ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

仕事ずかん  都道府県職員

2017年12月30日 02時20分10秒 | 障害者の自立

佐賀県政策部広報広聴課(さがけんせいさくぶこうほうこうちょうか)

 サガプライズ! プロデューサー 岩本麻衣子(いわもとまいこ)さん(27)

 3年(ねん)ごとに各部署(かくぶしょ)を経験(けいけん)

 住民票(じゅうみんひょう)などの証明書(しょうめいしょ)の発行(はっこう)や、公園(こうえん)の整備(せいび)、防災計画(ぼうさいけいかく)など、私(わたし)たちの生活(せいかつ)に身近(みぢか)な行政(ぎょうせい)サービスは、大半(たいはん)は市区町村(しくちょうそん)が担当(たんとう)しています。住民(じゅうみん)とじかに接(せっ)することが多(おお)いのが、市区町村(しくちょうそん)の職員(しょくいん)です。それに比(くら)べて都道府県(とどうふけん)の職員(しょくいん)は、二(ふた)つ以上(いじょう)の市区町村(しくちょうそん)にまたがって道路(どうろ)を造(つく)ったり、市区町村(しくちょうそん)と国(くに)との橋渡(はしわた)しをしたりするなど、より規模(きぼ)の大(おお)きい仕事(しごと)を担当(たんとう)します。

  佐賀県(さがけん)の場合(ばあい)、県職員(けんしょくいん)はほぼ3年(ねん)ごとに、全然違(ぜんぜんちが)う分野(ぶんや)の部署(ぶしょ)に異動(いどう)になり、幅広(はばひろ)い経験(けいけん)を持(も)つ「ジェネラリスト」になっていきます。岩本麻衣子(いわもとまいこ)さんは、大学卒業後(だいがくそつぎょうご)に県(けん)の職員(しょくいん)になって3年間(ねんかん)、障害者福祉(しょうがいしゃふくし)の部署(ぶしょ)にいました。申(もう)し出(で)に対(たい)して許可(きょか)を出(だ)したり、法律(ほうりつ)に書(か)いてあることの解釈(かいしゃく)を求(もと)められて判断(はんだん)したりします。福祉(ふくし)に詳(くわ)しかったわけではありません。毎日(まいにち)たくさん勉強(べんきょう)して、先輩(せんぱい)に相談(そうだん)しながら、一人前(いちにんまえ)になっていきました。同(おな)じように、異動(いどう)した先(さき)でそれぞれの知識(ちしき)を身(み)につけていくのです。

 昨年(さくねん)、政策部(せいさくぶ)の広報広聴課(こうほうこうちょうか)に異動(いどう)になり、今(いま)は佐賀県(さがけん)の東京(とうきょう)オフィス(東京都(とうきょうと)港区(みなとく))で働(はたら)いています。佐賀県(さがけん)の魅力(みりょく)を多(おお)くの人(ひと)に知(し)ってもらうのが仕事(しごと)です。「幅広(はばひろ)い仕事(しごと)がやりたくて県職員(けんしょくいん)になりました。東京(とうきょう)で働(はたら)くことになってびっくり。ここから、佐賀県(さがけん)の情報(じょうほう)をたくさん発信(はっしん)したいです」(阿部祐子(あべゆうこ))

この仕事(しごと)につくには

 県職員(けんしょくいん)などの公務員(こうむいん)になるには試験(しけん)があり、学(がく)生(せい)のときから勉強(べんきょう)して、学校(がっこう)を卒業(そつぎょう)するときに試験(しけん)を受(う)けます。ただし佐賀県(さがけん)の場合(ばあい)は、会社(かいしゃ)への就職(しゅうしょく)も考(かんが)えているため専門(せんもん)試験(しけん)の勉強(べんきょう)をしていない大学生(だいがくせい)を対象(たいしょう)にした「行政特別枠(ぎょうせいとくべつわく)」があり、岩本(いわもと)さんはこちらで合格(ごうかく)しました。

メッセージ

 自分(じぶん)の住(す)んでいる都道府県(とどうふけん)の職員(しょくいん)になりたいと思(おも)ったら、観光名所(かんこうめいしょ)や名産品(めいさんひん)などに詳(くわ)しくなっておくといいですよ。私(わたし)は県職員(けんしょくいん)になって3年(ねん)で佐賀(さが)の20市町(しちょう)に全部行(ぜんぶい)きましたが、知(し)らなかったことが多(おお)くて驚(おどろ)きました。

