悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集010 私にも

2006-11-10 03:05:00 | 和泉式部集
2006-1110-yis010
私にも煩わしいあの秋が来て
あれもこれもがただ悲しいな   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○私、飽き性じゃないのよ。でも、そんな私でもね、秋の季節になると、何もかもがもの悲しく思えて来るの。どうしてかしら。結句の係り結びが、気持ちを強める。

□和010:うしとおもふ わがみもあきに あらねども
      よろづにつけて ものぞかなしき      
□悠010:わたしにも わずらわしいあの あきがきて
      あれもこれもが ただかなしいな
【memo】from ad: 遙書房編『和泉式部集切字典』、3,059円(税込)、B6判・304頁。<かな字典叢書5> 「和泉式部集切」を「甲類」「乙類」に分けて分類整理し、さらに桑田笹舟氏の提唱した「丙類」にも印をつけた今までにない字典。「和泉」を学ぶ人の必携書。

俳句写真018 肩肘を

2006-11-10 02:55:00 | 俳句写真
2006-1110-yhs018
肩肘を
水面に張りて
松の秋   悠山人

○俳句写真、詠む。
○俳句は十七文字
。三十一文字の半分近い。研ぎ澄ましが求められる。「みなも」読みの「湖面」ならどうか。
□かたひぢを みなもにはりて まつのあき
【写真】黒部湖岸を散策中に。湖面は、ほとんど白飛びだったが、かなり回復させた。背景の平板さ対策は、この辺が限度。向こう岸近く、左から右へ一直線の航跡を曳きながら、その先端にはガルベ号が僅かに見える。

image209 大汝山-大接近

2006-11-10 02:50:00 | images
2006-1110-yim209
title : Mt. Ohnanji2
yyyy/mm : 2006/11
memo : 短歌の合間に、気分で選ぶ・見る写真だが、やはりこれはULしなくては、と。人知を超ゆる造形の前に、人贅言発すべからず。ただ黙すべし。
【写真】前出の大汝が午後一時ごろ。これは午前十時半。手を加えていないので、日の当たり具合、空の色、それに岩稜の荒荒しさがよく分かる。穂高と同じく、典型的な壮年期。35mm換算で、FL1500mmほど(or up)か。手持ち撮影とは、われながら信じ難い。