枯れてはいないのだ
冬の樹々 やコロナ禍の我ら
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( 画像は冬の樹々と枝々 1/25 )
今はまだ 1月下旬
真冬の中にある
そろそろ
三寒四温の趣もあれど
今朝からは
また冷えて来て
まだまだ真冬の様相
子どもの頃
2月も半ば頃から
三寒四温と言われて
もう少し
もうしばらくの辛抱だと
自分に言い聞かせて
真冬の寒さに耐えていた
あの頃は
今よりもずいぶん寒くて
しかも暖房設備も貧弱で
真冬はとても寒かった
霜焼け、アカギレに悩み
子どもたちは いつも
鼻水を垂らしていた
散歩で見上げる樹々の枝々は
落葉樹の木は みんな丸裸で
寒そうで でも きっと
中の方では樹液が流れていて
静かに ゆっくり
春への支度(したく)を
しているんだろうな
木の芽や蕾(つぼみ、bud )
ちょっと難しい漢字
でも
何で艸冠(くさかんむり)に
雷さんなんだろうか?
後で 白川静さんの漢字辞典で
調べてみよう
今日のお日様は
心なしか 柔らかくて暖かい
サワサワ ザワザワ流れる
川の音も丸みを帯びて
波もキラキラ‥
柔らかく吹いてくる風に
私は 春の予感がするのです
三密から逃れやすい田舎住まい
一昨年までなら
田舎住まいは
退屈で孤独でつまらないと
言う人もいたが 今はどうだろう
三密から逃れにくい都会住まいは
とにかく窮屈で大変そうだ
私は 毎日チャリンポをするが
人と話すことはほとんどなくて
人とすれ違うのも 距離があるし
多くて10 人いるかいないか位‥
今の私たちは
まるで 真冬の木の芽のようだ
やがて来るだろう春を待って
硬い殻を纏(まと)って
今日も明日もひたすら
じっと我慢をする
小さな芽、大きな芽
みんなしんどくて辛いけど
やって来ない明日はない
巡って来ない春はない
寒風の中で
きっとやって来る春を待つように
私たちもきっとやって来るだろう
コロナ禍の収束を待っていよう
手洗い、うがいを励行し
三密を避けて 待っていよう
ps 2021.1.25 草稿 1.28 追記
河岸の樹の枝で
鳥がしきりに鳴いている
「春はもうすぐだよ」
「もう少しで春ですよ」って
鳥たちは囁(ささや)いている
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