)」。その名の通り、しゃべった言葉を録音再生する。スタートは画面のどこをタッチしてもよく、英語の発音確認などにも活用でき、高校生らしい発想で生まれたアプリになっている。将来の夢はプログラマーという後藤さん。「アプリを楽しみたい同世代の若者に使ってもらえたら」と話す。

 開発は昨年冬から始めた。生徒らはアイマスクを着用し「見えにくさ」など生活の不自由さを実感する「ロービジョン」を体験した。8月に試作品が出来上がり、両校をつなげるテレビ会議で使いやすさをチェック。より見やすい色で文字を表記するなど、改良を重ねてきた。

 岐阜盲学校であった贈呈式には生徒6人が出席、林亨校長(60)にタブレットを手渡した。クラブ顧問の髙坂武司教諭(37)は「約1年間、試行錯誤を重ねて人の役に立つ商品ができたと思う。活動にきっかけに、思いやりの心を持った社会人になってほしい」と語った。

 アプリは配信サイト「グーグルプレイ」で無料ダウンロードできる。

視覚障害者向けアプリを開発した岐阜工業高校の生徒

2017年12月22日      岐阜新聞


特別障害者手当11・8万円支給不足 名張市

2017年12月23日 13時19分17秒 | 障害者の自立

 名張市は12月21日、重度の障害がある人に向けて11月に支給した「特別障害者手当」に、総額11万8260円(対象者54人、一人当たり2190円)の不足があったと発表した。市は同日付でお詫びの文章を送付し、25日に不足額を振り込む。

 不足があったのは今年8月から10月までの3か月分。職員が10月下旬にシステム台帳を新たにした際、支給額の更新を反映し忘れたため。作業は市障害福祉室の職員2人が担当し、入力後の確認でも気づかなかったという。12月20日、職員が亡くなった受給者のデータ処理を行う中で支給額の誤りに気付いた。
 
 市障害福祉室は「対象者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。今後は確認を強化、徹底し、再発防止に努めたい」と陳謝した。
 
2017年12月21日   YOU

発達障害者を職場の戦力に 高技専が新科で訓練

2017年12月23日 13時11分29秒 | 障害者の自立

 社会生活を送る上で周囲の人から誤解されやすい発達障害者を対象にした職業訓練「キャリア・プログラム科」が、京都府福知山市平野町の府立福知山高等技術専門校(高橋裕行校長)で今秋スタートした。万全の準備を整えてもなお期待と不安を抱えての開科だったが、3カ月を経て順調に訓練が進み、関係者たちは自信を深めている。年明けからは企業に出向いての職場実習も始まる。

 発達障害は100人に1人、あるいは10人ほどの割合で発生するともいわれる脳機能障害の一種。コミュニケーション(相手の言うことを正確に理解したり、自分の思いを分かりやすく伝えることが難しい)▽社会性(いわゆる「空気を読む」ことが苦手)▽こだわり(自分のルールに過度に固執しやすい)などに難がある。そそっかしく落ち着きがない、忘れ物や落とし物をしやすい、整理整頓が苦手、段取りが悪く時間通りに物事が進められない-というケースもある。

 原因は解明されていないが、周囲の理解や適切な支援で症状を緩和することができ、能力を発揮して職場の貴重な戦力にもなり得るとされる。

 そこでキャリア・プログラム科では、社会生活技能訓練や各種作業訓練を通じて、コミュニケーション能力や環境への適応力、問題解決力を身につけることに重点を置くことにした。

 訓練期間は6カ月で、定員5人。第1期は多くの応募があり、医師の意見書なども含めて選考のうえ、福知山や舞鶴など府北部の19歳~35歳の男性5人が入学した。

 それぞれ就労経験があり、校内訓練では、前の職場での失敗例も“教材”にして学習している。

 ある日の訓練では、机を向かい合わせて「なぜ職場でトラブルになったのか」について意見交換。信頼し合える場だという安心感から、本音が次々飛び出し、失敗の本質が見えてきた。当人にはつらく耐え難かった行為が、周囲の人にとっては「打ち解けるため」の親切心だった事例も浮き彫りになり、「今度そういう場面になったら、どういう反応をするといいのか」を探ったり、無用の摩擦を避けるために事前にしておくことなどが、各自から提案されていった。

 実務訓練やパソコン演習の時間もある。指導するスタッフたちは「生徒は人と接することが上手じゃなかったりする一方、知的レベルは高く、パソコンの使い方が指導員より詳しい生徒がいるし、板書中に漢字につまったら、すかさず教えてくれる生徒もいます」と紹介。「特性にあった職場に就けば、きっと活躍してくれるはず」と話す。

 就職開拓も学校にとって大事な課題。事業所を訪ねては、発達障害や訓練の様子などを丁寧に説明し、理解の輪を広げている。

 来春には第2期の5人が入学してくる。「今度は社会人経験の無い新卒者もいることでしょう」。新しい科のさまざまな試みが続く。

両丹日日新聞2017年12月21日のニュース


東京パラ出場目指す障害者馬術選手と交流 洲本

2017年12月23日 12時52分38秒 | 障害者の自立

 ホースセラピー(乗馬療法)に取り組む兵庫県洲本市五色町の五色ホースクラブでこのほど、障害者馬術で2020年東京パラリンピック出場を目指す選手や馬との交流を楽しむイベントが開かれた。馬場に特設した舞台では「吟遊音楽家」として活動する茶喜利さんのコンサートもあり、淡路島内外の約60人が癒やしのひとときを満喫した。

 パラリンピックに挑戦する人材の発掘や競技普及を目指し、同クラブが主催。11月の「全国障がい者馬術大会」で2年連続優勝を果たした高田亮和選手=淡路市立志筑小6年=ら同クラブの3人のほか、日本中央競馬会(JRA)の騎手時代に落馬し高次脳機能障害がある常石勝義選手や石山繁選手も参加した。

 選手からサインをもらったり、握手をしたり。訪れた親子連れらの間には自然と笑顔の輪が広がった。馬に試乗した南あわじ市立福良小2年の男児(8)は「歩くたびに背中が揺れて、ちょっと怖かったけど楽しかった」と声を弾ませた。

 日没後、竹灯籠や月の明かりが周囲を温かく包み込むと、茶喜利さんのコンサートが開演。「われらは一人じゃない」-。力強くも透き通った歌声を響かせ、会場の空気を一つにした。

 コンサート後には、登校拒否文化医学研究所長(東京)で臨床心理士の高橋良臣さんによる不登校・引きこもりからの脱却をテーマにした講演会もあった。

馬との触れ合いを楽しむ参加者たち=洲本市五色町、五色ホースクラブ

2017/12/22   神戸新聞NEXT