ゴエモンのつぶやき

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ホンダ、障害者の運転再開を支援 プログラム開発、環境整備

2017年12月26日 02時42分54秒 | 障害者の自立

 ホンダが、事故や病気で手足が不自由になった障害者の運転の再開支援に力を入れている。運転の技能や、再開に向けた課題を正しく評価できるプログラムを開発し、200人以上が受講した。今後は各地の自動車教習所と提携して受講できる場所を増やし、障害があっても運転を楽しめる環境を整えていく考えだ。

 障害を負った人が運転を再開するには、運転免許試験場で臨時の適性検査を受ける必要がある。その際には医師の診断書が必要だが、医師からは患者の運転能力をどう評価すればいいか難しいとの意見も出ていた。

 そこでホンダは実際の車やシミュレーターを使い、手足の一部が使えないなどの状況で十分に運転できるかを評価する手法を編み出した。インストラクターが車に同乗し、判断能力に問題ないかも確認する。医師に情報を提供し、患者に運転を認めるかどうかの判断に役立ててもらう。

 担当するのはホンダの安全運転普及本部。交通事故の死者数が急増し「交通戦争」といわれた1970年、創業者の故本田宗一郎の意思で設立された。

 障害を負った人から再び車を運転したいとの要望が多く、2013年にプログラムを始めた。埼玉県など全国に7カ所あるホンダの交通教育施設で訓練を受けられるほか、北海道や長野県の一部の教習所にも知見を提供し、訓練が受けられるようになる見込みだ。担当者は「将来的には全国に広げたい」と話す。

 脳梗塞で左半身が不自由になった東京都の自営業関根義寛さん(58)は今月上旬、ホンダの教育施設「レインボー埼玉」(埼玉県川島町)で講習を受けた。「実際にハンドルを握ることで注意すべき点が分かった。リハビリで手足が動くようになってきたので運転に挑戦したい」と話した。

ホンダの教育施設「レインボー埼玉」で講習を受ける関根義寛さん

2017.12.25     SankeiBiz


高校生 麻袋ペンケース作る コーヒー生豆の袋再利用

2017年12月26日 02時29分06秒 | 障害者の自立

 別府市の県立別府翔青高の生徒2人が、地元企業と共同でおしゃれなペンケースを製作し、今月から販売を始めた。コーヒーの生豆が入っていた麻袋を再利用しており、企業の担当者は「若い人の感性が光る商品に生まれ変わった」と話している。(谷口京子)

 考案したのはいずれも商業科2年の三浦里芳さん(16)と生田七海さん(17)。今年3月の職業体験でコーヒー豆を取り扱う「三洋産業」(別府市)を訪問した際、ブラジルやインドネシアなどから輸入された麻袋を帽子やバッグに加工して販売していることを知ったのがきっかけ。担当教諭を通じ、学生の視点で麻袋を使った商品の開発を申し出たところ、同社が承諾したという。

 4月から月1回、同社の担当者と企画会議を行い、若者に身近なペンケースを作ることを決定。デザインを決め、同社と交流のある熊本県大津町の障害者支援施設に製作を依頼。10月に100個が納品された。

 ペンケースは縦約25センチ、横約18センチ。ペンをポケット部分に入れて二つ折りにした後、中央に取り付けたひもを巻き付けて持ち運ぶ。表面は麻袋に描かれていた様々なアルファベットがそのままデザインされ、裏面にはジーンズ生地を張りつけた。裏表の両面を使えるリバーシブル構造になっており、ポーチやブックカバーとしても使えるという。

 1個1000円(税込み)。

 9日にはJR別府駅の北高架商店街のイベントで販売し、約60個を売り上げた。買い物客らは「印字されている字体は様々で、どれもすてき」と話していた。

 今後は月に100個程度を作る計画だ。原材料費などを引いた収益は、アジアなど発展途上国の子どもたちに文房具を贈るための費用に使う予定という。

 商品についての問い合わせは同校(0977・22・3141)へ。

生徒たちが製作したペンケース

生徒たちが製作したペンケース

2017年12月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

「夢に向かって進んで」リオパラ銀道下さん、久留米・筑邦西中で講演

2017年12月26日 02時17分28秒 | 障害者の自立

 リオデジャネイロ・パラリンピックの視覚障害者マラソン女子銀メダリスト、道下美里さん(40)が22日、福岡県久留米市大善寺町宮本の市立筑邦西中(内田哲校長)で講演し、「チャンスは、普段頑張っている人にしかやってこない。夢に向かって前に進んでほしい」と呼びかけた。

 パラリンピックでの活躍を紹介する映像が上映された後、生徒たちが質問。銀メダルを取った時の気持ちを聞かれると「表彰台で悔しくて涙が出た。次の目標への通過点だと思った」と、2020年東京パラリンピックでの金メダルに意欲を示した。

 「やめたいと思ったことは」との問いには、「結果が出せず苦しかった時期もある。でも、目が不自由になってから、チャンスを与えてもらって今の自分がある。恩返ししたい、との思いが走り続ける原動力」と答えた。

