悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集022 寒寒と

2006-11-22 00:20:00 | 和泉式部集
2006-1122-yis022
寒寒としているからと柴焚いて
煙を立てているのでしょうか   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○冬だとは言っても、今日はそんなに寒くはないわね。それなのに、あの山里あたりからは、しきりに煙が立っているではありませんか。もしかしたら、あまりにも森閑としている寂しさを、少しでも紛らわそうとしているのかな。当時の民百姓の苦しさは、万葉以来変わってはいないから、もちろん趣味とか優雅で不要な煙を出すようなことは、なかった。兼好のいう「言ひ出でつればおもしろし」の発想である。
□和022:さびしさに けぶりをだにも たてんとて
      しばをりくぶる ふゆのやまざと   
□悠022:さむざむと しているからと しばたいて
      けむりをたてて いるのでしょうか

俳句写真025 夾竹桃

2006-11-22 00:00:00 | 俳句写真

2006-1122-yhs025
夾竹桃
灰の都に
赤く映え   悠山人

○俳句写真、詠む。
○「灰の都」はポンペイ。「赤く」は「明く」。

□俳写025 けふちくたう はひのみやこに あかくはえ

【写真】35mmフィルムをスキャニング。ULは初。画質は粗い。