私(わたし)の働(はたら)き方(かた)

 今(いま)は、東京(とうきょう)で1人(ひとり)暮(ぐ)らしをしています。休(やす)みの日(ひ)は、東京(とうきょう)に住(す)んでいる学生時代(がくせいじだい)の友達(ともだち)と会(あ)ったり、演劇(えんげき)を鑑賞(かんしょう)したりして息抜(いきぬ)きをしています。月(つき)に1度(ど)は仕事(しごと)で佐賀(さが)に行(い)くので、そのときは実家(じっか)に泊(と)まっています。

私(わたし)の夢(ゆめ)

 自分(じぶん)の地元(じもと)が「田舎(いなか)で恥(は)ずかしい」と思(おも)っている人(ひと)はいませんか? 私(わたし)も昔(むかし)はそうでした。でも今(いま)は、自然(しぜん)が豊(ゆた)かな佐賀(さが)が素晴(すば)らしい県(けん)だと気付(きづ)きました。「佐賀(さが)が大好(だいす)き」と言(い)ってくれる人(ひと)が増(ふ)えるように、がんばります。

プロフィル

1990年(ねん) 佐賀県唐津市生(さがけんからつしう)まれ

2012年(ねん) 公務員試験(こうむいんしけん)に合格(ごうかく)

  13年(ねん) 大学卒業後(だいがくそつぎょうご)、佐賀県庁(さがけんちょう)に入庁(にゅうちょう)し、障害福祉課(しょうがいふくしか)に配属(はいぞく)

  16年(ねん) 政策部広報広聴課(せいさくぶこうほうこうちょうか)に異動(いどう)になり、佐賀県(さがけん)の東京(とうきょう)オフィス「サガプライズ!」に勤務(きんむ)


ある一(いち)日(にち)

 7:30 起床(きしょう)

 9:30 オフィスに登庁(とうちょう)。メールチェック、情報収集(じょうほうしゅうしゅう)など

12:00 ランチ。テークアウトの店(みせ)で買(か)って、オフィスで食(た)べることが多(おお)い

13:00 一緒(いっしょ)にイベントをする企業(きぎょう)の担当者(たんとうしゃ)と打(う)ち合(あ)わせ

15:00 イベントを説明(せつめい)するための資料(しりょう)を作(つく)るなどデスクワーク

18:15 退庁(たいちょう)

毎日小学生新聞   2017年12月29日


親、兄弟、親せきで話し合いたい相続~円満に進めるための4つの知識

2017年12月30日 02時14分13秒 | 障害者の自立

お正月に久しぶりに親や兄弟姉妹と会うのを楽しみにしている方が大勢いらっしゃると思います。

きっと、にぎやかで楽しい雰囲気に包まれていると思います。

ただ、仲の良い家族が相続をきっかけに険悪になってしまう“争族”になってしまうこともめずらしくありません。

そこで、円満に相続を乗り切るための「知っておきたい民法の知識」を4つお伝えします。

その1~法定相続分は「一応の割合」にしか過ぎない

人が亡くなると相続が発生します。

遺言がない場合、相続が発生すると、被相続人(亡くなった人)の財産が「一定の範囲の人」に「一定の割合」で移転します。この「一定の範囲の人」を「相続人」、「一定の割合」を「法定相続分」と言います。

たとえば、妻と2人の子どもがいる男性が死亡すると、妻が2分の1(4分の2)、残りを子ども2人がそれぞれ4分の1の割合で引き継ぎます。

親の遺産分けの相談をよく受けるのですが、「相続分相当の財産をもらうのが当然」と思っている人よくいます。しかし、この考えは誤りです。

法定相続分は被相続人の財産を「誰のものでもない期間を無くすため」に法律が定めた「一応の割合」でしか過ぎません。

たとえば、親が所有していた土地や建物が親の死後だれのものでもない(つまり、所有者がいない)期間が生じてしまったら困るはずです。また、被相続人にお金を貸していた銀行は、だれに請求をしたらよいのかわからなくなってしまいます。このような状況になってしまったら社会や経済は大混乱に陥ってしまいます。

