俳句〜秋編 兼題は下記
枯れ葉、秋の空、飛蝗、夜寒、零余子
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( 堤防で転がる枯れ葉 10/ 25 )
堤防にカラコロ響く枯れ葉かな
清風
※堤防には 枯れ葉が落ちている
それらが秋風に吹かれて
カラコロと転がってゆく
秋の空気は乾いていて
軽やかによく響いて聞こえる
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
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( 白川の上の筋雲 10/25 )
秋の空サンマの骨か雲描き
※北の空に 大きな魚の骨みたいな
大きく細長い雲だけが浮かんでいた
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
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( 野原のバッタ 10/12 )
パサバサとミチオシエかとバッタかな
※散歩で草むらを歩けば
バッタたちが驚いて
次々に先に後ろに飛び立っていく
ゴメンよ、バッタたちよ
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
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( 網戸の向こうのスミレ 10/27 )
保護猫のスミレ夜具入り夜寒かな
※秋も深まってゆく今年も
黒猫スミレは 母さんの布団に
潜り込んで来るのです
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
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( ムカゴ 10/25 )
葉は枯れて蔓とムカゴが風に揺れ
※先日いつも頼んでいる庭師さんに
今年も手入れを頼んだ
高齢のT さんは 今年の酷暑に
体調を崩して 秋の仕事となった
T さんは 自然薯(山芋)を見て
どうしましょうと尋ねたが
決定権は妻にあるので
迷っていたら そのままにして
帰られた(その後私は摘んだ)
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( 河原のススキと秋空 10/9 )
コロナ禍は世界の歪秋の空
※コロナ禍は 人類の行き過ぎた
この地球への過剰な開拓と介入と
富の偏在という世界の歪みを
指弾しているし かつ
人類の危機を警告もしている
行き過ぎた経済停滞は 正直
困るが 反面 空気や水が
以前より随分綺麗になってきた
ps 2020.10.28 草稿
今回のコロナ禍では
疫病の防止か 経済の回復か
高度な二輪のバランス感覚が
我々に要求されている
ヒトは
マグロやサメ(一部)みたいだなあ
と 改めてそう思った
ずっと動き続けていないと
ずっと何かを生産し続けていないと
生きていけないという
とても面倒な生き物だと‥
いっときもととどまってはおれない
という 実に不便な生き物ではあると
我が身も含めて
今更ながら認識した次第である
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