悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集029 こんなとき

2006-11-29 01:30:00 | 和泉式部集

2006-1129-yis029
こんなとき親から知恵を借りたいと
悩む私に気付いてくれない   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○ああ、こんなときに、父か母か身近にいたらなあ。こんなに悩んで、時の過ぎるのを徒(いたずら)に待つだけ、などということは、ないでしょうに。そのことを、同僚のだれも気が付いてくれないの。実際には、親との複雑な葛藤があった。
¶たらちね(垂乳根)=本来は母親だが、ここでは依拠本に従って、両親。
¶いさ(諌)めしもの=現代語と同じく、「忠告・意見をすること」。

□和029:たらちねの いさめしものを つくづくと
      ながむるをだに しるひともなし   
□悠029:こんなとき おやからちえを かりたいと
      なやむわたしに きづいてくれない


短歌写真261 夏の日の

2006-11-29 01:00:00 | 短歌写真
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夏の日のあくまで青き大海の
神に曳かれし遠きおもひでよ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○遠浅と思っていたら、陸棚の縁で急に深くなって・・・。神はポセイドン。
□短写261 なつのひの あくまであをき おほうみの
        かみにひかれし とほきおもひでよ
【写真】借用写真(複数)をかなり加工した。

俳句写真028 晩秋に

2006-11-29 00:00:00 | 俳句写真
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晩秋に
忘れられたる
躑躅花   悠山人

○俳句写真、詠む。
○地球の温暖化は、依然として遅滞する気配がない。

□俳写028 ばんしうに わすれられたる つつじばな

【写真】先日、博物館で。職員が敷地内で集めたどんぐりを、三時間以上かけて、これまた手作りの縄文土器で茹で上げ、クッキーに仕上げてから、私たち二人に分けてくれた。数千年前の時間が、ゆっくりと流れた。味も上上。