そこで、民法は相続が発生したら被相続人の財産をとりあえず相続人に法定相続分の割合で移転させることにしたのです。その結果、相続財産は相続人の間で各々の相続分の割合での「共有関係」となります。

しかし、共有関係はいろいろと不都合が起きます。たとえば、遺産の不動産を売却する場合は、共有者全員(相続人全員)の合意が必要になります。また、銀行等の金融機関は、遺産である預金等の解約・支払に原則応じません。

そこで、共有関係にある相続財産を各相続人の単独所有にする必要性が生じます。そのためには、相続人全員による話し合いで決めることになります。この話し合いのことを「遺産分割協議」といいます。

その2遺産は自由に分け合うことができる(遺産分割自由の原則)

遺産は、相続人の話し合い(協議)でどのようにも分けることができます。たとえ、被相続人が遺言を残していたとしても、相続人全員が「遺言があるけれど話し合いで決めましょう」と合意すれば、協議で決めることができます(「死者の意思は生者の意思を拘束し得ない」ということです)。このことを「遺産分割自由の原則」といいます。したがって、相続人全員が合意すれば相続人の一人が全ての遺産を取得することも可能です。

その3全員参加・全員合意の鉄則

遺産分割協議は多数決で決めることができません。一人でも反対の意見が出ると成立しないのです。つまり、協議を成立させるには、相続人全員が遺産分割協議に参加して、参加者全員が「この内容で分けることに異議なし!」といった具合に合意する必要があります。なお、残念ながら協議が整わないときは、家庭裁判所の調停および審判で行われることになります(民法907条)。

その4最後は思いやり(遺産分割の基準)

では、円満に協議を成立させるには、相続人はどのような心得で話し合いに臨めばよいでしょうか。実は、民法は「遺産分割の基準」として次のように心得を提示しています。

民法906条(遺産分割の基準)

遺産の分割は、遺産に属する物又は権利の種類及び性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮してこれをする。

この条文は、「遺産分割は、相続人の中に年少者、農業・自営業の継続など遺産を引き継がないと仕事に支障が出る者、心身に障害を持つ者、生活困窮者、住居確保が必要な者などがいるときは、それぞれの実情に応じたきめの細かい配慮をして、各相続人にふさわしい財産が配分されるように分割すべである」として、遺産分けの心得を明示しています。

つまり、「相続人同士、お互いを思いやりながら決めましょう」ということです。当たり前のことですが、その当たり前のことが忘れられてしまうのが相続の恐ろしさとも言えます。民法の起草者は、そのことを危惧してこの「当たり前」のことをあえて条文に明記したのではないでしょうか。

もし、親の相続など遺産分けの当事者になったら、以上4つを思い出してみてください。特に4つ目の「遺産分割の基準」は重要です。

思いやりの精神で遺産分けに臨めば、“争族”を回避して、きっと今まで以上に家族の絆が強まるでしょう。そして、毎年楽しいお正月を家族・親戚で迎えることができるはずです。

竹内豊 行政書士

1965年東京生まれ。中央大学法学部卒業後、西武百貨店入社。2001年行政書士登録。専門は遺言作成と相続手続。著書に『親に気持ちよく遺言書を準備してもらう本』(日本実業出版社)『行政書士のための遺言・相続実務家養成講座』(税務経理協会)等。家族法は結婚、離婚、親子、相続、遺言など、個人と家族に係わる法律を対象としている。家族法を知れば人生の様々な場面で待ち受けている“落し穴”を回避できる。また、たとえ落ちてしまっても、深みにはまらずに這い上がることができる。この連載では実務経験や身近な話題を通して、“落し穴”に陥ることなく人生を乗り切る家族法の知識を、予防法務の観点に立って紹介する。


発達障害の子たちを剣と魔法の世界が助ける

2017年12月30日 01時56分45秒 | 障害者の自立

1974年に生まれた世界で最初のRPG、ダンジョンズ&ドラゴンズはいくつかの魔法の力を持っています。
今までに出版されたルールブックにも載ってない魔法があります。

