2006-1108-yis008
五月雨に早苗植えする農夫より
あの方思う涙で濡れるの 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○長雨って、ただ上がるのを待つだけ。でもそれを眺めていると、いつの間にか、あの方のことが胸に迫って来て、涙が袖を濡らしてしまったのよ。五月雨のなか、田植えをしている農夫の裳裾よりも、ね。
¶ながめ=「長雨」に「眺め」。
□和008:ながめには そでさへぬれぬ さみだれに
おりたつたごの もすそならねど
□悠008:さみだれに さなえうえする のうふより
あのかたおもう なみだでぬれるの
五月雨に早苗植えする農夫より
あの方思う涙で濡れるの 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○長雨って、ただ上がるのを待つだけ。でもそれを眺めていると、いつの間にか、あの方のことが胸に迫って来て、涙が袖を濡らしてしまったのよ。五月雨のなか、田植えをしている農夫の裳裾よりも、ね。
¶ながめ=「長雨」に「眺め」。
□和008:ながめには そでさへぬれぬ さみだれに
おりたつたごの もすそならねど
□悠008:さみだれに さなえうえする のうふより
あのかたおもう なみだでぬれるの