晩秋の文芸 10/13〜11/20
*俳句、短歌、川柳
( 画像は(1)夫婦(めおと)バッタ
(2)立田山の紅葉(一部)11/20 )
イノコヅチ妻の小言もついて来る
(清風*私・カエルの俳号)
※ 河川敷の栗の実拾いは カミさんが
喜びましたが その後は
草の実ばかりを持ち込んで 蛙 🐸は
毎日のように小言を言われています
草の実がへばり付いてる下着にも
※ 洗濯後、回り回って?下着にも?
草の実がうろつきし土地知らせをり
※ 草の実の種類や付いている箇所で 野っ原のどこ辺りを彷徨いてたか
大体は見当がつくようですね
子ども時代を思い出します
夏空とオニのせんたく懐かしく
※ 学生の頃、弟は宮崎で学んでいて
熊本にいた私は 鉄道で行きました
今から45年も前のことですが
宮崎側になって 空が青く澄み
鬼の洗濯板や海の青、それに
都井岬の緑も鮮やかでした
今でも懐かしく思い出す若き日のこと
崖を這う緑に赤に蔦紅葉
※ 11/20 夏の間に 少しずつ伸びて
他の野草が刈られた後に 崖の蔦だけが
運良く生き延びて 晩秋の穏やかな陽を
浴びている カズラの先はまだ青々で
下の根の方は すっかり紅葉色に変身
河川敷野は色褪せて草紅葉
※ 11/20 毎日河川敷を散歩しているが
吹く風も次第に冷たくなり 霜も降って
野も山も草木の葉っぱは
赤く黄色く色づき出した
※文芸選評NHKラジオ10/16,11:15〜
選者は 俳人・小澤實さん
*兼題「草紅葉」(くさもみじ)
小澤さんの著書「芭蕉の風景」
骨揚げの喉仏の話などが印象に
コロナ禍で巣篭もりしても生きている
クシャミもすれば鼻水も出る
(和歌・白川のカエル)
ピーヒョロロ晩秋の空円を描く
アレはトンビ(鳶)か空高く舞い
※ 11/20 遅めの散歩で 腰痛のため
公園のベンチに寝そべると
空高くピーヒョロロと鳴きながら
円を描いている鳥がいる 他にも数羽‥
アレは仲間かはたまた天敵のカラスか?
ドラマではよく聞く鳶の声だが
昨年の天草の海岸でその鳴き声を聞き
その姿を何羽も見たことを思い出す
普段の私は 日常生活では見かけない
耳にするSDGs(エスディージーズ)
格好良いだけどすること地味なことだけ
※ 10/中旬?近年よく耳にするSDG'S
でもその中身を見ると何てことはない
江戸時代のリサイクル社会や
勿体ない精神を極めれば この日本では
そんなに苦労しないで実践できそうだと
つい考えてしまう(故・杉浦日向子さんの江戸の生活を述べた本を紹介します)
高齢者免許更新手続きで
訪ねし先に阿蘇の山見ゆ
※ 先日 阿蘇山火山注意報?が
レベル3から2になった
東に向かって免許センターを目指すと
その先に阿蘇の噴煙が見えた
阿蘇の怒りが爆発する前に
早く家に帰ろうと 手続き中も
私の気は急いた(噴火はやはり怖い😓)
顔を見て膝に座りし黒猫が
喉ゴロゴロと秋日の中で
※ 11月中旬? 秋も深まり
寒くなってくると 我が家の黒猫は
私らの膝や腹などに乗ってくるし
ファンヒーター前の椅子に乗ったりする
また 深夜には 毎日 せがんで
お母さん(妻)の布団に潜り込む
阿蘇噴火ラジオで聞いてスマホ見て
様子を確認備えを思案
※10/20 昼前 阿蘇は不定期に?
何年かに一度 大小規模の噴火をする
私は 数回の中噴火を覚えている
よく覚えているのは 転勤で
阿蘇に赴任した年(昭54?)の噴火だ
外輪山の立野辺りまで灰が降っていた
カサカサと野道を歩けばバッタ跳ぶ
※ 10月中旬〜11月中旬 晩秋の
今日(11/20) も 野道で
番(つがい)のバッタを見つけた
餌のことや卵の無事などを思った
七五三一度は着せてあげたしと
思えど孫は光も見ずに
※11/13 私らの初孫娘のM ちゃんは
この世に生まれる前に 命果てて
私らの落胆と悲嘆と絶望は半端なく
生きていれば九歳‥ だけど その後
可愛い孫娘を二人も授かって 本当に
命の大切さや愛おしさを実感している
寂庵に雪かき分けて馳せ参ず
悩みも多き老若男女
※ 11/20 瀬戸内寂聴さんは 11/9 に
99歳で逝去された 尼僧での説法、
波乱万丈の人生、恋多き女性像が浮かぶ
生を受け生きた恋した文(ふみ)書いた
尼にもなりて説法までも
※ 11/20 今日のお昼過ぎ NHK の
ラジオセレクトで 寂聴さんを招いての
新春特別番組(再放送)があった
今さらながら?改めて寂聴さんの強く
しなやかに、かつ強かに生きた人生を
(再)確認したことだ
山装うマスクみたいにあそこだけ
※ 11/20 ここは南国肥後の国
高地や東日本みたいには 冷え込まない
だから 山地を除けば 紅葉も一部で
中途半端な所が多い それで
近くの立田山も まるでマスクを
つけているみたいに 部分だけが赤い
☆2021.10.13〜11.20 草稿と追稿★