悠山人の新古今

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和泉式部集016 朝顔が

2006-11-16 03:35:00 | 和泉式部集
2006-1116-yis016
朝顔が咲いて散るのを見ていれば
あすのわが身も分からないわね   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○題詞「あさがほ」。「朝開いて夕にしぼむことから、人生無常を知覚させる、と考えられていた。」(新潮版) いつまでこうして毎日を生きていられるのかしら。朝顔の咲き散りを見ていると、世のはかなさが分かるの。今の今を、大切にしなくては、ね。
¶あ(在)りとしも=生きているという、そのことは。「しも」は強意の副助詞(係助詞説も)。
¶し(知)らする=知らせ(てくれ)る。教え(られ)る。
□和016:ありとしも たのむべきかは よのなかを
      しらするものは あさがほのはな      
□悠016:あさがおが さいてちるのを みていれば
      あすのわがみも わからないわね