悠山人の新古今

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和泉式部集025 待っている

2006-11-25 00:10:00 | 和泉式部集

2006-1125-yis025
待っているあの方がいまお見えでも
庭雪だけは踏みつけないでね?   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○「庭の雪」
。いいわぁ、庭の雪景色って。でも、いまこうしている間にも、心待ちにしているあの方がお見えになったら、どうしましょう。雪を踏まないで、ってこと、出来ないものかしら。
¶まく=「(上代語)未来の推量を表す。…だろうこと。…であろうようなこと。[…]推量の助動詞<む>のク語法。活用語の未然形に付く。」(古語辞典) 用例に万葉集05-0824の「梅の花散らまく惜しみ」。つまり「踏ままく惜しき」は、「踏むだろうことが惜しい(雪だ)」。

□和025:まつひとの いまもきたらば いかがせむ
      ふままくをしき にはのゆきかな   
□悠025:まっている あのかたがいま おみえでも
      にわゆきだけは ふみつけないでね?


image220 山雀

2006-11-25 00:00:00 | images
2006-1125-yim220
title : Parus varius
yyyy/mm : 2006/11
memo : 山雀(やまがら)。parus varius。varied tit。とにもかくにも、「敏捷」の一語に尽きる。中年男女が数人、不動の姿勢で、掌の餌(ひまわりの種、100円)がなくなるまで、立ち尽くしていた。時間を気にすると、この程度の出来で妥協しなければならない。辞典には夏の季語とある。先日、野鳥の森公園で。