身体の分だけ～北風編

北風吹いて
霰（あられ）も降ってきて
体の分だけ
冷たい北風があたる

木に　草に　
ヒヨドリメジロ白い鳥
白鷺　野鳩などの烏たちに

そして
大きなビルやちっさなお家に

それから
お散歩で　氷雨が降る中
私や父さんにも
身体の分だけ
冷たい雨や北風が
容赦なく当たる


身体の分だけ
それ以上ではなく
それ以下でもなくて
北風　あられ　氷雨が
私たちの身体の分だけ当たる

PS　2006.12.28（H18） 草稿
　私は身体の分だけ　いろんなものを受け取って来た　でも　もしかして　身の丈以上のことを欲しがりはしなかっただろうか　自分のスケールを大きくもせで　要求だけ増やしはしなかっただろうか　あるいは　身体の分だけのことさえしなかったことはないだろうか