見知らぬ人たちが、共通の趣味で友だちになることができる魔法です。

カナダのノバスコシア州自閉症協会では、このゲームの魔法の力で、発達障害の人たちのコミュニケーション能力を向上させようとしています。

自閉症スペクトラム障害の人たちは人とコミュニケーションをすることに困難をかかえ、反復的な行動をとることもあります。

発達障害の子たちを剣と魔法の世界が助ける d6-1

発達障害の人たちが学ぶものとしては、ダンジョンズ&ドラゴンズは暴力的過ぎないかという指摘がありました。

しかし、ノバスコシア州自閉症協会のディレクター、ヤボン・ラシューは、ゲームをしたこともない人たちがこういう指摘をすると言います。

「ゲームを始めるときには、みんな静かに落ち着いています。

それは、みんなが大好きなものだからです。

そして、楽しく話しながら、恥ずかしがることなく楽しみ始めます。」

ダンジョンズ&ドラゴンズは、鉛筆と紙を使って行うロールプレイングゲームです。

ゲームの世界のキャラクターになりきって、想像上の世界を冒険していきます。
それは、他の人たちとのグループの一員になって、本当に冒険をしているように楽しくなるものです。

発達障害の子たちを剣と魔法の世界が助ける d5-2

ゲームの参加者の1人は、「ダンジョン・マスター」としてゲームを進行していきます。
プレイヤーたちは、決められたルールとサイコロを使って、ストーリーに従って進んでいきます。
プレイヤーがどう行動するのかはカードに書かれています。それを声に出してまわりのプレイヤーに伝えます。

ダンジョンを探索し、モンスターと闘っていきます。

「ゲームをしている間は、安全な環境でコミュニケーションやコラボレーションを学べているのです。」

18歳のジェイソン・マクニットは、ダンジョンズ&ドラゴンズがコミュニケーション能力の向上を助けてくれたと言います。

発達障害の子たちを剣と魔法の世界が助ける d4-2

「私たちは、お互いに考えて、どうやって敵を倒すのが一番いいのか考えます。

例えば、それぞれが別々に行動して、敵と闘うほうがよいときもあります。
ゲーム中はすごくコミュニケーションをしています。」

そう、将来はゲームデザイナーになりたいと考えているジェイソンが言います。

16歳のライリー・サムソンは、このゲームですぐに友だちができたと言います。

発達障害の子たちを剣と魔法の世界が助ける d2-2

「本当にうれしいことです。
僕はここで出会った友だちと一緒に遊ぶことが大好きです。

このゲームはコミュニケーションのかたまりです。」

ダンジョン・マスターは全てボランティアの人たちが行っています。

2週間に一度、ダルハウジー大学のカフェで行われています。

自閉症協会のディレクターのヤボンによれば、このダンジョンズ&ドラゴンズの取り組みとても人気があり、すぐに参加登録がいっぱいになると言います。開催規模も拡大しています。

この成功は、ダンジョンズ&ドラゴンズへの人気と切り離すことはできません。

ゲーム店のオーナーのジェイ・ロイによれば、ダンジョンズ&ドラゴンズへの人気が再び高まっているそうです。
ルールブックやサイコロの販売が最近、急増しています。

ネットフリックスで「ストレンジャー・シングス」が放映された約1年前からです。

このドラマではダンジョンズ&ドラゴンズを子どもたちが楽しんでいます。

「ダンジョンズ&ドラゴンズに限らず、テーブルトークRPG全体の人気が再び高まっています。

スマホやゲーム機のゲームの時代にもかかわらず再び、みんなが一つのところに集まって行うロールプレイングゲームやボードゲームが人気になっているんです。」

マシュー・ウェバーは、発達障害の子どもたちとのダンジョンズ&ドラゴンズで、ダンジョン・マスターをしています。マシューは40年間このゲームを楽しんでいます。

発達障害の子たちを剣と魔法の世界が助ける d3-2

「イヤな時代は過ぎました。
私はオタクという言葉が大嫌いでした。
今は、このゲームが本当に楽しくて、クールなことをたくさんの人が知っています。」

たしかにこの素晴らしさは、発達障害の子どもたちが集まって、サイコロを振って、ゲームをして、やり方を教えあって楽しんでいるところを見れば誰にでもわかります。

「ダンジョンズ&ドラゴンズ」私も子どもの頃から耳にしたことがある有名なゲームです。

たしかにストレンジャーシングスでも象徴的なアイテムとして使われていましたね。

これができる発達障害の子なら、発達障害でない子ともこのゲームで遊べると思います。

どんどん友だちの輪が大きくなって、コミュニケーションもますますできるようになればと期待します。

 2017/12/29    たーとるうぃず (ブログ)