ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

盲導犬同伴、宿泊できず 視覚障害者の交流会中止

2015年05月30日 00時36分06秒 | 障害者の自立

 北海道室蘭市で開催予定だった、視覚障害者らの卓球交流会が、盲導犬同伴で宿泊できるホテルが見つからず中止になったことが29日、分かった。身体障害者補助犬法は、公共施設に補助犬の受け入れを義務づけているが、北海道盲導犬協会によると、実際は認知不足で拒まれる例もあるという。

 卓球交流会は23~24日に市内の公共施設で予定され、卓球をしたり懇親会で交流したりするのが目的だった。道内の有志や支援者が主催し、約10年前から年に1回ほど道内各地で開かれている。

 主催者側によると、参加者のうち2人が盲導犬同伴の予定だったが、室蘭市内の3軒のホテルが受け入れについて即答を避けたり、盲導犬を室外に出さないとの条件を付けたりしたため、開催は難しいと判断した。

 即答を避けたホテルのマネジャー(25)は「受け入れ実績もなく、スタッフへの周知が甘かった」と話した。

 北海道盲導犬協会の訓練所所長和田孝文さん(49)は、「単なるペットと盲導犬の違いを説明すると対応してくれる場合も多い。まだまだ認知度が低いので、啓発を進めていきたい」と話した。


【発達障害 働くために】企業の理解・配慮で成果

2015年05月30日 00時26分38秒 | 障害者の自立

 ■生きる働く■ 
 倉庫内の棚には、企業などへ発送する事務用品や日用雑貨約2万種類がずらりと並ぶ。丁寧、かつ手早く商品を補充していく直樹さん(23)には、学習障害(LD)がある。

 物流会社ビゼックス(東京)の福岡物流バラセンター(福岡県粕屋町、従業員約280人)では、直樹さんのような発達障害者を含む障害者26人が、健常者とほぼ同じ業務を担う。直樹さんは昨年、福岡市の大学を卒業し、契約社員として入社。「言葉で説明するのが苦手でストレスをためやすい性格」に配慮してもらえるよう、障害者雇用枠を選んだ。

 民間企業には障害者雇用促進法で、従業員数の2%の障害者を雇う義務がある。同センターは4年前から採用を始め、約9%まで増やした。担当係長の坂井博基さん(37)は「どんな仕事を任せられるのか、初めは想像できなかった」と振り返る。特別支援学校の職場実習を受け入れるなどして、障害者も働きやすい環境を整えてきた。

 例えば、連絡ノート。日々の健康状態や仕事内容を本人が報告し、家族の記入欄もある。不調や悩みを見逃さない工夫だ。直樹さんも「何かあればすぐ相談できるので安心」と話す。入社直後は月50件もあったミスが半年で約10件に。その後ほとんどなくなり、新たな仕事を任された。

 坂井さんは「他の障害者もミスが少なく、作業スピードが速い」と評価。労働人口が減り、人材確保が難しくなる将来を見据え「障害者を雇わない理由はない」と語った。

    ■   ■

 福岡市東区の福祉用具レンタル事業「エヴァ」(従業員65人)は昨年5月、アスペルガー症候群の男性(42)を契約社員で採用した。発達障害者の雇用は初めてだった。

 成人後に障害が分かった男性は「適当に」と指示されると、どうすればいいか分からない。前の職場では、細かい質問を繰り返し「自分で考えろ」と突き放されたという。

 そんな男性を、総務課長の光安孝一さん(45)が中心となってサポートしている。管理職に発達障害に関する資料を事前配布し、男性とは毎日、日誌をやりとりする。介護ベッドの洗浄・点検を担う男性のため、部品や道具などの置き場所は一目で分かるようテープに書いて貼った。男性は「質問に答えがあり、作業しやすい環境も整えてもらい、働きやすい」。作業効率は日増しに上がっている。

 男性の就職は、福岡市障がい者就労支援センターのジョブコーチ佐藤由加里さん(49)が橋渡しした。発達障害者の教育や就労などの支援の軸となる市発達障がい者支援センター「ゆうゆうセンター」と連携して約5年間、支えてきた。男性にとって「悩みを打ち明けられる数少ない存在」で、受け入れ企業の不安や相談にも対応する。佐藤さんは「発達障害の人は千差万別。企業は特性を理解し、それぞれに合わせた配慮をしてほしい」と話す。

