2006-1105-yis005
風が吹きはらはら散った庭桜
それならそれで春がいっぱい 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○わが家の桜。花のうちは、風は吹いて欲しくなかったわ。でも吹いてしまった以上は、花散らしの庭でも楽しみましょうか。「は」行が4分の1を占めて、かなり耳に残る。現代詠も擬態語に入れてみた。
¶まし=二歌続いた。「助動詞特殊型。②(単独で用いて)仮定の条件を含んでの仮想の意を表す。・・・たら(よかった)。」(古語辞典) あらためて辞書を読むと、この平仮名二文字、かなり難しい。西欧文法の optatif 希求法か。
□和005:かぜだにも ふきはらはずは にはざくら
ちるともはるの ほどはみてまし
□悠005:かぜがふき はらはらちった にわざくら
それならそれで はるがいっぱい
風が吹きはらはら散った庭桜
それならそれで春がいっぱい 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○わが家の桜。花のうちは、風は吹いて欲しくなかったわ。でも吹いてしまった以上は、花散らしの庭でも楽しみましょうか。「は」行が4分の1を占めて、かなり耳に残る。現代詠も擬態語に入れてみた。
¶まし=二歌続いた。「助動詞特殊型。②(単独で用いて)仮定の条件を含んでの仮想の意を表す。・・・たら(よかった)。」(古語辞典) あらためて辞書を読むと、この平仮名二文字、かなり難しい。西欧文法の optatif 希求法か。
□和005:かぜだにも ふきはらはずは にはざくら
ちるともはるの ほどはみてまし
□悠005:かぜがふき はらはらちった にわざくら
それならそれで はるがいっぱい