ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

カレンダー:障害者アスリートが描く 高松の書道詩人、売り上げ寄付 /香川

2010年12月30日 00時53分05秒 | 障害者の自立
 ◇「人間の可能性見て」

 知的発達障害のあるアスリートらが描いた絵に詩を付けて、日めくりカレンダーを制作した高松市の書道詩人、寺山喜博さん(31)が28日、アスリートの練習や発表の場を提供している組織「スペシャルオリンピックス日本(SON)・香川」に今年の売り上げの一部7万5950円を寄付した。
 カレンダーは08年に完成。約20人が描いた絵に「主人公はあなたなんだ。」「みんなあなたの応援団。」などと寺山さんが言葉をつけた。これまでの2年間で約25万円を寄付している。この日は高松市内で、寺山さんが藤本恒夫会長(61)に手渡した。藤本会長は「寄付や賛助金で活動資金をまかなっており、ありがたい」。寺山さんは「障害者が描いた、という視点ではなく一人の人間としての可能性を見てほしい。カレンダーが広がることでSOの認知度も高まっていけば」と話している。
 カレンダーは一冊1000円。A5サイズ。問い合わせは寺山さん(http://www.terakichi.net)。

毎日新聞 2010年12月29日 地方版

障害者雇用へ農業参入 クボタ、耕作放棄地で野菜栽培

2010年12月30日 00時51分16秒 | 障害者の自立
 農業機械大手のクボタ(大阪市)は、障害者の雇用と耕作放棄地の有効活用を目的に、子会社を設立して今月20日から野菜の本格的な栽培を始めた。クボタとして初の農業生産で、収穫した野菜は本社や工場の食堂で使うほか、スーパーでの販売も検討する。
 新会社は「クボタサンベジファーム」。大阪府河南町で使われていなかった農地約3500平方メートルを借りた。役員と従業員合わせて15人のうち12人は障害者だ。
 温度管理されたビニールハウスでホウレンソウ、サラダ菜、水菜などを水耕栽培し、年間を通した雇用が可能だ。専用に開発した腰の高さほどの水槽に、穴の開いた発泡スチロール製の板を並べて植えていく。露地栽培と比べて腰をかがめるなどの負担が少なく、板を移動させれば同じ場所で異なる作物を刈り取るなど効率良く作業ができる。
 当面は赤字が続く見込みだが、低農薬栽培による差別化で販路を拡大したい考え。生産量を増やし、5年後に売上高5千万円と黒字転換を目指す。他社にも会社名に「サンベジファーム」をつける条件でノウハウを無償提供し、共通ブランドの構築も狙う。
 クボタサンベジファームは障害者雇用促進法で「特例子会社」に位置づけられ、雇った障害者は親会社の雇用とみなされる。クボタはこれまでも名刺の印刷や清掃などの特例子会社を持ち、12月1日での障害者雇用率は2.09%。法定基準の1.8%は達成しているが、さらなる雇用を求める社内外の声を受けて新設したという。

朝日新聞

「行政窓口知らない」6割 震災障害者実態調査

2010年12月30日 00時48分08秒 | 障害者の自立
兵庫県と神戸市が実施した「震災障害者」の実態アンケートで、約半数が震災で負傷するなどした後、身体障害者手帳を取得するまでに、1年以上かかっていたことが分かった。行政の相談窓口を知らなかったことを挙げた人が6割に上り、支援の網から抜け落ちていた可能性が示された。


 アンケートの回答者は87人。全員が身体障害者手帳を取得している。うち41人が震災後1年を過ぎて取得、8人は5年以上が経過していた。

 震災時、行政は複数の相談窓口を設けていたが、6割に当たる52人が、その存在を知らず、55人は一度も利用していなかった。

 手帳申請に至った理由は、37人が「機能回復が望めないと思ったから」と回答。15人が「障害者に対する支援制度を知らなかったが、初めて知ったから」とした。

 一方、地震当日、救出されるまでに要した時間は、6割強の56人が「2時間以上」と回答。また、25人が病院に搬送されるまでに、18人が治療までに、それぞれ2時間以上を要していた。県は今後、処置の遅れが後遺症にどう影響したかを聞き取る。

 震災直後から震災障害者の問題に関わってきたNPO法人「阪神淡路大震災よろず相談室」理事長の牧秀一さん(60)は「震災直後の悩みと、現在必要としていることを聞き取り、サポート体制をつくるとともに、次の災害の備えとすべきだ」と話している。

神戸新聞

少量から量り売り、高齢者らに好評 篠山の総菜店

2010年12月29日 00時53分17秒 | 障害者の自立
 障害者らが働いて総菜などを販売する「陽だまり・げんき店」(篠山市魚屋町)が今月、オープンから3年を迎えた。主に地元食材を使い、肉じゃがや魚の煮付け、きんぴらゴボウなど約10品を少量から量り売り。一人暮らしの高齢者や夫婦世帯に喜ばれている。スタッフは「独身世帯など、さらに幅広い年代に利用してもらいたい」と精を出している。


 障害者が働ける場をつくろうと結成された同市吹新のNPO法人「陽だまり」が、2007年12月に開いた。同市吹新の喫茶店で障害者5人を雇ってきたが、06年の障害者自立支援法施行後は10人程度の雇用が必要に。新たに働く場所として空き店舗を改修した。

 キャッチフレーズは、「欲しいものを欲しいだけ」。ブリの煮付け、鳥の空揚げ、牛肉しぐれ煮、青菜ソテー、チキンカツ…。毎日替わる総菜を量り売りで提供。値段は百グラム160~250円程度。里芋のごまマヨネーズとニンジンサラダは、ヘルシーさが人気を呼び、定番メニューとなった。常連の高齢夫婦は百グラムずつ6~7品買い、家でご飯と一緒に食べるという。

 4月から働く女性(19)は「疲れるときもあるけど、仕事は楽しい。早く野菜を切れるようになりたい」。見守るスタッフの女性(50)は「まだまだ知られていないので頑張りたい」と話している。営業は月・火・水・金曜日(祝日を除く)。午前11時~午後4時。げんき店TEL079・506・3706

神戸新聞

障害者の思い、歌や詩で表現 徳島市でコンサート

2010年12月29日 00時49分27秒 | 障害者の自立
 障害のある人たちの思いを歌や朗読で伝える「第28回やまびこコンサート」が26日、徳島市内のあわぎんホールであり、約500人が聞き入った。

 「共生」をテーマにした四国大学付属幼稚園の園児らの寸劇「みんなでつくろう」で幕開け。この後、生きる喜びや悩みをつづった公募の18編の詩に曲を付け、アマチュアバンドや手話コーラスグループが熱唱した。大学生らによる詩の朗読もあった。

 フィナーレでは、出演者やボランティアスタッフ、来場者らがテーマ曲「LOVE・優・生きる」を手話付きで合唱。会場は一体感と大きな拍手に包まれた。

徳島新聞