料理の匂い 若い頃と老いてから
( 画像は今夜の卵焼き 6/6 )
メダカの世話が終わって
風呂掃除も終えて
まだ腰や左足の筋肉が
ちょっと痛いので
居間の藤椅子で
ブログを書いたりしていると
台所からいい匂いがしてきた
そのあと
料理をする食器の音も
聞こえて来て
私は ふと
新婚の頃の料理を思い出した
何事も器用で
料理上手な妻jは
活動的でポジティブ思考だった
結婚直前の頃は
Jの母の世話で
歯科医のT先生所有の寮に
しばらく住まわせて貰った
とても古い建物だったが
Jは 毎朝
私の部屋の窓を叩いて
私を起こし 急ぎ
朝ごはんを作ってくれていた
そして 話もそこそこに
勤務地に向かうバスに乗るため
急いで近くのバス停に
走って向かうのだった
日野市在住の頃は
会社の社員食堂と
寮の食堂で食べていた
それから7年後に転職して
しばらくは 間借り生活で
いつも外食などだった
だから
毎朝の食事はありがたかった
また 間借りの時は
Jと連れ立って
近くの学生向けの小さなS食堂に
時々 食べに行ったのも懐かしい
料理を終えたカミさんJが
居間に来たので
何を作っていたのと尋ねたら
卵焼きを作ってたよ と
Jはそう答えてくれた
妻・Jも 60代半ば
体力も気力も以前より
随分減って来たように感じる
Jとの二人三脚も
いつの間にか40年を過ぎ
時には 語り合い
時には 全力疾走
時には 笑い合い
また
時には 躓き転び
時には 方向が合わず
時には 前後して
私らの二人三脚は
時には走り 時には歩き
また時には立ち止まりして
40年余りの時間をかけて
現在(いま)に辿り着いた
さあ、今夜は
美味しそうな卵焼きを
二人していただきましょう!
ps 2020.6.6 草稿
現在のコロナ禍で
家庭料理が話題になっているが
本当に毎日となると
作るのも大変だ
夫婦とも作れると心強いのだが
現実はなかなかだ‥
次女のお婿さんは
娘(私には孫)の弁当も
作るそうだ
確か着る服も選んでいるとか
今はコンビニやお弁当屋さん
それに食べ物デリバリーなどが
色々とあってとても便利だ
しかし 今回のコロナ禍では
テイクアウトやデリバリーだけでは
内容や手間隙や費用などから
どうしても家庭料理が必要だが
在宅の子どもや夫までいる場合は
作る側は 毎日目が回るほど
忙しくなるだろう