 男性を受け入れて1年、エヴァの光安さんは強調した。「発達障害の人に配慮したことで、新入社員や心の病がある人など、誰もが働きやすい職場になった」

「困っていることはない?」。発達障害のある男性の様子を気に掛ける光安孝一さん


=2015/05/28付 西日本新聞朝刊=


京都府北部の聴覚障害者支援組織、手話OKアピールに「できますバッジ」

2015年05月30日 00時19分44秒 | 障害者の自立

 府北部の聴覚障害者の団体などで作るネットワーク組織「京都聴覚言語障害者の豊かな暮らしを築く北部ネットワーク委員会」(与謝野町)は、耳が不自由な人に向けて健常者が自分が手話ができることを示す「できますバッジ」を作成、全国から問い合わせが相次いでいる。

 「できますバッジ」は直径3・8センチで、ピンバッジのほか、クリップ式バッジ、キーホルダー、ストラップの4種類があり、赤、黄、緑の3色から選べる。

 両手の人さし指をくるくる回して「手話」を表現する図柄をそのままデザインし、「手話できます」という文字を添えた。舞鶴市のデザイナーが考案した。

 このバッジを作るきっかけになったのが、平成25年8月、福知山市の花火大会で起きた爆発事故。

 耳の不自由な男性が当日、現場に花火を見に来ており、何か大変なことが起きたことはわかったが放送が聞こえず、また、放送があったことすらわからなかった。まわりには大勢の人がいたが、だれが手話ができるかわからず、手話ができる人が一目でわかればと思ったことから、ネットワーク委員会で今回のバッジを作ることになった。

 このバッジを普段からバッグに付けるなどしておき、何かアクシデントが起こったときに、耳が不自由な人に見つけてもらいやすくする。今後、筆談で協力できることを表すバッジもつくりたいとしている。

 事務局長の佐藤洋さん(53)は「少ししか手話ができないという理由で『手話できます』のバッジを付けることをためらわれる人もいますが、『手話でお手伝いができます』という意思表示として、多くの人に付けてもらいたい」と話している。

2015.5.28         産経ニュース


山本寛斎が障害者支援の作品展に出展 スーパーショーで藍染めやイラストコラボ

2015年05月29日 19時14分31秒 | 障害者の自立

 アートを通じた障害者自立支援として、社会福祉法人友愛学園の作品展「引きあう力展」が伊藤忠青山アートスクエアで開催される。6月5日から28日までの期間で、山本寛斎ら著名アーティストとのコラボレーション作品を展示する。

 山本寛斎が「引きあう力展」で展示するのは、2014年に発表した日本トルコ外交関係樹立90周年記念事業「HELLO ISTANBUL!!」の衣装。自ら友愛学園へ来訪し、藍染めの作品や和紙のイラストを使って制作された。絵本作家の田島征三は陶芸、歌手のおおたか静流は衣装を展示するなど様々な著名人がコラボレーションに参加し、自然の素材を使用したファッションや手漉き和紙、イラスト、埴輪、鉢、巨大造形といった作品を公開する。山本寛斎は6月26日に開かれる工房YUAIとのトークショーに出演する予定。また、会場では土日限定で、陶器や和紙、藍染め、木工、イラスト、小物グッズが販売される。

■「引きあう力展」
会期;2015年6月5日(金)~28日(日)
時間:11:00~19:00 会期中無休
入場料:無料
会場:伊藤忠青山アートスクエア
東京都港区北青山2-3-1シーアイプラザB1F
TEL&FAX:03-5772-2913

 2015年05月28日      Fashionsnap.com


Google、技術活用による障害者の自立支援に2000万ドル出資

2015年05月29日 19時11分50秒 | 障害者の自立

 米Googleは現地時間2015年5月26日、技術を通じた社会貢献活動を支援するプロジェクト「Google Impact Challenge」の最新の取り組みとなる「Google Impact Challenge: Disabilities」を発表した。技術の活用によって障害を持つ人々の自立を促す非営利団体を支援することを目指す。

 Google Impact Challenge: Disabilitiesでは、障害を持つ人々が人生をより素晴らしいものにするための技術活用のアイデアを募集する。申込み期限は太平洋標準時間2015年9月30日午後2時。Googleは助成金として2000万ドルを用意する。

 また、障害を持つ人々が直面する課題を認識し、解決策の特定に役立てるために、一般の人々からも意見を募集する。

 さらにGoogleは、3Dプリンターを用いた低コストの義肢製作を手がけるEnable Community Foundationと、スマートフォンを利用した補聴ツールキットを開発するWorld Wide Hearingに、それぞれ60万ドルと50万ドルの支援を決定したことも明らかにした。

2015/05/28     ITpro