悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集007 夏の夜は

2006-11-07 02:15:00 | 和泉式部集
2006-1107-yis007
夏の夜はぴかりと光る鹿の目が
またたく間にも明けてしまうわ   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○題詞「夏」、歌007~009。夏の夜って、短いのね。だって、夜の鹿狩りのための灯火に、鹿の目がぴかっと反射するでしょ? その目が瞬きする間もなく、夜明けになるくらいですもの。
¶ともし=「夜行する鹿を獲るために、その通路に立てる灯のことで、鹿の目に反射させて目標とするのである。」(新潮版) 訳文の「照射」に「ともし」のルビ。
¶(古語辞典)ともし=「①<灯>ともしび。明かり。②<照射>夏の夜、狩人が鹿を誘い出すため、山中で篝火をたいたり、松明をともしたりすること。また、その火。」(旺文版) ②の用例に『宇治[拾遺物語]』とあるのは、「照射/ともし」と表記/音読されたことを示す。

□和007:なつのよは ともしのしかの めをだにも
      あはせぬほどに あけぞしにける      
□悠007:なつのよは ぴかりとひかる しかのめが
      またたくまにも あけてしまうわ

短歌写真247 後の月

2006-11-07 02:10:00 | 短歌写真
2006-1107-yts247
後の月見返る空ははげしくも
信濃にぞ燃ゆ心うつして   悠山人

○短歌写真、詠む。
○少し遊んでいただくために、無注

□のちのつき みかへるそらは はげしくも
  しなのにぞもゆ こころうつして
【写真】彩度やガンマをかなり操作して、短歌に合わせた。先日、PAで。
【memo】to the readers: ①ここでの掛詞・縁語のたぐいは何? 答えは次回。②左下の暗闇には、朝日が出ると大きめの文字が浮き出します。(レタッチソフトで、ゆっくり) これは答えなしのお遊び。

image205 光のダンス

2006-11-07 02:05:00 | images
2006-1107-yim205
title : sunlights sparkling
yyyy/mm : 2006/11
memo : 深い青緑色の湖面に、晩秋の太陽が光のかけらになって、いつまでも踊っていた。
【写真】PC処理過程で、初めてクロスフィルターを使ってみた。画面右下の金属銘板(貼付)に「かんぱ谷橋」。

image204 大汝山-立山連峰

2006-11-07 02:00:00 | images

2006-1107-yim204
title : Mt. Ohnanji
yyyy/mm : 2006/11
memo : 中央が、立山連峰の盟主を雄山(おやま。3005m)と争う、大汝山(おおなんじさん、3015m)。右下に御前沢カールが見える。
【写真】黒部湖からズーミング・アップ。望遠使用時の弱点は、諧調が平板になるので、PCで調整する。ただし、この写真は実写に、自動補正のクリック1回だけ。先日の連休に。
【memo】短歌や写真に力が入って、ピアノも絵もかなり怠慢状態。ましてや、ご専門は?と聞かれたら、俯きっぱなし。この写真をULして、ふっと水彩したくなった。新着一覧で水彩画の「ポリジ」を見て、さらに気持ちが高揚。ところで、ポリジは寡聞なので、例によってネット・サーフィンすると、たしかにたくさん出て来る。でも何語なの?綴りは?と気になりだしたら、もう止まらない。一時間以上かかっても全く不明。それでひとまずこういうふうに決着をつけておく。学名 borago offinalis(または echium amoenum、英語では star flower)が、英語訛りで borage になり、それが日本では PORAJI として流通している、と。