悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集020 里山に

2006-11-20 00:50:00 | 和泉式部集
2006-1120-yis020
里山にこんなに早い嵐とは…
まだまだ冬になったばかりよ   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○020~025は冬の歌。「冬」。それほど遠い山からとは思われないのに、この強い風の嵐。まだ冬になったばかりでこんなことでは、これから冬本番を迎えたら、どうなることか。心配ですわ。
¶とやま(外山)=「深山(みやま)に対する外山。里近い山のこと。」(新潮版)
¶冬の奥=(冬の入口に対して)冬の盛り。
□和020:とやまふく あらしのかぜの おときけば
      まだきにふゆの おくぞしらるる   
□悠020:さとやまに こんなにはやい あらしとは…
      まだまだふゆに なったばかりよ

短歌写真257 行く雲に

2006-11-20 00:45:00 | 短歌写真
2006-1120-yts257
行く雲にうき世の花の目に覚むる
鮮けきこそ羨ましけれ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○「うき」が「雲」と「世」を繋ぐ。
□短写257 ゆくくもに うきよのはなの めにさむる
        あきらけきこそ うらやましけれ
【写真】実写に花(借用)をコラージュ。

俳句写真023 漣を

2006-11-20 00:40:00 | 俳句写真

2006-1120-yhs023
漣を
残して過ぎる
秋の風   悠山人

○俳句写真、詠む。
○漣というよりも、縮緬皺と言うべきか。

□俳写023 さざなみを のこしてよぎる あきのかぜ
【写真】モノクロふう仕上げ。黒部シリーズ。