 道下さんは、17日の防府読売マラソンの国際パラリンピック委員会登録の部女子で、世界新記録で優勝。講演は、同校が練習パートナーや伴走者として活動する河口恵さん(22)の母校であることから実現した。

 2017年12月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


ビル火災 全国で防災対策の徹底を

2017年12月26日 01時59分53秒 | 障害者の自立

 さいたま市大宮区の風俗店が入るビル火災で5人が死亡した。韓国中部の堤川市のビル火災では50人以上が死傷した。いずれもずさんな防火、防災態勢が招いた惨事とみられている。

 大宮のビルは3階建てでエレベーターはなく、屋内2カ所の階段のうち南側の1階部分は撤去されていた。昨年6月にはさいたま市消防局が立ち入り検査を行い、避難経路に障害物があるとして改善を指導していた。これらの不備が客や従業員の逃げ遅れにつながった可能性もある。

 同様の事故では、平成13年に東京都新宿区歌舞伎町の風俗店が入る雑居ビルで44人が死亡する火災があった。

 これほどの被害を出したのは防災態勢の不備が要因だったためとし、ビルの実質的オーナーやテナントの経営者らが業務上過失致死傷の疑いで逮捕された。

 この悲劇を教訓として消防法が改正され、消防機関による立ち入り検査を事前通告なしに行うことができ、火災予防上危険であると認められた場合にはその場で命令できるようになった。これに従わない場合の罰則も強化された。

 その後も、宿泊施設や診療所の火災などで多くの被害者を出す度に、スプリンクラーや自動火災報知設備の設置に関する法改正が繰り返されてきた。だが大宮の火災は、是正が十分に進んでいない実態を明らかにしている。

 新宿の火災後に消防庁が全国の小規模雑居ビル約8400件を対象に立ち入り調査したところ、9割を超えるビル、店舗に何らかの消防法違反が認められた。

  大宮の火災後、近接する埼玉県川口市消防局が市内の風俗店を特別査察したところ、18店舗中13店舗に違反がみられたという。消防庁は全国の自治体に同種店舗への立ち入り検査を指示している。防災対策を徹底させてほしい。

 ビルや店舗の経営者は、目先の利益優先で防火体制をおろそかにして火災に遭えば、すべてを失うことを肝に銘ずべきである。

 利用者もまた、避難経路の確認を怠らないよう、細心の注意を払う必要がある。確認のうえで避難経路が確保できないようなら、危うきには近づかないことだ。

 歳末は、ただでさえ火事が多い。空気は乾燥し、暖房器具を使用する機会も多い。まずは身近の火の用心から始めたい。

白煙を上げる建物と消火活動に当たる消防隊員ら=17日午後2時25分、さいたま市大宮区(近隣住民提供、画像の一部をモザイク加工しています)

白煙を上げる建物と消火活動に当たる消防隊員ら=17日午後2時25分、さいたま市大宮区
 
2017.12.25    産経ニュース

母グマの知恵 福江等

2017年12月26日 01時51分32秒 | 障害者の自立

先日、どこかの動物園のシロクマの親子の動画を見ました。飼育員が持ち込んでくれた雪の中を喜んで遊んでいた子グマが、誤って水の中に落ちました。岩に手をかけてはい上がろうとするのですが、なかなか水から上がることができません。

母グマは急いで助けるために水の中に飛び込むのですが、子グマのすぐ横にいても見守るばかりで、手を貸そうとはしません。水に落ちても自分の力ではい上がることができるようになるようにという母グマの深い配慮でしょうか、自分ではい上がれるまでそばで見守っているばかりなのです。もがきながらも子グマはやっとのことで自分の力ではい上がることができました。すると母グマも安心して水から上がってきたのです。

母グマの中にあるこのような知恵は、神様が与えてくださったものなのでしょう。子グマが自分で生きる自信を持つことができるように、見守っているが、手を出さず、なんとか自分で考えて、自分でやってみて、自分にもできるんだ、という自信を身につけてあげることが、この子グマが生きていく上で非常に大切なことだということを、母グマは知っているのですね。

かつてアメリカに留学していた頃、短い期間でしたが身体障害者の施設で働いていたことがあります。車いすで移動している人がほとんどでした。私はその方たちの介助ということで雇われていましたから、天気の良い日には車いすを押して近くの公園に行ったり、室内にいる時はこまごましたお世話をしておりました。

ある時、私が1人の障害者の用事を頼まれたので、その希望に応えて何かを取ってあげておりましたら、上司に注意されました。なんでも頼まれたからといってしてあげていたら、自分でしなくなるから良くない、と言うのでした。私は親切心でできるだけこの方たちのお役に立てればと思ってどんなことでもしてあげていたのですが、考えてしなくてはいけないことを諭されました。私の介助がその人の自立を妨げていることもあるのだということを教えられたのでした。

何が本当にその人のためになるか、ということを考えつつ、時と場合によってはあえて手助けしないことも重要な助けなのだということを教えられた、忘れがたい教訓でした。

2017年12月25日      クリスチャントゥデイ