上越・桑取川漁協
上越市の桑取川漁業協同組合が29日、年末年始に地元の味覚をたっぷり味わってもらおうと、市内の福祉施設などに今秋に桑取川で捕れたサケのイクラを贈呈した。同市下馬場の障害者支援施設「かなやの里更生園」に同漁協の平井民夫組合長が訪れ、「楽しいお正月を迎えてください」とイクラ65キロを贈った。
サケの稚魚放流などに取り組む同漁協は豊漁の年に、イクラを市内の福祉施設などに贈っている。
贈呈式には平井組合長と、同園を運営する社会福祉法人「上越福祉会」の橋本真孝理事長らが出席。平井組合長が「おいしく味わってください」と、500グラム入りのパックを手渡すと、橋本理事長は「イクラを楽しみにしている施設利用者も多い。本当にありがたい」と感謝した。
同園などでは31日と1月12日に、入所者ら計約300人に給食としてイクラ丼が振る舞われる。
同漁協は29日、同市御殿山町の児童養護施設「若竹寮」にもイクラを贈った。
![上越福祉会の橋本真孝理事長(左)にイクラを手渡す桑取川漁協の平井民夫組合長=29日、上越市下馬場](http://www.niigata-nippo.co.jp/newsfile/image/0030553100189041.jpg)