晩秋のアシナガバチと
親戚の人の突然の逝去&カムカムエヴリイバディの金太の‥に思う
(2021.11.24/11.25)
( 晩秋の河川敷の風景と一匹の蜂 11/24 )
「今度いつか また飲みましょう!」
と 確か 結婚式の帰りに
その人(娘婿の父親)kさんは
ご機嫌な様子で 私に言った
自慢の息子(長男で、私の娘の婿)が
ようやく社会(勤め)人となり
彼女(私の娘)と
めでたく結婚したからだと思う
下戸の私は 飲むために
わざわざ街や他所に
出かけることはほとんどなくて
お酒の席でいい思いをしたことも
余りなくて だから 私は
プライベートで
飲みに出かけるのは皆無だ
それで 人のいいKさんは
酒の席で絡むことはなさそうだが
私は ついつい飲むことを
先伸ばししてきた‥
ところが
家内の一日がかりの検査の今日
昼前に 急に 福岡の娘から
電話がかかってきた
( 家内は 大腸検査と
他に何かの検査も頼んでいるようだ )
私は 受信の画面を見ながら
やがて年末年始なので
今度来熊する予定のことで
相談事からか 孫娘がビデオ電話を
要望したからか? などと考えて
折り返し電話をしたら 今日
(娘婿さんの)お父さん(Kさん)が
職場?で倒れて 急逝されたとのこと
( 開業前に 入り口辺りで
倒れていたのを発見されたようだ )
娘の義父(Kさん)は 確か
私と同じ歳だったと思う
まだ70歳、古希辺りの歳
長寿社会の日本では
私の年代で他界するのは
やはり早いと思ってしまう
娘婿のお父さんは
ここひと月くらい
体の変調を訴えて
あれこれ検査をして
それでも 仕事をしながら
結果待ちの状況だったらしい
私は 持病が幾つかあり
来週も定期検診を予定していて
先月の血液検査の結果待ちだ
今年の晩秋は
寒くなるのが早くて
天候やコロナ禍で
生活が急変しているから
お互いに心身の健康には
くれぐれも注意を怠らないように
と そう思う
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娘との電話中に
公園のレンガ縁石に座っていると
そのレンガの上を
アシナガバチがやってきて
そのうち私の手提げの袋に
はい登ってきた
私が 手を動かしても
ちょっと反応するくらいで
ただ黙々と目的なしに歩いていく
十一月も残りわずか
晩秋の空の下
やや冷たい風にあたりながら
その蜂は 餌も減り
体力も減り 仲間もいなくなり
誰にも看取られることなく
やがてこの世を去るのだろう
家内とのメールのやり取りで
「なんか寂しいね」とあったが
今 対岸の河川敷の石に座って
白川のせせらぎを聴きながら
私もなんだか寂しくなった
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今朝(11/25) の朝ドラで
橘の当主「金太」の
あくる朝の突然の死を
知らせるナレーションに
初めは
出征中の長男「算太」の
こととばかり思い込んでいた
ところが! 後で
ネット記事を見て
明朝亡くなったのが
お菓子盗みの少年を助けた父親の
金太の方だったのを知って
鈴木アナの涙の訳を改めて理解した
悲しくて 虚しくて 儚い‥
ちょうど親戚の私の同い年の
Kさんの急死を知ったばかりなので
両者の(片方はドラマだが)急死は
いつまでも私の脳裏に残るだろう
ps 2021.11.24 草稿
いつか早いうちに
福岡の娘婿さんを訪ね
哀悼の意を伝え
御仏壇のお参りなどを
させてもらおうと思う
(私らは 最初 葬儀への参列を考え
検診中の家内と今後のことを相談したが
娘婿の意向で 祖父のときと同じく
近親者だけの家族葬にするとのこと
まだコロナ禍でもあるし
相手方(家)の意向でもあるし
今回の参列はやめることにした
それで 25日の朝 弔電をNTTに頼んだ)